同製品は34型(3440×1440)のウルトラワイドゲーミングモニターで、広い視野角(178°)や高い没入感が特徴です。
2021年7月下旬現在、MAG341CQは終息しています。
後継品はMSI Optix MAG342CQR、スペックが近い類似品は、HUAWEI MateView GTです。
パネル種類 | VA |
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パネルの光沢 | 非光沢(ノングレア) |
パネルサイズ | 34インチ |
解像度 | 3440 x 1440px @100Hz(21:9) |
応答速度 | 8ms |
明るさ | 250cd/m² |
コントラスト比 | 3000:1 |
FreeSync | 対応 |
入力端子 | DisplayPort 1.2,HDMI 2.0,DVI |
保証 | 3年間 |
MSI Optix MAG341CQの外観と付属品
MSI Optix MAG341CQの外箱の様子です。
配送時はこちらに伝票が貼られるので、パッケージが汚れたりすることはありません。
サイズは19.5 x 93.5 x 49.5cm。
パッケージ(内箱)の様子。
こちらのサイズは18 x 92 x 47.5cmです。
パッケージの右端には主なスペックが記載されています。
パッケージを開けた様子。
手前側に付属品が入っているので、開封時は倒してから引き出しましょう。
付属品が収まっている様子です。
各部品については後でふれます。
モニター本体が収まっている様子。
モニター本体表側の様子です。
左下にスペックシール、中央にmsiロゴ、右下にボタン類があります。
このスペックシールを剥がすと少し粘着剤が残ります。
選択肢としては剥がさない、もしくは剥がして粘着剤を除去するの2つです。
中央下部のロゴは印刷です。
光ったりはしません。
ボタン類は左からOSDメニュー、上下左右の移動、決定、電源となります。
本体を横から見るとカーブ(湾曲)モニターであることがわかりやすいです。
本体裏面の様子。
中央の銀色部分が台座を取り付ける場所で、その下の四角はケーブル隠しとなっています。
このケーブル隠しですが、取り付け・取り外しがかなり固い上にケーブル類の取り回しが悪くなるので、使わない方が良いかもしれません。
ケーブル隠しを取り外すと端子類が現れます。
左からDVI、HDMI、DisplayPort、電源端子です。
付属品は下記。
- クイックスタートガイド
- 保証ガイド
- HDMIケーブル(約150cm)
- DisplayPortケーブル(約140cm)
- 電源ケーブル(約150cm)
- 台座のネジ隠し
- ネジ 2本
- 台座のパーツ 2個
台座はパーツ同士の突起部分を合わせてはめ込みます。
次に底面のプラスネジを閉めます。
※ドライバーは付属しません
モニターと台座の接続部を合わせます。
プラスネジ 2本を閉めます。
ネジ隠しの突起と台座側の欠けを合わせて取り付ければ、作業完了です。
幅140cmのデスクにMAG341CQを設置した様子。
想像以上に幅を取りますが、台座は小さめなので奥行はあまりいりません。
台座のバランスはあまりよくないので、取り扱いには注意が必要です。
少しぶつかった程度でも倒れる場合があります。
モニターアームを使うには
MAG341CQはVESA規格に対応していません。
どうしてもアームを使いたい場合はAG242M5というアダプターを用意する必要があります。
ここで問題になるのはAG242M5の取り扱いが国内では無いこと。
入手方法はAmazon.comからの個人輸入になります。(1番安い発送方法を選んでも3,500円強します)
購入方法については下記記事を参考にしてください。
EVGA製品をamazon.com(アメリカ 通称:米尼)で購入・個人輸入する方法
2020/04/03追記
日本のAmazonでもAG242M5を購入できるようになりました。
ただ、価格が高めだったり、海外発送だったりします。
上記画像がAG242M5本体の様子です。
付属品として説明書やネジが含まれます。
AG242M5の取り付け方は簡単で、台座を取り外し+交換+ネジ止めするだけです。
あとはモニターアームと接続すれば作業完了となります。
わたしはグリーンハウスのGH-AMCA02を購入しました。
同アームは27インチまでの対応ですが、耐荷重面では問題がなく、正常に使用できます。
G-SYNC Compatibleについて
MAG341CQはG-SYNC Compatibleの対応リストには掲載されていませんが、DisplayPortで接続すればNVIDIAコントロールパネルでG-SYNCを有効化できます。
ゲーム時の挙動も不自然な感じはなく、正常に動作している感じです。
文字の大きさについて
28インチや32インチの4K(3840×2160)モニターに比べると文字は大きいです。
基本的には等倍表示(100%)でいけるかと思います。
フルスクリーン時の挙動について
21:9対応のゲームの場合はフルスクリーンで問題なく表示されます。
16:9のみ対応のゲームをフルスクリーンでプレイすると横に引き伸ばされるので、ウィンドウモードがオススメです。
16:9の動画をフルスクリーンで再生すると両サイドに黒帯が入りますが、引き伸ばされることはありません。
21:9に非対応のBIOSの場合、強制的に引き伸ばされるので見にくいです。
長所
- 没入感が凄い
- アスペクト比21:9なので、ゲームプレイ・動画鑑賞時の没入感は抜群です。
16:9のモニターよりも表示領域が広く、対戦ゲームなどでは有利に働くでしょう。 - 広いので作業しやすい
- 解像度が3440x1440pxあるので、並列作業がかなりしやすいです。
ブラウザやエディタ、その他アプリなどを2分割・3分割で表示すると快適になります。
ただ、カーブモニターの特性上、直線の判別がフラットモニターよりも難しいです。
そのため、WEBデザインやCADなどの厳密な作業には向きません。
短所
- 水平を出しにくい
- 台座は上向き・下向きの調整はできますが、他の機能はありません。
わたしの場合、4~5回取り付け・取り外しを行いましたが、結局水平にはできませんでした。
どうしても右側が下がる感じです。 - 方眼紙(格子)のようなものが見える
- 表面処理の問題なのか分かりませんが、近づくと方眼紙(格子)のようなものが見え、特にタスクバー部分が目立ちます。
使用したビデオカードはRTX 2070ですが、ビデオカードの問題なのか、ドライバーなのか、相性なのかは分かりません。
同様の症状が出ている方はいないようなので、わたしの環境の問題である可能性が高いです。 - 残像が気になる時がある
- ゲーム時は気になりませんが、WEBブラウジング時に残像が出ます。
黒背景で白文字のWEBページはかなり気になる感じです。
レビューまとめ
UWQHD(3440x1440px)のモニターとして最安なのは大きなメリットです。
一緒にハイエンドなビデオカードを購入しても、トータルの出費が抑えられますし。
ただ、わたしは方眼紙の問題が解決できなかったのでPixio PX329を買いました。
予算に余裕があるのであれば、価格は高いですが機能モリモリのLG 34GK950F-Bを選んでも良いかなと思います。