
同製品は充電スタンド(充電台)付きのワイヤレスゲーミングヘッドセットで、洗練されたスカンジナビアデザインが特徴です。
本体を置くだけで充電開始、取り外すとすぐに使える状態になるので、面倒くさがりさんに刺さるかと思います。
カラーは2色展開で、型番FD-HS-SCA1-01はブラック(Dark)、FD-HS-SCA1-02はホワイト(Light)です。
| バッテリー寿命 | 40時間以上(RGBオフ時)、 24時間以上(RGBオン時) |
|---|---|
| 周波数特性 | 20~20,000Hz |
| 重さ | 338g(マイクを除くと314g) |
| 音声接続モード | 2.4GHz ワイヤレス接続(USB-A ドングル経由)、 Bluetooth 5.3、 USB-C to USB-Aケーブルによる有線接続 |
| 対応機器 | PC,Mac,Playstation 4/5, Nintendo Switch,iOS/Android |
| 保証 | 2年間 |
Fractal Design Scapeの外観と付属品
パッケージは縦長でシンプルなデザインです。
下側のシールにはシリアルナンバーや注意書きなどがあります。
デザインはスウェーデン、製造は中国。
パッケージを覆っていたフィルムには、技適の番号とアスク(国内代理店)のシールが貼られています。
保証の際に代理店シールが必要か分からないので、私は一応切り取って保存しました。
パッケージを横向きにした様子。
百科事典のように引き出す形です。
内部パッケージの様子。
左側にある黒い部分を引っ張って開いてください。
パッケージに本体や付属品が収まっている様子。
乾燥剤(シリカゲル)が2つ入っていました。
付属品等は下記。
- Fractal Design Scape本体
- 充電スタンド
- マイク
- USBケーブル(Type-A to Type-C)
- ユーザーガイド(日本語を含む多言語対応)
本体背面の様子。
分類上はホワイトとされていますが、筐体の色はグレー味が入った白です。
イヤーパッドと頭頂部のクッションはグレー色になっています。
ヘッドセット本体左後ろにはコントロールクラウン(銀色のノブ)、ミュートボタン、ペアリングモードの切り替えが配置されています。
※コントロールクラウンはマルチファンクションキーのようなもので、音量変更や音楽の操作(再生・一時停止、次の曲、前の曲)を行うことが可能です
ペアリングモード切り替えの下には電源ボタン、マイクを挿す場所があります。
※着脱式マイク(単一指向性)を挿していない場合でも、本体内蔵マイク(全指向性)を利用可能
ヘッドセットの右後ろにはLEDライトのオン・オフボタン、イコライザーの切り替えボタン、選択されているイコライザーを表すインジケーターがあります。
※LEDはボタン等がある筐体部分とイヤーパッドの隙間の下半分弱に配置されていて、管理ソフトで消灯も可能です(使用開始時のLED点灯は消灯不可)
インジケーターの下はUSB Type-C端子です。
有線接続する際やファームウェアアップデート時に使用します。
本体前面の様子。
キッチンスケール読みでマイク無し重量は314g、マイク有りで338gでした。
この数値は公称通りです。
本体の左右側面にはロゴが配置されていますが、これらは光りません。
バンドの長さ調整部分は金属製なので耐久性を期待できます。
質感も良いです。
イヤーパッド内側は約4.5 x 約6.7cm(横 x 縦)。
私の場合、耳の上側は収まりますが耳たぶはイヤーパッドに挟まれる感じです。
本体にマイクを接続した様子。
画像の様に跳ね上げた状態だと自動的にミュートされます。
※いわゆるフリップミュート
マイクをヘッドセットの正面側に配置した様子。
ある程度曲げられる素材が使われています。
充電スタンド本体の様子。
充電スタンドにヘッドセットを載せた様子。
マイクを付けた状態でも問題ありません。
ヘッドセットの側面とスタンドのクッション部分の位置が合うことで充電が行われます。
マグネットで自動的に位置が合うようになっているので、厳密な位置調整は必要ありません。
基本的に置くだけでOKです。
充電スタンド底面の様子。
Wireless Chagerとの記載があるので、Qi(チー)みたいな技術が使われているみたいです。
※ちなみにスマホを置いても充電はされません
左側にあるUSBメモリっぽいものがレシーバー(受信機)で取り外し可能。
レシーバーをパソコンに直接挿して、スダンドは充電専用といった使い方もできます。
充電スタンド裏面にUSBケーブルを接続した様子。
USBケーブルは前側(マイクがある側)と右側に出すことができます。
私の場合、ケーブルを前側に出して机の後ろ(壁側)に通しました。
理由はスタンドからヘッドセットを取り外した向きのままで自分の頭に装着できるからです。
スタンドにヘッドセットを載せた様子(横向き)。
環境やスペースによってはこの向きの方が使いやすいかもしれません。
初期設定について

付属の受信機(ドングル)を使用している場合は24bit/96kHz(LC3plusコーデック対応)で接続できるので、Windowsのサウンド設定を確認・変更しましょう。
※タスクトレイ(画面右下)のスピーカーマークの上で右クリック>サウンドの設定>ヘッドセット イヤフォン Fractal Scape Dongle>形式を2個のチャネル、24ビット、96000Hz(スタジオの音質)に
音量設定は好みが分かれる所だと思いますが、私はWindows側で10にしても大きく感じます。
初期設定時にヘッドセットを装着していると、大きすぎる音を聴いてしまう可能性があるのでご注意ください。
管理ソフトはWEBブラウザベースです。
URLはhttps://adjust.fractal-design.com/。
フルで機能を使用するにはChrome系ブラウザで開く必要があります。
※Firefoxは不可。
ファームウェアアップデートを行う場合は画面の指示に従って進めてください。
※PCとヘッドセットをUSBケーブルで接続する必要あり
注意:底面のフィルムは必ず剥がそう

保護フィルムをそのままで使用した場合、ヘッドセットを外す時にマグネットの力で充電台ごと持ち上がり、机にぶつかって(落ちて)大きめの音が発生するのでお忘れなく。
両面テープ程ではありませんが、滑り止めは少し吸着するので、接続作業が終わって置き場所を決めたら、何回か上から押さえつけるのがオススメです。
音質と遅延について

ホワイトノイズもほとんど感じません。
カジュアルにゲームや映画、音楽を楽しむだけなら、デフォルトのイコライザー設定やプリセットを変更するだけでも良いですが、競技としてFPSゲーム等をやりたい方は好みに合わせて手動で調整を行う必要があるでしょう。
プリセットは現時点では3つ(Balance,Clarity,Depth)しかないので、今後FPS向けとかMovie向けとかが追加されてくれると、より調整しやすいかなと思います。
私はボイスチャットやDiscord等をあまり使わないので評価に自信がありませんが、Windowsのサウンドレコーダーで録音を試した所、取り外し可能なマイク、内蔵マイク共に問題はありませんでした。
どちらのマイクもノイズはほとんど感じません。
※管理ソフトでマイクノイズキャンセリング(MNC)を有効にした状態
取り外し可能なマイクの方は位置を調整することが出来るので、自然な音量で話せる感じです。
跳ね上げでミュート、下げると解除。
下げた状態でミュートが有効な場合は、マイク穴部分が赤く光って確認可能。
内蔵マイクの方は音が少し小さくなる傾向にあるので、管理ソフト等で調整するか、声を張るかする必要があります。
遅延にシビアなゲームだと別かもしれませんが、超低遅延ワイヤレス接続を謳うだけあって、私が試したゲームでは遅延らしい遅延を感じることはありませんでした。
動作(接続)は非常に安定していて、一瞬途切れたりするようなこともありません。
これは受信機を充電スタンドに挿して、ヘッドセットとの間に障害物が無い状態を保てるのが大きいかもしれません。
装着感や遮音性について

頭が小さい人の場合、緩く感じるかもしれません。
イヤーパッドと頭頂部クッションは布製で、ほど良いクッション性があるので、長時間使用しても痛くなりにくいです。
合皮製のイヤーパッドに比べて通気性が良く、蒸れにくいのもメリットと言えるでしょう。
一点気になったのはバンド調整部分を保持する力が弱いこと。(この個体の問題?)
使用したり、充電したりするうちに自分で調整した長さが変わってしまうことが多いです。
目盛りやラッチが無く、割と頻繁に調整することになるのは次のモデルがもしある(出る)なら改善して欲しいなと思います。
密閉式のヘッドセットとしては遮音性はほどほど。
フル稼働しているパソコンの動作音はあまり気になりませんが、部屋のドアをノックする音やインターフォンの音は聞こえる感じです。
開放型では無いので、音漏れは割と少ない方かと思います。
バッテリーについて

使わない時にスタンドに置くと充電されるので、普通に使用していればバッテリー切れになるケースは少ないかと思います。
個人的に気になったのは電源オン後に無音(使っていない)状態が数十分程度(1時間?)続くと、自動的に電源が切れること。
電源ボタン長押し、もしくはスタンドに一度置いてから持ち上げれば復帰できるのですが正直面倒です。
バッテリー持ちの観点から言えば良いことなのでしょうが、出来れば選べるようにしてもらいたい。
私のような面倒くさがりは自動電源オフを無しにしたいですし、持ちを重視する人はもっと短い時間に設定できたら便利でしょう。
ただ、残念ながら2025年9月中旬時点では、管理ソフトにそういった設定項目はありません。
管理ソフトについて

URLはhttps://adjust.fractal-design.com/。
全ての機能を使う為にChrome系ブラウザでブックマークしておきましょう。
管理ソフトで出来る主な事はバッテリー残量の確認、ファームウェアアップデート、リセット(工場出荷時設定)、LED照明の調整やオフ、イコライザーの設定や保存です。
WEBブラウザ版が嫌な方はオフライン版をダウンロードしてください。
※Adjust Proをブラウザ開く>設定>オフライン版をダウンロード>ダウンロードボタンをクリック。
レビューまとめ

音質も好きですが、個人的に刺さったのはゲーミングヘッドセットとしては落ち着いたデザイン、充電の楽さの2つです。
特に後者は刺さりまくりと言ってよいレベルかもしれません。
私はワイヤレスヘッドセットのケーブルレスの楽さは好きなのですが、充電ケーブルの抜き差し、充電後に再度電源を入れる手間等が嫌いでした。
が、Scapeの充電はスタンドに乗せるだけ、持ち上げればそのまますぐに使用できます。
ケーブルの抜き差しは発生しませんし、電源ボタンの操作も必要ありません。
私のような面倒くさがりにとってScapeは扱いやすさが最高です。
充電スタンドのあるヘッドセットだとASTRO A50やASTRO A50 Xがありますが、似たような操作感なのでしょうかね?
いずれにせよ、充電スタンドがあるゲーミングヘッドセットの選択肢はまだまだ少ないので、これから同様の製品がもっと増えてくれると嬉しいです。
ASTRO製品はお高い(A50やA50Xは5万円弱)ですし、2万円台後半まで価格が下がってきているScapeは結構狙い目だと感じました。

















































































