ワイヤレスゲーミングヘッドセット ゼンハイザー EPOS GSP370のレビューをします。
※ゼンハイザーはドイツの音響機器メーカーで、EPOS(読み方:イーポス)はそのゲーミングブランドです

この記事では実際のバッテリー駆動時間を計測し、音質や装着感などを紹介していくので、ぜひ最後までご覧ください。
接続 | 低遅延ワイヤレス(USBドングル) |
---|---|
型式 | ダイナミック、密閉型 |
イヤーカップ | アラウンドイヤー |
ヘッドホン周波数特性 | 20~20,000Hz |
音圧レベル | 117db |
バッテリー駆動時間 | 100時間 |
マイク周波数特性 | 100~6,300Hz |
マイク指向性 | 単一指向性 |
マイク感度 | -41dBV/Pa |
対応機器 | PC,MacOSX,PS4 |
本体重量 | 285g |
保証 | 2年間(各国共通) |
ゼンハイザー EPOS GSP370の外観と付属品
ゼンハイザー EPOS GSP370のパッケージサイズは224 x 240 x 101mm。
左下にはローレイテンシー(低遅延)であること、100時間バッテリーが持つことが小さく記載されています。
パッケージを開封すると樹脂製の内箱が現れます。
四隅のへこみ部分で固定されているので、開ける時は手前から順番に外していきましょう。
内箱を開封した様子。
一番上に取説類、次にヘッドセット本体、中央にUSBドングルとケーブルが収まっています。
付属品は下記。
- GSP370本体
- 取扱説明書と注意書き
- USB接続のBTドングル
- USB充電ケーブル(1.5m)
USBドングルは一般的なUSBメモリよりも小さなサイズです。
充電ケーブルはUSB Type-A(PC側)とmicro USB(ヘッドセット側)になっています。
GSP370を前から見た様子。
本体底面側の様子。
左耳側(マイクがある方)にはLEDインジケーター、micro USB端子、電源スイッチがあります。
電源スイッチはかなり小さいので、やや扱いにくいです。
ヘッドセットを装着した状態で電源スイッチを前側に動かすと電源がオンになり、後ろ側に戻すとオフになります。
イヤーパッドの内側は横3.7cm x 縦6.5cmです。
耳をすっぽりと収めるには少し狭いかもしれません。
マイク内側の様子。
外側にも穴が開いています。
マイクは立てた状態(ヘッドセット側に付いた状態)だと、自動的にオフ(ミュート)です。
マイクを少し下げた様子。
マイクを最大限下げた様子。
調整範囲は広いので、位置が合わないということは無いでしょう。
最初はマイクがややそと側に向いていますが、中央の黒い部分は曲がるので問題ありません。
マイクを内側に曲げた様子。
※ここまで極端に曲げる必要はありません
ご自身の顔に沿うように調節してください。
バンドの長さは目盛りで調整できます。
左右の長さを合わせる時に数えるのは面倒なので、2~3か所ぐらい数字を印字して欲しかったです。
ヘッドセット右側面にあるダイヤルでは音量の大小を調整できます。
ゲームによって音量が極端に変わる場合があるので、サッと調整できるのは便利です。
ヘッドセット頭頂部のクッションは厚くはありませんが、本体が軽いので長時間のゲームプレイもOKです。
GSP370の本体重量をキッチンスケールで計測した様子。
公称スペックは285gなので、ほぼ誤差の範囲です。
ゼンハイザー EPOS GSP370の設定

このソフトではサラウンド(2.0 or 7.1ch)の変更や反響音の調整、マイクの音声強化機能の使用、ファームウェアのアップデートを行うことが可能です。
ゼンハイザー EPOS GSP370のバッテリー持ち
GSP370のバッテリーが本当に100時間持つのかを確かめるために計測テストを行いました。
テスト条件は下記。
- 満充電(100%)から電池切れ(0%)になるまでの時間を計測
- テスト中は常に音楽を流すか、ゲームをしている状態
- バッテリー残量はEPOS Gaming Suiteで確認
- テスト期間は2020年7月7日の8時30分から
下記は一日ごとのバッテリー残量を表にしたものです。
日付 | 時刻 | バッテリー残量 |
---|---|---|
7月7日 | 8時30分 | 100% |
7月8日 | 8時30分 | 83% |
7月9日 | 8時30分 | 68% |
7月10日 | 8時30分 | 50% |
7月11日 | 8時30分 | 38% |
7月12日 | 8時30分 | 1% |

感覚的にはゲームプレイよりも音楽を流しっぱなしの状態の方が電池を消耗する感じです。
充電しながら使うこともできますが、ケーブルは長くないので使いにくいと思います。
寝る前に充電しておけば、朝には満充電になるので、適当なタイミングで充電を行いましょう。
ゼンハイザー EPOS GSP370の音質

ライトユーザーなら音楽鑑賞も問題ありません。
ゲーム時も同様で音質が向上しました。
敵の足音や銃声なども聞き取りやすいです。
FPSゲームをやりこんでいる方はEPOS Gaming Suiteで反響音を調整すると成績が上がるかもしれません。
マイクの音質は特別良いというほどではなく、わりと普通です。
ゼンハイザー EPOS GSP370の装着感

頭頂部はメッシュ、イヤーパッドも合皮ではないので、蒸れにくくなっています。
長時間音楽を聞いたり、ゲームをプレイしても頭頂部や耳が痛くなることもありません。
側圧(締め付け)は少しキツく感じます。
頭が小さい人は気にならない程度でしょうが、わたしと同様に頭が大きめの人は一応注意しておいてください。
ゼンハイザー EPOS GSP370の遅延

音楽再生時は1秒未満の遅延がたまに発生、ゲーム時は5秒程度の遅延(急にボリュームが小さくなる)が1時間に5~6回発生しました。
わたしが買った個体がたまたまハズレ(初期不良)だった可能性もありますが、とても残念に感じます。
ちなみに同じ部屋で使っていたワイヤレス機器は、ゲーミングマウス(G903h)とワイヤレス充電対応マウスパッド(G-PMP-001)、Wi-Fiルーター(Archer C80)です。
ゼンハイザー EPOS GSP370のレビューまとめ

高音質で装着感も良いため、メインのヘッドセットにしたかったです。
ただ我が家では安定しなかったので、残念ながら諦めました。