ビデオカードの補助電源端子の向きをサイドパネル側からケース前方に変換するアイテム EVGA PowerLink(600-PL-2816-LR)のレビューをします。
同アイテムの対応製品は、6pin x1、8pin x1、6+8pin、8+6pin、8+8pinの補助電源端子を持つEVGA製ビデオカードです。
※補助電源の位置はある程度調整できるので、他社製品でも装着できる可能性はあります
PowerLink製品情報ページ
EVGA PowerLink(600-PL-2816-LR)のレビュー
EVGA PowerLinkのパッケージ表側の様子。
白黒のコントラストがカッコイイです。
パッケージ裏側には対応pinの組み合わせが記載されています。
製品内容は下記。
- PowerLink本体(8pin x2取付済)
- 6pinコネクタ x1
- 六角レンチ
- 予備用ネジ
- マニュアル
本体正面(サイドパネル側)の様子。
※このEVGAロゴは光りません
本体(ケース前面側挿込口)の様子。
こちらは8pin x2で固定されているので、6pinを挿す場合はコネクタ形状に合わせることになります。(2pin分余った状態)
本体の補助電源端子の様子。
デフォルトでは8pin x2となっています。
補助電源の位置調整方法は、表面についているゴムを外し、六角レンチでネジを回す形です。
裏面側にも位置調整のネジがあります。
6pinが必要な場合は、表裏のネジを緩めて交換してください。
EVGA GTX 1070 FTWに取り付ける一歩手前の様子です。
デフォルトの位置では合わないので、ネジを緩めて調整する必要があります。
EVGA GTX 1070 FTWとPowerLinkの補助電源の位置を合わせた様子です。
この画像はまだ半挿しの状態。
EVGA GTX 1070 FTWにPowerLinkを完全に装着した状態です。
調整部分にゴムカバーを付けてあります。
EVGA GTX 1070 FTWにPowerLinkを完全に装着した状態(バックプレート側)。
こちらもゴムカバーを取り付けましょう。
EVGA GTX 1070 FTWにPowerLinkを装着した後の補助電源挿込口。
PowerLink取り付け前の補助電源ケーブルの様子。
PowerLink取り付け後の補助電源ケーブルの様子。
ケースの奥側に入った分、裏配線がしやすくなっています。
長所
- ケーブルの取り回しがよくなる
- 補助電源ケーブル周りは汚く見えがちなので、スッキリと配線できるようになるのはメリットです。
短所
- 取り外しにくい
- 手の指だけで、PowerLinkを取り外すのは難易度が高いです。
マイナスドライバーなどでツメを外してから、PowerLink本体を引っ張りましょう。 - PCケースの幅がギリギリだと取り付けられないかもしれない
- PowerLinkを取り付けるには、大体2.5cmサイドパネル側の余裕が必要です。
幅がギリギリの場合は、もしかすると取り付けられないかもしれません。
購入方法について
現時点(2016/11/16)では、日本国内では取り扱いがない為、欲しい方は輸入するほかありません。
個人輸入の方法については下記の記事をご覧ください。
EVGA製品をamazon.com(アメリカ)で購入・個人輸入する方法
※2020/04/03現在は日本のamazonで並行輸入品を購入できます。
思ったこととか
昔はサイドパネル側ではなく、PCケース前面側に補助電源端子が付いているビデオカードが多かった気がするのですが、いつの間にかなくなりました。
PCケース前面側にあると、大きいPCケース(広めの内部スペース)が必要になるから淘汰されたのでしょうかね?
巨大なPCケース(Thermaltake Core W100)を使っているわたしにとって、PowerLinkはありがたいアイテムだと感じています。
配線が下手なのを誤魔化せますし。
ただ、VRの為の内部HDMI端子を搭載したビデオカードが増えてくると、取り付けるのが難しくなるので、PowerLinkが長く使われるかは怪しいかなとも思います。