Aquacomputer kryoM.2 evoのレビューをします。
同製品はPCIeカードに変換するタイプのM.2 SSDヒートシンクで、よく冷えることが特徴です。
読み方はクライオなのかな?
Aquacomputer kryoM.2 evoのレビュー
Aquacomputer kryoM.2 evoのパッケージサイズは16x14x6cmです。
製品内容はカード本体と取扱説明書(英語・ドイツ語)のみ。
カードは組み立てられた状態で入っています。
熱伝導シートはカード内に2枚入っており、両方とも1mm厚です。
カード本体の様子。
カード本体裏面の様子。
4か所のネジはプラスですが、少し径が小さいのでそれに合わせたドライバーが必要になります。
カード本体裏面の下部にはLEDスイッチがあります。
モードはSSD,ON,OFFの3種類です。
カード本体の重さは184gでした。
※SSDの重さは含みません
取り付け方
1.裏面のネジを取り外してください。
2.カード側のヒートシンクに熱伝導シートを貼ります。
※画像ではシールをはがしていませんが、実際にははがして取り付けてください
3.SSDを取り付けて、ネジで固定します。
4.もう一枚の熱伝導シートをSSDに貼り付けます。
5.位置を合わせて、表側のヒートシンクを載せます。
6.裏面のネジを4つ締めれば、組み立ては完了です。
あとはマザーボードのPCIeスロットに挿し、固定するだけです。
温度計測結果
室温18.5℃、温度計測はCrystalDiskInfo読みです。
ベンチマークソフトはHD Tune PROのReadテストを使用しました。
この条件でヒートシンク無しの状態と有りの状態を比較しています。
ヒートシンク無し | ヒートシンク有り | 温度差 | |
---|---|---|---|
アイドル時 | 33℃ | 25℃ | -8℃ |
ベンチマーク時 | 60℃ | 32℃ | -28℃ |
長所
- よく冷える
- アイドル時で-8℃、ベンチマーク時で-28℃とかなり優秀です。
スポットクーラーが無くても十分に冷えます。 - 組み立てが簡単
- プラスドライバー1本で組み立て可能です。
数分あれば取り付けることができます。
短所
- LEDを全消灯できない
- LEDスイッチをOFFにしても、完全に消灯することができず、アクセスランプ部分が光ります。
後日動画を上げるので、詳しくはそちらでご確認ください。 - やや高い
- 購入時の価格は4,360円とややお高いです。
思ったこととか
LEDをピカピカさせるのが好きではないので、全消灯できないのはなんだかなといった感じです。
もしわたしと同じであれば、1つ前のモデル(Aquacomputer kryoM.2)を選ぶと良いでしょう。
そちらはevoより冷却性能が少し落ちるものの、LEDは付いていません。