EVGA GeForce RTX 2080 Ti BLACK EDITIONのレビューをします。
同製品は本体価格が$999.99で、送料や税金を入れても約13万円で買える最安のRTX 2080 Ti搭載ビデオカードです。
少しでも安くRTX 2080 Tiをゲットしたい方は、ぜひ読んでいってください。
GPU | NVIDIA RTX 2080 Ti |
---|---|
ブーストクロック | 1545 MHz |
メモリ容量(バス幅) | GDDR6 11GB(352bit) |
メモリクロック | 14000 MHz |
補助電源 | 8pin + 8pin |
サイズ(高さx長さ) | 111.15mm x 269.83mm |
スロット占有数 | 2 |
出力端子 | USB Type-C,HDMI,DisplayPort x3 |
保証 | 3年 |
型番 | 11G-P4-2281-KR |
メーカーページ
EVGA GeForce RTX 2080 Ti BLACK EDITIONのレビュー
EVGA GeForce RTX 2080 Ti BLACK EDITIONのパッケージは上位モデルのものに比べると簡素です。
コストカットが行われていることが伺えます。
パッケージ裏面の様子。
RTXシリーズの管理ソフトはPRECISION X1になっています。
パッケージを開封した様子。
1つの角だけ形が違います。
デザイン上、仕方ないことなのかもしれませんが、開けたり閉めたりする時に邪魔なのでやめて欲しいです。
内箱を開けた様子。
製品内容(付属品)はパッケージの他に、ビデオカード本体とインストールガイドだけとなっています。
ビデオカード本体の様子。
GPUクーラーは透明で、内側のヒートシンクが見えます。
ビデオカード本体端子側の様子。
ビデオカードの出力端子の様子。
各端子の保護キャップは付属しません。
ビデオカード本体上側の様子。
EVGA GEFORCE RTX 2080 Tiの部分は光ります。(RGB対応)
PRECISION X1で色を変えたり、消灯したりできます。
ビデオカード本体後側の様子。
ビデオカード本体背面の様子。
バックプレートはところどころ、くり抜かれています。
おそらく熱対策でしょう。
ビデオカードは1.1kg超えなので、手で持つとずっしりきます。
わたしが使った範囲では垂れ下がるようなことはありませんでした。
気になるようでしたら、VGAサポートステイなどをご利用ください。
ビデオカードが光っている様子。
デフォルトでは結構明るく光ります。
ベンチマーク結果
3DMARKのFire Strike、Time Spy、Port Royalでベンチマークテストを行いました。
※CPUは9900K、メモリは16GBです
グラフィックススコア | |
FireStrike | 32,215 |
FireStrike Extreme | 15,349 |
FireStrike Ultra | 7,430 |
TimeSpy | 13,197 |
TimeSpy Extreme | 6,196 |
PortRoyal | 7,550 |
他のRTX 2080 Ti オーバークロックモデルに比べると、クロックが低い分スコアも落ちる感じです。
RTX 2080 Ti FTW3のFireStrikeスコアは34,565なので、2350の差があります。
ただ、Black EditionとFTW3では$500の価格差があるので、そこに価値を見いだせるかどうかでしょう。
クロックと温度ついて
デフォルトのセッティングでベンチマークを走らせると、1,680MHZ辺りまで上昇します。
スペック上のブーストクロックは1,545MHzなので、+135MHzです。
ただし、温度が上がるにつれてクロックは少しずつ下がっていきます。
今回のテストでは最大70℃まであがりましたが、その時のクロックは1,600~1,650MHzあたりでした。
※室温は19.7℃
クロックは温度によって変動する仕様なので、水冷化やファンカーブの調整を行えば、もう少しパフォーマンスが上がるかと思います。
長所
- 最安である
- RTX 2080 Ti BLACK EDITIONは$999.99。
送料と消費税、クレジットカード会社の為替手数料が乗っても、約13万円に収まります。
日本国内で最安なのはPalit製品ですが、それよりも2万円以上安いです。
それでいてEVGA製ビデオカードは3年保証なので、安心感もあります。 - 品質はしっかりしている
- RTX 2080 Ti搭載のグラボとしては安いので品質が心配でしたが、全然問題ありません。
かなりしっかりしています。 - 付属品が減った
- GTX 1080 FTW3だと補助電源変換ケーブルやシール、ポスターなどが付いていましたが、今まで使ったことがないので、わたしは大歓迎です。
それで安くなるのであれば、喜ばしいことだと思います。
短所
- ファンの回転開始時の音が気になる
- このビデオカードには温度が低いとファンは無回転、温度が上がると回転し始める機能が搭載されているのですが、その時の音がシュッと鳴る感じで気になります。
最初はケーブルと擦っているのかと思い確認しましたが、実際にはファンの音でした。
ファンが回るか、回らないかの境目の温度(デフォルトは55~56℃)だと、何度も鳴るので耳ざわりに感じます。
この問題は管理ソフトのEVGA Precision X1でファンの回転数を固定するか、ファンカーブを変更することで対処可能です。
常時回転している状態であればシュッという音は鳴らず、静かになります。
思ったこととか
発表当初、RTX 2080 Ti BLACK EDITIONの価格は$999.99でしたが、いつの間にか$1099.99に値上げされていました。
で、わたしが買った後に$999.99に戻ったので、正直悔しいです。
他の購入候補としてRTX 2080 Ti FTW3 ULTRA($1499.99)も考えましたが$500の差は大きいので、価格優先であればBLACK EDITIONの方がオススメかなと思います。
FTW3 ULTRAは2.75スロット専有+3連ファンなのでおそらく良く冷えますし、パフォーマンスも高いです。
冷却能力や性能が優先であれば、そっちを選ぶのもありでしょう。
購入について
EVGA製品は日本国内での取扱いがほぼ無いので、個人輸入することになります。
2019/02/16現在、一番安いのはEVGA公式ストア(eBay)です。
公式ショップなだけあって、在庫の復活も早めになっています。
B&Hもちょこちょこ在庫は復活しますが、価格差があります。
amazon.comはユーザーの数が多いので、争奪戦といった感じです。
2019/07/25追記
だいぶ在庫が落ち着いてきたようです。
本日時点ではAmazon.com、B&Hのどちらでも購入できます。
個人輸入の方法(手順)は別記事にまとめているので、下記を参考にしてください。
日本国内最安のRTX 2080 Tiは?
2019/09/07時点の国内最安はGALAKUROの製品です。
NTT-Xだとクーポンでさらに安くなることがあるので、マメなチェックをオススメします。