Pixio PX247のレビューをします。
同製品はフルHD,144Hz,IPS,1msなゲーミングモニターです。

パネル種類(視野角) | FFS IPS(178°/178°)、CECパンダ製 |
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パネルサイズ | 23.8インチ(24インチ) |
サイズ | 550 x 388.9 x 130 mm |
解像度 | 1920 x 1080px @144Hz(16:9) |
応答速度 | 1ms(MPRT) |
明るさ | 350nits |
コントラスト比 | 1000:1 |
AMD FreeSync | 対応 |
入力端子 | DisplayPort 1.2(144Hz),HDMI 1.4(120Hz) |
HDR | 非対応 |
スタンド | チルト対応 |
保証 | 3年間(一部パーツは2年間) |
メーカー公式サイト
※この記事は製品をご提供いただき、執筆しています

レビューを書いているので、ぜひご覧ください。

Pixio PX247の外観と付属品
Pixio PX247のパッケージは62 x 47.2 x 10cmで取っ手付きです。
外箱などはなく、直接伝票が貼られた状態で届きます。
パッケージを開封すると電源アダプターが収まっています。
パッケージから中身を引き出した様子。
付属品は側面に収められています。
梱包材に本体が収まっている様子。
モニターを包んでいる袋はクッション付きです。
付属品や台座の取り付け方を説明する紙の様子。
ユーザーマニュアルは公式サイトのManualをクリックするとダウンロードできます。(PDF)
モニター本体表側の様子。
左下のPX247ロゴの部分には保護シールが貼られているので、はがしましょう。
モニター右下のボタン類の様子。
左から1番目はOSDメニュー表示と決定、2,3番目は移動、4番目は戻る、5番目は電源オン・オフです。
ボタンの押し心地はやや固めに感じます。
5つのボタンの左にある穴はLEDインジケーターです。
Pixio製モニターは背面にOSD操作スティックが付いているモデルが多いですが、PX247はPX242と同じくボタン式です。
ボタンタイプのメリットは位置的に操作しやすいこと、電源オフがワンタッチであることが挙げられます。
※操作スティックタイプでは数秒押し込まないと電源を切れません
モニター本体背面側の様子。
中央下部に台座取り付け口とVESA穴、その右下に入力端子、左右にスピーカー穴があります。
モニター背面の左側の様子。
スピーカー穴の右上にあるのはケンジントンロックです。
端子類は左からDisplayPort、HDMI、イヤホン・ヘッドホンジャック、電源端子です。
※DisplayPortは144Hz、HDMIは120Hz対応となります
付属品は下記。
- スタンド
- 台座
- 電源アダプター
- ネジ
- DisplayPort 1.2ケーブル(1.5m)
台座の裏面には5つの滑り止めゴムが付いています。
スタンドと台座は底面からネジで固定する形です。
モニター本体とスタンドを取り付ける様子。
こちらもネジで固定します。
モニターとスタンドをネジ止めし、カバーを取り付けた様子。
モニターを正面から見た様子。
机からモニター(枠)の底面部までは約5.5cmです。
台座のサイズは約29.5 x 13cm(幅 x 奥行)になります。
モニターを側面から見た様子。
最大限上向きにした様子。
最大限下向きにした様子。
モニターにDPケーブルを接続した様子。
ケーブルが後ろ方向に伸びるため、台座を壁ギリギリに付けるのは難しいです。
モニターを設置して、壁との間を撮影した様子。
少し前に設置する必要はありますが、ケーブルの抜き差しがしやすいメリットがあります。
入力端子が下向き(机方向)の場合、配線作業がしにくいことが多いので、わたしはPX247のように後ろ方向に端子が付いている方が好きです。
幅140cm x 奥行75cmの机にモニターを設置した様子。
インジケーターが光っている様子。
電源オン時は青く点灯、オフ時は消灯です。
明るい部屋であればインジケーターは気になりません。
机に設置して、モニターの電源をオンにした様子。
IPSパネルなので斜め上から見ても、視野角は問題ありません。
左右方向から見ても同様です。
PX247のフレーム左上を撮影した様子。
上側のフレームは約9mmで表示領域は3mm内側、左右のフレームは約11mmで表示領域は2mm内側になります。
PX247のフレーム左下を撮影した様子。
下側のフレームは約16mmで表示領域は2mm内側です。
OSDメニューのDisplay Setup。
こちらでは明るさやコントラスト、オーバードライブなどを設定できます。
OSDメニューのImage Setup。
こちらではアスペクト比を変更できます。
OSDメニューのColor Setup。
こちらでは色やブルーライトの調整などを行えます。
OSDメニューのOSD Setup。
こちらではOSDメニューの言語や表示位置を調整できます。
※デフォルトは英語ですが、日本語にも変更可能です
OSDメニューのReset。
こちらは設定を初期化(工場出荷時)する時に使います。
OSDメニューのMISC。
こちらでは入力端子の選択やミュートなどを変更できます。
FreeSyncやG-SYNC Compatibleを使う場合は、FreeSyncの項目をOnに変更してください。
※MPRTをOnにするとFreeSyncは自動的にOffになります
(両方ONは不可)
Pixio PX247とG-SYNC Compatible
PX247は正式認証モデルではありませんが、FreeSyncに対応しているため、G-SYNC Compatibleを使用可能です。
わたしが試した限り、問題はありません。
設定方法は、まずOSDメニューを表示>その他>FreeSyncをOnにします。
その後にNVIDIAコントロールパネル>G-SYNCの設定>G-SYNC、G-SYNCとの互換性を有効化>PX247を選択>選択したディスプレイモデルの設定を有効化>適用ボタンをクリックしてください。
※G-SYNC CompatibleはDisplayPortで接続する必要があります
Pixio PX247の長所
- ゲーミングモニターの機能が一通りそろっている
- フルHD,144Hz,IPS,1ms,スピーカーとゲーミングモニターが求められる機能が一通りそろっています。
それでいて21,980円(2020/04/09現在)で買えるのはコスパが良すぎるぐらいです。 - 応答速度もOK
- これまでAcer VG240YSbmiipx(0.1ms,165Hz)やPixio PX5 HAYABUSA2(1ms,240Hz)を試しましたが、応答速度の明確な違いは感じられませんでした。
もちろん、リフレッシュレートは違うのでヌルヌル具合は変わりますが、PX247(1ms,144Hz)だけ残像が目立つといったことはありません。
一般の人が普通にゲームをするなら十分な応答速度です。 - 立ち上がりが速い
- モニターを電源オンにして画面が安定表示されるまでの時間が明らかに短いです。
PX5 HAYABUSA2と比べると1~2秒程度は速くなります。
たったそれだけと思うかもしれませんが、電源を入れてすぐに使えるのはストレスがなく、嬉しいものです。
Pixio PX247の短所
- スタンドはチルトのみ対応
- PX247の本体価格が安いので仕方ありませんが、スタンドはチルトのみ対応です。
高さ調整やスイーベル、ピボットを行いたい場合はモニターアーム(75mmピッチ対応)や汎用スタンドが必要になります。
わたしは今回Amazonベーシック モニタースタンドを用意しましたが少し使いにくいです。
PX247のVESA穴は背面下部にある(中央ではない)ため、どうしても位置が高めになってしまいます。
また、ピボットした場合はややバランスが悪くなる傾向です。
そのため、自分の好きな位置に調整したい場合はアームを選んだ方が無難かと思います。

Pixio PX247のレビューまとめ
Pixio PX247はゲーミングモニターとしての機能、十分な性能、価格も安いと三拍子そろった製品です。
ただ、スピーカーの音質はボワついていて、良くはありません。
趣味で映画鑑賞とかストラテジーゲームをする分には影響ありませんが、対戦型FPSゲームで足音を聞き分けるのは難しいです。
導入コストを抑えたい方は最初にPX247のスピーカーを使ってみて、満足できないようであれば後からSteelSeries Arctis 5 2019 Editionなどのヘッドセットを追加するのがベストになります。

