GIGABYTE GV-N2070WF3-8GCのレビューをします。
同製品はRTX 2070搭載のビデオカードで、三連ファンクーラー採用であることが特徴です。
ポイントは3つ。
- かなり静か
- RTX 2070としては安い部類
- 保証は1年
GPU | NVIDIA GeForce RTX 2070 |
---|---|
クロック | 1620 MHz |
メモリ容量(バス幅) | GDDR6 8GB(256bit) |
メモリクロック | 14000 MHz |
補助電源 | 8pin + 6pin |
サイズ(高さx長さ) | 116.45mm x 280.35mm |
スロット占有数 | 2 |
出力端子 | USB Type-C,HDMI 2.0b,DisplayPort 1.4 x3 |
保証 | 1年 |
2019/09/04追記
2060 SUPERと2070 SUPERについての補足を追加しました。
GIGABYTE GV-N2070WF3-8GCのレビュー
GIGABYTE GV-N2070WF3-8GCのパッケージサイズは23.5×40.5x9cmです。
パッケージ側面には保証シールが貼られています。
期間は1年で、代理店はCFDでした。
パッケージを開けると内箱が現れます。
黒いパッケージにロゴも黒なので、うまく撮れませんでした。
内箱を開けた様子。
付属品は画像上部に写っている黒くて薄い箱に収まっています。
収まっている順番は下記。
内箱のフタ
↓
付属品の箱
↓
ビデオカード
↓
緩衝材
↓
内箱の底面
製品内容(付属品)は下記。
- GIGABYTE直営ショップの招待カード
- クイックガイド
- ドライバーディスク
- ビデオカード本体
本体正面の様子。
PCIe端子を保護しているカバーは固めの樹脂製で安心感があります。
ファンをアップで写した様子。
ブレードはかなり薄いので、取り扱いに注意が必要です。
本体下部の様子。
画像右端のファンケーブル?の処理が少し甘いかなと思います。
できれば飛び出さないようにして欲しいです。
本体後部の様子。
こちらには何もありません。
本体上部の様子。
中央のGIGABYTEロゴは光ります。
消灯や点灯パターンの変更はRGB Fusionで行う形です。
補助電源端子は8pin + 6pinです。
端子の下側にはLEDが付いていて、ケーブルの挿し忘れや電源入力が異常な場合は点灯や点滅で知らせてくれます。
出力端子には保護キャップが付いています。
クーラーはブラケットより少し高さがあります。
小さいケースを使う場合は注意してください。
バックプレート側の様子。
補助電源端子部分などは一部カットされています。
メッシュ加工などはありません。
補助電源端子部分にはツメがあるので、向きを間違えることはないでしょう。
端子の上にある白いのがLEDとなります。
本体の重さを量った様子。
長い割に本体は軽いです。
この重さなら突っ張り棒は必要ないかと思います。
ベンチマーク結果
3DMARKのベンチマークテストを行いました。
比較対象は以前購入したEVGA GeForce RTX 2080 Ti BLACK EDITIONとEVGA GeForce RTX 2080 Ti FTW3 ULTRA HYBRIDの2つです。
GV-N2070WF3-8GC | 2080 Ti BLACK | 2080 Ti FTW3 Hybrid | |
FireStrike | 21,767 | 32,215 | 36,832 |
FireStrike Extreme | 10,079 | 15,349 | 17,465 |
FireStrike Ultra | 4,967 | 7,430 | 8,522 |
TimeSpy | 8,673 | 13,197 | 15,135 |
TimeSpy Extreme | 4,052 | 6,196 | 7,056 |
PortRoyal | 4,823 | 7,550 | 8,551 |
2080 Ti BLACKは約13万円、2080 Ti FTW3 HYBRIDは18万円強なのに対し、GV-N2070WF3-8GCは約58,000円なので結構健闘していると感じました。
実際にゲームをプレイした感触だとフルHD(1920×1080)やWQHD(2560×1440)なら、RTX 2070でも戦える感じです。
重さはゲームによって違うので一概には言えませんが、上記解像度なら高めの設定でプレイできます。
高解像度なUWQHD(3440×1440)や4K(3840×2160)の場合は設定を落としたり、レイトレーシングをOFFにしないと厳しいです。
当然画質は落ちますが、RTX 2070で全くプレイできない訳ではありません。
UWQHD(3440×1440)や4K(3840×2160)でゲームを快適にプレイしたい方はRTX 2080か2080 Tiをオススメします。
クロックと温度ついて
スペック上のクロックは1620 MHzですが、ベンチマークを開始すると大体1800 MHzまで上がり、温度が上昇するにつれて少しずつクロックが下がっていく形です。
室温25.7℃の環境でアイドル時温度は56℃、ベンチマーク時は68℃となりました。
短所
短所らしい短所は見当たりませんでした。
あえて挙げるなら保証が1年間であることぐらいです。
わたしは1年もしないうちに買い換えることが多いので、あまり関係ありませんが。
長所
- かなり静か
- ベンチマーク時やゲームプレイ時でもPCケースの外に漏れる音はほんの少しです。
わずかに聞こえるかなぐらいなので、静音性を重要視する方にオススメできます。 - RTX 2070としては安い部類
- 2019/05/10現在、RTX 2070搭載のビデオカードは5万4千円弱~です。
同製品は5万8千円弱~なので安い部類に入ります。
わたしは普段ならEVGAのビデオカードを買うのですが、RTX 2070だと価格があまり変わらないか、EVGAの方がやや高いかぐらいだったので、今回はGIGABYTEを選びました。
2060 SUPER、2070 SUPERについて
2019/09/04現在、同ビデオカードの取扱店はかなり減っており、今後終息に向かいます。
その理由は2060 SUPER、2070 SUPERが現行品となったからです。
2060 SUPERは2070 無印と同等か、やや上回るぐらいの性能で、価格は同じぐらいになっています。
2070 SUPERは2070 無印よりだいぶ性能は上ですが、2080 無印には少し届きません。
価格は2070 無印より1万円以上高くなります。
思ったこととか
GIGABYTEのビデオカードを買ったのはGTX 780 Ti GHz Editionの時以来になります。
その時はノイズが頻発する初期不良に当たりましたが、今回は大丈夫なようです。
WINDFORCEクーラーの静音性がかなり気に入ったので、ミドルレンジ帯の製品ならまた買っても良いかなと思います。
まぁ、RTX 2080 Tiなどのハイエンド帯だと価格差が大きいので、おそらくEVGAを選ぶでしょうが。