ワイヤレスゲーミングヘッドセット HyperX Cloud Flight Sのレビューをします。
記事内ではバッテリー持ちテストや充電機器の案内、音質や装着感などを紹介していきます。
※HyperXはキングストンのゲーミングブランドです
接続 | ワイヤレス(最大20m) |
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ドライバー | ネオジム磁石、ダイナミック50mm径 |
タイプ | サーカムオーラル、密閉型 |
ヘッドホン周波数特性 | 10~20,000Hz |
音圧レベル | 99.5dBSPL/mW (1kHz時) |
バッテリー駆動時間 | 30時間 |
マイク周波数特性 | 50~18,000Hz |
マイク極性パターン | 双指向性、ノイズキャンセリング |
マイク感度 | -40.5dBV |
対応機器 | PC,PS4 |
本体重量 | 310g(マイク込みで320g) |
充電方式 | ワイヤレス(Qi)、有線(USB) |
保証 | 2年間 |
HyperX Cloud Flight Sの外観と付属品
HyperX Cloud Flight Sのパッケージサイズは21.5 x 22.8 x 11.8cm。
新品を購入したのですが箱が汚かったです。
amazonのレビューでは仕様っぽいと書いてる方もいます。
汚れは水に濡れて乾いたみたいな跡なので、わたしは管理の問題なのかなと思いました。
パッケージ裏には多言語で特徴が書かれており、ワイヤレス充電している画像も記載されています。
パッケージ底面に貼られているシールを剥がしてスライドさせると、赤い内箱が現れます。
製品内容(付属品)は下記。
- ヘッドセット本体
- マイク
- ワイヤレスレシーバー(受信機)
- クイックスタートガイド
- HyperX製品が印刷された紙
- USBケーブル(USB-A to micro USB)
- バッテリーに関する注意書き
ヘッドセット本体の様子。
本体左側面はワイヤレス充電する時の接触面になっています。
上下左右のくぼみはボタンで、管理ソフトで特定の操作(音量調整や曲送り・戻しなど)を割り当てることが可能です。
本体左側底面の様子。
上からLEDランプ(電源オン・オフやバッテリー残量表示)、電源ボタン、サラウンド切り替えボタン、micro USB端子、マイク端子となっています。
本体右側面の様子。
こちらには何もありません。
※白いものはホコリなので気にしないでください
本体右側底面には音量調整用ノブがあります。
イヤーパッド上の接合部をひねると角度を変更可能です。
この機能は休憩中に首にかけたりする時に使います。
イヤーパッド内側の様子。
内径は4.2 x 6.5cmなので、耳がすっぽり収まります。
上部内側に少しオレンジっぽいところが見えますが、ここには切り込みが入っています。
この切り込みは四隅にあり、左右のイヤーパッドにもあるので仕様です。
※最初は不良品かと思いました
本体頭頂部にはHYPERXのロゴがあります。
イヤーバンド調整部分は金属製です。
目盛りなどはありません。
イヤーバンド内側の様子。
調整は段々になっているところで行います。
左右の長さを同じにしたい場合は段々を数えると良いでしょう。
頭頂部クッションはかなり柔らかめです。
ヘッドセットにマイクを取り付けた様子。
マイクのケーブルは曲げて調整することができます。
ワイヤレスレシーバーとUSBメモリを並べた様子。
今回は少し小さめのUSBメモリを用意したので大きく見えますが、一般的なものと比べるとほぼ同じサイズです。
Cloud Flight Sをワイヤレス充電している様子。
充電中はLEDランプが付きます。
ワイヤレス充電している状態を横から見た様子。
バランスは良いので、手が当たったりしなければ倒れることはありません。
画像では縮めた状態ですが、イヤーバンドは伸ばしたままでも大丈夫です。
本体の重さをキッチンスケールで計測した様子。
公称310gなので誤差の範囲でしょう。
HyperX Cloud Flight Sの設定
ダウンロードとインストールはMicrosoft Storeで行う形です。
このソフトではサイドトーンや7.1chサラウンドの切り替えやゲームとチャットの音声バランスなどを調整できます。
本体左側面にあるボタンの機能割り当ても可能です。
現状、HyperX NGENUITYはベータ版なので、機能は少なめになっています。
タスクトレイアイコンとして常駐できないのは、正直言って邪魔です。
※タスクバーに常駐は可能
HyperX Cloud Flight Sのバッテリー持ち
Cloud Flight Sのバッテリーがどのくらい持つのかを確かめるために、テストを行いました。
テスト条件は下記。
- 満充電(100%)から電池切れ(0%)になるまでの時間を計測
- テスト中は常に音楽を流すか、ゲームをしている状態
- バッテリー残量はHyperX NGENUITYで確認
- テスト期間は2020年7月17日の11時30分から
日付 | 時刻 | バッテリー残量 |
---|---|---|
7月17日 | 11時30分 | 100% |
7月18日 | 11時30分 | 30% |
7月18日 | 15時00分 | 20% |
7月18日 | 17時00分 | 14% |
7月18日 | 18時30分 | 10% |
7月18日 | 20時30分 | 0% |
公称スペックは30時間なので、かなり上出来です。
一定時間音が鳴らないと自動的にスリープモードに入る為、実際の使用時間はもっと伸びるかと思います。
HyperX Cloud Flight Sのワイヤレス充電
実用の範囲内です。
Qi規格対応なのでスマホ向けのワイヤレス充電器も問題なく使用できます。
ヘッドセットのみ充電するならAnker PowerWave 10 Pad (改善版)、スマホとヘッドセットを2台同時に充電したいならメーカー純正のHyperX ChargePlay Baseがオススメです。
HyperX Cloud Flight Sの音質
ゲームプレイ時の方向(足音や銃声)は分かりやすくなっています。
7.1chに切り替えると音場が広がり、方向がより分かりやすくなりますが、ガッツリ音質が落ちるのでFPS・TPSゲーム専用な感じです。
他ジャンルのゲームをする時はステレオ(2ch)をオススメします。
はっきり言って、音楽鑑賞には向いていません。
もちろん再生はできますが、ボーカルがいまいちな感じになります。
マイク音質は普通か、やや悪いぐらいです。
十分聞き取れるレベルですが、わたしの環境だとうっすらノイズがのります。
HyperX Cloud Flight Sの装着感
耳や頭頂部が痛くなることもありません。
素材がメッシュではなく、レザー調なので真夏は蒸れる可能性があります。
側圧はGSP370と比べるとキツめです。
本体が310gなのでそう設定しているのかなと思います。
※わたしと同じで、頭が大きめの人は注意しましょう。
HyperX Cloud Flight Sの遅延とノイズ
ワイヤレスヘッドセットとしては問題ないレベルだと思います。
プチっとノイズが乗ることはありませんが、ホワイトノイズ(サーという音)は常に鳴っています。
※PCや他のワイヤレス機器との相性?
ホワイトノイズは小さめの音なのでゲーム中や音楽再生中は全く気になりません。
ただ、ゲーム終了直後に音が止まった時はやや耳障りです。
HyperX Cloud Flight Sのレビューまとめ
個人的にはワイヤレス充電(Qi)に対応している点が特に好ましく感じます。
ワイヤレス充電は一度使うとケーブル充電には戻れないと感じるレベルで便利なので、それを目当てに買うのも全然ありです。