EVGAがGTX 1080,1070,1060向け新BIOSを配布開始しました。
このBIOSはFurmarkなどのストレステストを行なうと、異常に温度が上がってしまう問題に対するものです。
以前のBIOS(出荷時)では、60℃ぐらいまではファンが無回転(セミファンレス)、それを超えると徐々に回転数が上がる仕様でした。
今回配布されているBIOSに更新すると、アイドルの状態でも500rpm程度でファンが回転するようになります。(1070 FTWで確認)
わたしの環境では、ベンチマークソフトを走らせると1070rpmぐらいまで、回転数が上がりました。
当然ながらファンの音は大きくなりますが、耳を澄ませないないと聞こえない程度のものです。(環境にもよります)
出荷時のBIOSでベンチマークを取った時は70℃ぐらいまで温度が上がりましたが、新BIOSでは62℃程度で収まっています。
※出荷時と新BIOSでは、室温が4℃ほど違います
BIOSの更新方法について
BIOSアップデートの手順は、以前書いたEVGA GTX 1070シリーズのBIOSアップデート方法とほとんど変わらないので、そちらを参考にしてください。
唯一違うのは、新BIOSのダウンロード先です。
今回配布されているBIOSは、EVGA公式サイト(サーマルモッドのページ)、もしくはEVGA公式フォーラムより、ダウンロードできます。
※上記のサーマルモッドのページでは、サーマルパッドの申込みもできます。(製品登録とログインが必要)
思ったこととか
個人的には、無理して静音寄りの設定をされるより、無難にファンが回ってくれる方が、精神衛生上良いかなと思います。
今回の問題では、ビデオカードの一部が焦げるようなケースもあったみたいですし。
次世代(Volta?)のビデオカードでは、もうちょっと冷却寄りの設定になってくれることを願います。
追記
セカンダリBIOSでのみ、1070 FTWはファンが回転する仕様になる(セミファンレスでなくなる)という方もいらっしゃるようですが、わたしの1070 FTWは新プライマリBIOS(86.04.50.00.72)でも、約500rpmで回っています。
もしかすると、わたしがダウンロードした後にファイルの差し替えがあったのかもしれませんね。
2016/11/09追記
11/05に追記した後、BIOSの変更は行っていませんが、なぜかセミファンレス動作に戻っていました。
再起動が上手くかかっていなかったのか、他のソフトが干渉していたのかは分かりません。