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Seagate BarraCuda 510 SSD M.2 512GBのレビュー

Seagate BarraCuda 510 SSD M.2 512GBのパッケージ SSD

Seagate BarraCuda 510 SSD M.2 512GBのレビューをします。

BarraCuda 510 SSDシリーズはデスクトップ・ノートPC・ウルトラブック向けのM.2 NVMe SSDで、容量のラインナップは256GBと512GBの2種類です。

プロゲーマー・クリエイター向けとしてはFireCuda 510 SSDシリーズ(1TB、2TB)が用意されています。

この2シリーズの大きな違いは書込速度でBarraCuda 510が最大2,180MB/sなのに対し、FireCuda 510では3,200MB/sとなっています。

最大読込は3,400MB/s(BarraCuda)と3,450MB/s(FireCuda)で50MB/sしか変わりません。

そのため、高速な書込速度が必要なのか、欲しい容量がいくらかの2点が選び方のポイントです。
ちなみに両シリーズとも保証期間は5年になります。

BarraCuda 510 SSDシリーズのスペック
容量512GB256GB
最大読込3,400MB/s3,100MB/s
最大書込2,180MB/s1,050MB/s
インターフェイスPCIe Gen3 x4,NVME 1.3
フォームファクターM.2 2280
NAND3D TLC
MTBF(平均故障間隔)180万時間
保証期間5年

メーカーページ

※この記事は製品をご提供いただき、執筆しています

Seagate BarraCuda 510 SSD M.2 512GBのレビュー

まずは開封の儀からスタートです。

Seagate BarraCuda 510 SSD M.2 512GBのパッケージ

Seagate BarraCuda 510 SSDのパッケージサイズは13.5 x 11 x 2.5cm。

描かれている生き物は龍なんでしょうか?
ナマズのようにも見えますが。

Seagate BarraCuda 510 SSD M.2 512GBのパッケージ裏側の開封部

パッケージ裏側の様子。
開封部はSEAGATEのホログラムシールが貼られています。

Seagate BarraCuda 510 SSD M.2 512GBをパッケージから引き出した様子

パッケージから引き出した様子。
紙の緩衝材に本体が収まり、下側に付属品が入っています。

Seagate BarraCuda 510 SSD M.2 512GBの製品内容(付属品)

製品内容(付属品)はSSD本体と静電防止袋、保証に関する冊子のみです。
ネジなどは付属しません。

Seagate BarraCuda 510 SSD M.2 512GB本体表側

SSD本体表側の様子。
Amazonで販売されているものの型番はZP512CM30041ですが、こちらはZP512CM30011でした。

Seagate BarraCuda 510 SSD M.2 512GB本体裏側

BarraCuda 510 SSDシリーズは片面実装なので、裏面にチップはありません。

Seagate BarraCuda 510 SSD M.2 512GBをWindows10で容量表示した様子

512GBをWindows10でフォーマットすると、476GBとして認識されます。

Seagate BarraCuda 510 SSD M.2 512GBのSMARTをCrystalDiskInfoで表示した様子

CrystalDiskInfoでSMARTを表示させた様子です。

ベンチマーク結果

この項目ではCrystalDiskMark、ATTO Disk Benchmark、AS SSD Benchmark、HD Tune Proを使ってベンチマークを行いました。

CDMは50MiB,1GiB,4GiB,16GiB,32GiBを使用しています。

Seagate BarraCuda 510 SSD M.2 512GBのベンチマーク結果(CrystalDiskMark 50MiB)

Seagate BarraCuda 510 SSD M.2 512GBのベンチマーク結果(CrystalDiskMark 1GiB)

Seagate BarraCuda 510 SSD M.2 512GBのベンチマーク結果(CrystalDiskMark 4GiB)

Seagate BarraCuda 510 SSD M.2 512GBのベンチマーク結果(CrystalDiskMark 16GiB)

Seagate BarraCuda 510 SSD M.2 512GBのベンチマーク結果(CrystalDiskMark 32GiB)

シーケンシャルは4GiBまで、ほぼ公称スペックどおりです
16GiBからは書込が遅くなりました。

4KiB Q1T1はNVMeのSSDとしては一般的な速さとなっています。

Seagate BarraCuda 510 SSD M.2 512GBのベンチマーク結果(ATTO Disk Benchmark)

Seagate BarraCuda 510 SSD M.2 512GBのベンチマーク結果(AS SSD Benchmark01)

Seagate BarraCuda 510 SSD M.2 512GBのベンチマーク結果(AS SSD Benchmark02)

ATTOとAS SSD BenchmarkがCDMよりも遅くなるのは、他社のSSDでも同じ傾向です。

Seagate BarraCuda 510 SSD M.2 512GBのベンチマーク結果(HD Tune Pro Read)

Seagate BarraCuda 510 SSD M.2 512GBのベンチマーク結果(HD Tune Pro Write)

HD Tune Proでは速度が出ず、バラつく結果となりました。

画像が残っておらず、うろ覚えですがADATA XPG SX8200 Proで計測した時も同様の症状が出ていたので、相性、もしくはHD Tune Proが古い(2017年8月から更新されていない)ことが原因かなと思います。

他のベンチマークでは速度が出ていますし、実際に使ってみても遅く感じるようなことはありません。

動作温度について

室温26.9℃(クーラーONの状態)の環境でアイドル時は43℃、ベンチマーク時は57℃となりました。
他のNVMe SSDに比べると、この温度はやや高めです。

スペックシートによれば動作温度は0~70℃なので問題はありませんが、冷房なしの部屋で真夏に使う場合は注意が必要でしょう。

気になる方はヒートシンク(Aquacomputer kryoM.2 evoAwesome AWD-MCS01など)の装着を検討してください。

まとめ

Seagate BarraCuda 510 SSDのポイントは下記の4つ。

  1. ほぼスペックどおりの速度が出る(読込3,400MB/s、書込2,180MB/s)
  2. 5年保証+オプションでRescueプランも追加可能
  3. 動作温度はやや高い
  4. 価格がこなれていない

Rescueプランは故障時にデータをリカバリーしてくれるサービスとなります。
こういったサービスを提供できるのは、さすが大手HDDメーカーだなという感じです。

動作温度がやや高いものの、速度もほぼスペックどおりに出ていますし、あとは価格がこなれるかどうかですね。

現状の価格だとBarraCuda 510 SSDより速くて安い他社製品が買えてしまうので、今後の値下がりに期待したいと思います。

2019/08/18追記
記事を書いた後に確認したところ、かなり値下がりしていました。
だいぶコスパが良くなったので選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?

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