三連ファン仕様のビデオカード ZOTAC GeForce RTX 2070 SUPER AMP Extremeのレビューをします。
注目のポイントは3つ。
- ファンが静か
- 温度も低め
- サイズ(長さ)は要確認
GPU | NVIDIA RTX 2070 SUPER |
---|---|
ブーストクロック | 1830 MHz |
メモリ容量(バス幅) | GDDR6 8GB(256bit) |
補助電源 | 8pin + 6pin |
サイズ | 308mm x 113mm x 57mm |
スロット占有数 | 2.5スロット |
出力端子 | HDMI 2.0 x1,DisplayPort x3 |
保証 | 1年 |
型番 | ZT-T20710B-10P VD7001(アスクコード) |
ZOTAC GeForce RTX 2070 SUPER AMP Extremeのレビュー
ZOTAC GeForce RTX 2070 SUPER AMP Extremeのパッケージサイズは42.5 x 29.5 x 10cm。
一般的なビデオカードのパッケージに比べるとかなり大きめです。
パッケージ裏面には最低必須要件やスペックが記載されています。
真ん中に貼り付けられているハガキは保証書です。
パッケージを開封した様子。
外側のプラスチックをスライドさせると中央の絵のファンが回転してるように見えるギミックが付いています。
内箱を開封すると中央に四角い封筒が収まっています。
封筒の中身はZOTACロゴシールと製品案内、クイックインストールガイドです。
ドライバーディスクは付属しておらず、NVIDIA公式サイトからダウンロードするように案内する紙があります。
内箱にビデオカード本体と付属品が収まっている様子。
製品内容(付属品)は3つ。
- ビデオカード本体
- PCIe 6pin x2 to PCIe 8pin変換ケーブル
- ペリフェラル4pin x2 to PCIe 6pin変換ケーブル
ビデオカード本体の様子。
ファンの中央にはロゴがあり、カッコいいです。
ビデオカード本体を下から見た様子。
PCIe端子には保護カバーが付いています。
ビデオカード末端側の様子。
クーラーのデザインはロゴを彷彿とさせます。
本体上側の様子。
中央のZOTAC GAMINGの部分は点灯します。
色や点灯パターンの変更、消灯はFIRESTORM(管理ソフト)をインストール&起動>右上のSPECTRAから設定可能です。
バックプレート側の様子。
GPU裏は四角く切り取られています。
補助電源部分は空いているので、ケーブルが挿しやすいです。
本体端子側の様子。
端子はキャップ有りタイプになっています。
スロット占有は2.5スロットなので、ご自分の環境を確認してください。
本体端子側ブラケット上の様子。
大幅ではありませんが、ブラケットより高さがあるクーラーになっています。
ベンチマーク結果
ZOTAC GeForce RTX 2070 SUPER AMP Extremeを使って、3DMARKのベンチマークテストを行いました。
比較対象は以前計測したMSI Radeon RX 5700 XT EVOKE OCとGIGABYTE GV-N2070WF3-8GC、EVGA GeForce RTX 2080 SUPER XC ULTRAの3製品です。
5700 XT | 2070 | 2070 SUPER AE | 2080 SUPER | |
FireStrike | 27,630 | 21,767 | 26,378 | 28,824 |
FireStrike Extreme | 13,334 | 10,079 | 12,695 | 13,968 |
FireStrike Ultra | 6,774 | 4,967 | 6,140 | 6,869 |
TimeSpy | 9,498 | 8,673 | 10,516 | 11,165 |
TimeSpy Extreme | 4,283 | 4,052 | 4,854 | 5,328 |
FireStrike(DirectX 11)では5700 XTのコスパの良さが光ります。
その一方でTimeSpy(DirectX 12)になると2070 SUPER AMP Extremeが優秀です。
2080 SUPERの方が性能は上ですが、価格差があるので当然でしょう。
正直言って2080 SUPERの性能は微妙なので、最高性能を求めるなら2080 Ti、コスパ重視なら2070 SUPERを選ぶのがオススメになります。
わたしは2070 SUPERで当面をしのぎ、3000番台が発売されたら乗り換える予定です。
長所
- ファンが静か
- 二連ファンのビデオカードがブォーンなら、同製品の動作音はフォーンみたいな感じ。
db(デシベル)を計測する機械を持っておらず、感覚的な話で申し訳ないですが、2段階ぐらい動作音は小さいです。
2070 SUPER AMP Extremeに交換してすぐに動作音が小さいと気付くぐらいには違います。 - 温度も低め
- 室温18.3℃でアイドル時温度が25℃、フルロード時(Superposition Benchmark)は67℃ぐらいまでしか上がりません。
動作クロックは2055MHzまで上がり、温度上昇につれて少しずつ下がる形です。
短所
- サイズ(長さ)は要確認
- 長さが308mmあるので、PCケースに入るかを必ず確認しましょう。
未確認で購入すると、あとからライザーケーブルの買い足しやケース交換が必要になります。
ちなみにわたしはInWin ALICEとEasydiyの30cmタイプライザーケーブル(PCIe 3.0対応)を組み合わせて使用中です。
まとめ
2070 SUPER AMP Extremeはわたしにとって初めてのZOTAC製品ですが、静音でパフォーマンスも良いので満足しています。
しつこいですがPCケースを選ぶので注意してください。
308mmのAMP Extremeが入らない人は268mmのZOTAC RTX 2070 SUPER Twin FanやRTX 2070 SUPER AMPを選びましょう。
それでも入らない場合は長さ209.6mmのRTX 2070 SUPER MINIもあります。