SILVERSTONE SETA A1(SST-SEA1GW-G)のレビューをします。
同製品はATX対応のミドルタワーケースで、200mmファンが2つ付属することやアドレッサブルRGBに対応していることが特徴です。
色は3色展開になっています。
- SST-SEA1GW-G (白地にローズゴールド)
- SST-SEA1SB-G (黒地にシルバー)
- SST-SEA1TB-G (黒地にチタン)
ケースタイプ | ミッドタワー |
---|---|
サイズ | 225mm(W)x470mm(H)x432mm(D) |
ドライブベイ | 0 x 5.25 4 x 2.5 2 x 3.5 |
拡張スロット | 7+2 |
CPUクーラー | 高さ175mmまで |
ビデオカード | 長さ350mmまで |
電源 | 長さ180mmまで |
対応マザーボード | ATX,Micro-ATX,Mini-ITX |
メーカー製品情報ページ
SILVERSTONE SETA A1のレビュー
SILVERSTONE SETA A1のパッケージサイズは57x33x55cmで、重量は10.2kgあります。
パッケージを開封した様子。
緩衝材とビニール袋で梱包されています。
ケース本体を斜め前から撮った様子。
強化ガラスパネルには保護フィルムが貼られているので、使用前にはがしましょう。
ケースを前から見た様子。
フロントパネルの一番前は金属(アルミ)になっています。
シールに描かれているように、フロントパネルは下側に手を入れて外す形です。
ちなみにこのシールはやわらかい紙製なので、とてもはがしにくいです。
ある程度はがした後に布テープを使うと、粘着材がキレイに取れます。
フロントのスイッチ・端子類は左から電源・リセットボタン、イヤホン端子、USB3.0 x2、USB 3.1 Gen 2 Type-Cです。
一番右の穴は端子ではありません。
ケース本体上側の様子。
ダストフィルターはマグネット式なので、かんたんに取り外し・清掃が行えます。
トップに取り付けられるファンは120mm x2 or 140mm x2です。
ケース左側面の様子。
ガラスパネルは背面側のネジを緩めて取り外します。
ケース背面の様子。
背面側にはデフォルトで120mmファンが付いています。
※140mmファンは非対応
背面側のネジ周りの様子。
ここは若干塗装が甘くなっています。
ケース右側面の様子。
こちらのサイドパネルも背面のネジで固定されています。
底面ダストフィルターの様子。
背面方向に引くと、簡単に取り外せます。
ダストフィルターを取り外した様子。
四隅の足はゴムが貼られているので、防振+滑り止め機能が期待できます。
ガラスパネル内側の様子。
ケース内部の様子。
右サイドパネル内側の様子。
フロントパネル内側の様子。
黒い部分はダストフィルターです。
上下の斜めになっている白い部分はRGB対応なので、光らせることができます。
RGB LED用コネクタの様子。
フロントのダストフィルター単体の様子。
左側のツメをフロントパネルに入れて、押し込むと簡単に固定できます。
ケース前面に取り付けられているファンの様子。
サイズは200mmで2個取り付けられています。
フロントパネルの金属とダストフィルターには隙間があるので、吸気はここから行われます。
ケース右側面内部の様子。
CPU裏のカットホールは広めです。
ケース内下部のスペースには3.5インチベイ2個と電源が入ります。
カットホール下の2.5インチベイの様子。
SSDなどの2.5インチベイは裏からネジ止めして、固定します。
ケース下部の3.5インチベイの様子。
こちらは2個まとめてケース外に出すことはできません。(引っかかります)
取り外す際は黒いネジを外し、手前に引き出します。
結構固めなので手袋を使用しましょう。
3.5インチベイを取り出した様子。
3.5インチベイの裏表を並べた様子。
取り外し方が分かりにくい場合はこちらを参考にしてください。
3.5インチベイを横から見た様子。
上のベイを右方向に引くと、ツメが外れて分離します。
付属品は保証情報の紙、ネジ、結束バンド、RGB用ハブです。
紙のマニュアルは付属しません。
RGB用ハブ表側にはMODE切り替えボタンがあります。
側面には端子が2個ずつあります。
(左右合計4個)
RGB用ハブの上側には2pin端子があります。
※こちらは何に使うのか分かりません
RGB用ハブにはSATAケーブルを接続します。
ケース内部ラジエータースペースの様子。
こちらの幅は約6.5cmです。
ケース内部にPCパーツを組み込んだ様子。
この画像では前面ファンを内側に取り付けています。
PCパーツを組み込んだ様子2。
画像のようにファンをフロントパネル側に取り付けた方が内部スペースは広くなります。
ただ取り付け時に通常のドライバーが入らなかったりするので、パーツを組み込む前にファンを取り付けるか、オフセットラチェットドライバーを使用しましょう。
ケース右側面内部の様子。
裏配線スペースは1.8cm程度しかないので、かなりギュウギュウです。
静音性について
SILVERSTONE SETA A1は一般的なPCケースと同程度の静音性を備えた製品です。
ゲーム中のファン音はそれなりに漏れますが、アイドル時はほとんど聞こえません。
特に付属の200mmフロントファンはゆるゆる回ってくれるので、わりと静かです。
ただ、NF-F12 PWMのように風量が多いファンを前面に使用すると、フロントパネルに音が響く傾向にあります。
NF-F12 PWM自体は静音性に優れたファンなので、おそらく相性の問題です。
長所
- コンパクトなのに大型PCパーツが入る
- SETA A1はコンパクトなミドルタワーながら、CPUクーラーは175mmまで、ビデオカードは350mmまで、電源は180mmまでの対応です。
現在使用しているCPUクーラー CRYORIG R1 ULTIMATE V2は高さが168.3mmもありますが、同ケースなら楽々収まります。 - デザインがカッコいい
- わたしはフロントパネルのデザインに惚れて、衝動買いしました。
もちろん機能・性能面でも問題はありません。
短所
- 前面ダストフィルターの固定が甘い
-
フロントパネルにあるダストフィルターを固定するツメ(赤枠部分)が小さく、固定が甘いです。
きちんと取り付けても突然外れて、ファンと接触し爆音が発生することがありました。
ダストフィルターを使用する場合は養生テープで固定した方が良いでしょう。
まとめ
大型PCパーツが使えて小さめのケースが欲しい方にとって、SETA A1は有力な選択肢です。
デザインも好みであれば買って損はしませんし、わたし自身もかなり気に入っています。
個人的にはダストフィルター固定用ツメがしっかりしていて、フロントパネルのシールがはがしやすいとなお良かったです。