EVGA GeForce GTX 780 Ti Dual Classified w/ EVGA ACX Cooler (03G-P4-3788-KR)を買ったので、レビューをします。
GTX 780 Ti搭載のビデオカードの中では、現状3番手の速さだと思います。
1番手は、Inno3D iChill GTX 780 Ti Accelero Hybrid (C78TP-1SDN-L5HSX)。
2番手は、GIGABYTE GV-N78TGHZ-3GD。
これを買う前にGV-N78TGHZ-3GDを買ったのですが、初期不良に当たった為、この製品に買い替えました。
レビューと不具合内容は、GIGABYTE GV-N78TGHZ-3GDのレビューに書いています。
レビュー
買った個体のASICは68.1%で、コアクロックは1,150MHzまで自動ブーストされました。
この値はGV-N78TGHZ-3GDのメーカー公称値と同じです。
GTX 780 Ti Dual Classifiedの公称値は1,085MHz。
EVGA ACX Coolerは、冷却性はまぁまぁ、静音性はぼちぼちでしょうか。
室温25℃で計測した所、アイドル時33℃、ベンチマーク時77℃となりました。
アイドル時でも、ケースのメッシュ部分から音が漏れているのが分かります。
ベンチマーク、ゲーム時は、当然音が大きくなります。
ただ、ファン直径が約9cmと大きめなので、不快な感じの音ではありません。
小径ファンで高回転だとキュイーンって感じですが、こちらはケースファンの音に近いです。
クーラーは内排気タイプで、サイドパネルとマザーボード方向へ空気が流れます。
性能は、申し分なし。
比較対象はGTX 680 Classified。
3DMark FireStrikeで1.56~1.59倍。
Unigine Heaven Benchmark 4.0では、1.53~1.84倍のスコアが出ました。
GTX 680 Classified | GTX 780 Ti Classified | |
---|---|---|
FireStrike | 6,953 | 10,816 |
FireStrike Extream | 3,453 | 5,499 |
HeavenBenchmark Basic | 3,299 | 5,056 |
HeavenBenchmark Extream | 1,218 | 2,054 |
HeavenBenchmark 1920×1080 | 946 | 1,647 |
HeavenBenchmark 2560×1440 | 566 | 1,039 |
GIGABYTE GV-N78TGHZ-3GD(1,215MHz)には、ちょっぴり及びません。
軽いオーバークロックで詰められそうではありますが。
GV-N78TGHZ-3GD | |
---|---|
FireStrike | 10,891 |
FireStrike Extream | 5,562 |
HeavenBenchmark Basic | 未計測 |
HeavenBenchmark Extream | 未計測 |
HeavenBenchmark 1920×1080 | 1,686 |
HeavenBenchmark 2560×1440 | 1,060 |
画像と補足
保護フィルムが全部で5枚貼られています。
冷却能力が落ちるので、使用前に剥がして下さい。
Classifiedは、通常のACX Coolerより大きいです。
ブラケットより約3cm高くなっています。
重量は約1.1kg。
バックプレートは付属しません。
必要な場合は、別売りのEVGA GTX 780 Ti Classified Backplate (100-BP-2888-B9)を購入して下さい。
2014/05/13追記
EVGA GTX 780 Ti Classified Back Plate Coolingのレビューを書きました。
補助電源はサイドパネル方向に付いています。
GEFORCE上部、ボード側の5つの点が、白く光ります。
Double BIOSを搭載しているので、オーバークロック用BIOSを入れて遊ぶ事もできます。
- DVI to D-subコネクタ
- PCI-E 6pin x2 to PCI-E 8pinケーブル 2本
- ドライバーCD
- クイックスタートガイド
- ユーザーガイド
- Double BIOSガイド
- 冷却フィルム
- ポスター
- ステッカー
- EVGAバッジ
GPU | Nvidia GeForce GTX 780 Ti |
---|---|
コアクロック(Boostクロック) | 1020MHz(1085MHz) |
メモリ容量(バス幅) | GDDR5 3GB(384bit) |
メモリクロック | 7000MHz |
補助電源 | 8pin x2 |
サイズ(幅x長さ) | 150.88mm x 279.4mm |
スロット占有数 | 2スロット |
出力端子 | DVI-I,DVI-D,HDMI,DisplayPort |
メーカ製品情報ページ
購入に関して
国内で買うよりも安いので、私はAmazon.com(米尼)から個人輸入しました。
以前は転送サービスが必須でしたが、最近は直でEVGA製品を買えます。
EVGA製品はどこで買っても、サイトで製品登録を行えば保証を受けられるので、日本国内での購入にこだわる必要性はありません。
今回は2014/04/23の0時過ぎに注文して、04/25の午前中に到着。
発送方法は一番早いものを選び、UPS配送でした。
注文合計価格は、$847.30。(カード決済価格は、88,478円)
Amazon.comで円決済すると高くつくので、ドル決済を推奨。
内訳は以下。
Item Subtotal: $759.99
Shipping & Handling: $24.55
Total Before Tax: $784.54
Import Fees Deposit: $62.76
Order Total: $847.30
Import Fees Depositは、税金の前払いです。
PCパーツは関税0なので、実質消費税の前払いと考えて問題ありません。
前払いなので、商品受け取り時の支払いがありません。
また、余分に徴収された額は、数ヶ月後に返金されます。
返金額を含めると、個人輸入と国内購入で約1万円の差になります。
国内代理店の保証に約1万円の価値を見いだせるなら、arkなどの国内店舗で購入するのもありでしょう。
ちなみに、梱包は非常に簡素です、日本のAmazonの様なビニール固定もされていません。
まぁへこみもありませんし、製品も正常なので、これで問題は無いですが。
まとめ
素直に買ってよかったなと思います。
性能にも満足していますし、保証もしっかりしているので。(同製品は3年保証)
EVGAの弱点を挙げるとすれば、国内での入手性が悪い所。
Amazon.com(米尼)から、直で購入出来るようになっただけでも、大きな進歩ではありますが。
欲を言えばEVGA公式オンラインストアも、直買いできると嬉しいですね。
注)現状では購入代行が必要。
上に書いている製品登録の方法については、後日別記事を書く予定です。
2014/04/27追記
EVGA製品の登録方法を書きました。