同製品は奥行が短く(370mm)、ATX電源が使えるMicroATXケース。
付属の取っ手(ハンドル)は取り外しが可能です。
色はBlack、Orange/Black、Pink/Black、White、Pink/White、Orange/Whiteの6色展開となっています。
対応マザーボード | Micro-ATX,Mini-ITX |
---|---|
ドライブベイ | 2.5インチSSD x3(最大), 3.5インチHDD x1(最大) |
拡張スロット | 4 |
CPUクーラー | 高さ164mmまで(Intel CPU)、 高さ163mmまで(AMD CPU) |
ビデオカード | 長さ363mmまで |
電源 | ATX(最大180mm、140mm以下を推奨)、 SFX/SFX-L |
サイズ | 186 x 295 x 370 mm(幅 x 高さ x 奥行、ハンドル無し) |
重さ | 5 Kg |
JONSBO Z20の外観と付属品
パッケージサイズは26 x 44 x 38cm。
到着時は全体にビニールが巻かれていました。
日本国内ではJONSBO扱いですが、パッケージにはサブブランドのJONSPLUSの記載があります。
パッケージを開封すると付属品が収まっている箱が現れます。
箱の下にはケース本体が収まっています。
本体正面の様子。
正面右下に電源ボタン、USB3.0ポート、イヤホン・マイク端子、USB Type-C端子が配置されています。
机の上にケースを置くなら問題ありませんが、床置きする場合は使いにくいポジションです。
ケース前面と天板側は繋がっているので、取り外しはできません。
本体天板側の様子。
本体右側面の様子。
メッシュなので中のオレンジが透けて見えます。
右サイドパネルを取り外した様子。
背面側の様子。
底面側の様子。
底面のダストフィルターはマグネット式で簡単に取り外せますが、とても薄くて折り曲げたりすると跡が取れなくなります。
他の部分のダストフィルターも同様なので、取り扱いには注意が必要です。
左側面の様子。
左サイドパネルを取り外した様子。
オレンジ色の金具(画像左下)で隠れているフレーム部分は取り外し可能です。
大きめのグラボを使う場合はフレームを外してから取り付けます。
ケース内部の上側にあるスペースは、背面から伸びている電源ケーブル、マザーボードに挿すCPUケーブルを通すのに使います。
ケース内部の下側にあるマジックテープはHD AUDIOケーブルやファンケーブルなどを整理するのに使用します。
※写真を取り忘れたのですが、電源ボタン用のケーブルは一体型(Power,Reset,LEDなどが分かれていないタイプ)です。
パッケージを開けた時に最初に出てきた箱に付属品、マニュアルなどがまとめられています。
付属のマニュアル(ユーザーガイド)はかなり分かりやすく、好印象を持ちました。
付属品の箱に印刷されている説明です。
ビデオカードのサポートステーを組み立てる様子。
ハンドルと部品の様子。
左右2つの部品を天板の網目に引っかける>ハンドルを合わせる>付属のねじ(六角か八角)で固定する形です。
マニュアルで詳しく解説されているので、迷う部分はないかと思います。
天板側のプレートにファンを取り付けた様子。
簡易水冷を取り付ける際もこのプレートを使用します。
PCパーツを組み込んだ様子。(右サイド)
画像右側部分の裏配線スペースはゼロなので、余ったケーブルは左側に収めることになります。
PCパーツを組み込んだ様子。(左サイド)
MicroATXマザーボードを使っている状態で底面に25mm厚ファンを取り付けると、最後(一番下)のPCIeスロットが使えなくなります。
最後のスロットを使いたい方や4スロット占有のビデオカードを使う方は15mm厚ファンを用意する、又はファンなしを選択して下さい。
SFX電源を使用する場合、向きを横向き(この画像)と縦向き(プラグインケーブルが下向き)を選ぶことが可能です。
ATX電源の場合は下向き一択となります。
ケース前面側のプレートを取り付けた様子。
ケーブル隠しとしては幅が狭い印象です。
PCパーツを組み込んで左サイドパネルを閉めた様子。
前面側に模様?があるので、ケーブル隠しのように機能します。
私は面倒くさがりなので、これで完了としましたが、気になる方はケーブルを綺麗にまとめてください。
組みやすさと電源について
マニュアル(英語と中国語)もかなりしっかりしているので、手順で困ることもありません。
ただ、使用する電源によって難易度はかなり変わってくると思います。
私はFSP DAGGER PRO ATX3.0 850W(SFX)を用意したのでマシでしたが、ATX電源だとキツイかもしれません。
JONSBO Z20はATXとSFX/SFX-L電源を使用可能ですが、対応する長さには限界があります。
ATX電源の場合、メーカー推奨の電源の長さ(奥行)は140mm(MSI MAG A850GL PCIE5やANTEC GSK850 ATX3.1など)です。
グラフィックボードを搭載しないのであれば、ATX電源でもほとんど影響がありませんが、搭載する際は電源の取付位置が限定されたり、簡易水冷のラジエーターを設置しにくくなったりします。
長いグラボを使う場合は電源ケーブルと干渉する可能性が高いので、SFX電源を用意するのがオススメです。
下記はファンと電源の長さ・取付位置、使えるグラボの長さがまとまった表です。
JONSBO公式サイトより引用しました
取っ手(ハンドル)について
PCパーツを組み込んだ状態で床から机の上に持ち上げる程度は余裕です。
ハンドルの取付方法を見るに外れたりはしなさそうですが、長い時間持ち運んだりするのは心配かもしれません。
ちなみに縦方向(持ち上げる方向)は問題ありませんが、横方向にハンドルを動かすと少しズレます。
これはハンドルの部品にあるツメがひっかける部分(天板の網目)より狭い為です。
動作温度と静音性について
私のPCは14400F + 7800 XT。
アイドル時はCPUが35℃、GPUが46℃程度に収まっています。(室温22.4℃)
プレイするタイトルにもよりますが、ゲーム時でも許容範囲内です。
RTX 4090を積んでいるようなハイエンド構成については分かりません。
静音性については期待しない方が良いでしょう。
アイドル時でもファンの音は聞こえますし、ゲーム時は結構な音が漏れてきます。
ヘッドホンをしていれば気にならない程度ではありますが。
購入と在庫について
※オリオスペックではWhiteが扱われていた模様です
Amazonは価格が高い+海外直送となっています。
私は国内でBlackを買おうか迷っていたら在庫がなくなってしまったので、AliExpressで購入しました。
Orange/Blackを選んだ理由はカワイイ + 国内に入ってきていないものが欲しくなったから。
価格は送料(船便)込みで10,323円。
※出品者(ショップ)によっては送料が1万円近くかかる場合があるので、注意が必要です
11月8日の夜に注文>9日に発送>14日に届きました。
ちなみに楽天リーベイツ経由で注文すると2.5%の楽天ポイントがもらえます。
※ポイントバック対象外の出品者は例外です
2025/11/25現在、PCワンズにブラックとホワイトピンクが再入荷しています。
レビューまとめ
AP201(33L)と似た方向性のケースであるLian Li A3-mATX(26.3L)も選択肢と挙がっていました。
この2つは360mmラジエーターを使えるので、拡張性を残しておきたい方向けかと思います。
日本国内で入手できるのもメリットです。
私の場合は拡張性よりもコンパクトさが重要だったのでZ20(20L)を選びました。
その結果、少しですが机の上のスペースが広くなり、圧迫感も減ったので満足しています。