普段サイクリング用としてクロスバイク Giant Escape R3(2015)に乗っているのですが、先日から動きがおかしくなりました。
具体的に言うと、車体から降りて手で押した時に引っかかる感じがある状態です。
気になってホイール周りをよく見たところ、スポークの接合部が1か所外れて(折れて)いました。
このまま乗るのは危険なので、交換することにした次第です。

Giant Escape R3にオススメのホイール
Escape R3はリアエンド幅(OLD)が130mmなので、一般的なロードバイクと同じホイールが使用可能です。
(リアエンド幅が違うものやディスクブレーキ向けホイールは非対応)
車体価格から考えると、シマノ WH-R501やWH-RS100が買いやすいかと思います。
この2製品はロードバイクをやっている人から鉄下駄(重いという意味)と呼ばれていますが、Escape R3の純正ホイールと比べると軽いので一応アップグレードという形です。

Escape R3はNew 2021モデルでも24速(8×3)なので、どちらも使用できます。
価格も重量も大きく変わらないため、好きな方を選んでOKです。
ただし、将来ロードバイクに乗る(買う)予定があるならWH-RS100を選びましょう。
(最近のロードバイクは11速まで対応しているため)
予算が潤沢でホイール交換の効果を体感したい方にはcampagnolo ZONDA C17がオススメになります。
こちらは11速対応で合計1,540gとだいぶ軽くなっており、ロードバイク乗りの定番です。
ただEscape R3本体と同価格程度か、それより高いホイールなので現実的ではないかもしれません。
Escape R3のギア構成(年度別)
年度(モデル) | ギア構成 | タイヤ |
---|---|---|
2015 | 24速(8×3) | 700x28C |
2016 | 24速(8×3) | 700x28C |
2017 | 24速(8×3) | 700x28C |
2018 | 24速(8×3) | 700x28C |
2019 | 24速(8×3) | 700x28C |
2020 | 24速(8×3) | 700x30C |
2021 | 24速(8×3) | 700x30C |
2022 | 24速(8×3) | 700x30C |
2023 | 24速(8×3) | 700x30C |

ただし、2020年モデルからタイヤが700x30Cに変更されているので、ホイール交換を機にタイヤも交換しようとしている方はご注意ください。
上記表の年度の部分をリンクにしてあります。
正確なスペックは公式サイトでご確認ください。
ホイール交換に必要な工具など
Escape R3のホイール交換に最低限必要なものは下記の4つです。
- スプロケットの取り外し・取り付け用の工具 2種類
- タイヤレバー
- 空気入れ

のちのち自分でメンテナンスをできるようになりたいということであれば、ツールボックスの方をオススメします。
前輪だけ交換する場合はタイヤレバーと空気入れだけで問題ありません。
スプロケット用工具は不要です。


わたしは携帯用の仏式空気入れ(TOPEAK製のゲージ付き)を普段使いと共用にしていますが、フロアポンプ型の方が少ない力で空気を入れられます。
Giant Escape R3のホイールを交換する方法(手順)
1.ギアを一番重い状態にしておきましょう。
※3×8段なら24段になった状態
2.後輪側のブレーキを開放します。
3.クイックリリースを緩めて、タイヤ+ホイールを外します。
4.工具2種を取り付けて、スプロケットを外します。
この状態から、両方の工具を下方向に動かすと緩みます。
ただ、手だけの力で回すのは難しいので、自分の体-ホイール-工具という状態にして、体重をかけると外しやすいです。
それでもスプロケットが外れない場合は、工具同士をもっと近づけます。
画像ではほぼ直線になっていますが、V字に見えるようにすると、力が伝わりやすいです。
5.スプロケットが汚いので、掃除をします。
掃除にはパーツクリーナーがあると便利です。
6.スプロケットがキレイになったので、次の手順に進みます
7.古いホイールの方の空気を抜き、タイヤレバーを付け、タイヤとチューブを取り外しておきます。
8.新しいホイールに付属しているスペーサーを確認します。
わたしが買ったWH-RS010(2020年7月現在は終売)では、8~10Sのスプロケットと合わせて使う場合に必要です。
9.切り欠きを合わせて、新しいホイールにスペーサーを取り付けます。
スペーサーの向きは、ホイール側が平ら、スプロケット側は凹凸がある方となります
10.ゴミや水の侵入防止のためにグリスアップをします。
※純正ホイールにはたっぷりグリスが塗られていたのでそれにならいました
11.スプロケットのフタをして、工具で締めます。(時計回り)
フタ部分に40Nと記載がありましたが、我が家にはトルクを計測できる工具がないので、無理のない程度の力で回らなくなるまでとしました。
きちんとしたい方はトルクレンチを使用しましょう。
12.ホイールにチューブとタイヤ(向きに注意)をはめて、車体に取り付けたら、オイルを塗布して変速を試しましょう。
問題がなければ、後輪側の交換作業は終了です。
ちなみにWH-RS010付属のクイックリリース(後輪用)は、フレームに干渉する為、使用できませんでした。
13.残るは前輪の交換作業ですが、こちらはタイヤとチューブを交換するだけなので、簡単かと思います。
※ホイール前輪の向きについては、後輪サイドのシールの向きと合わせました
さいごに

時間をかけて作業をしたかいはあったと思います。
3年近く使っても故障がなく、今も快適です。
ホイールが軽くなるとどれだけ漕ぎ出しが軽くなるかを知りたいので、次はcampagnolo ZONDA C17を買いたいと考えています。