同製品はフルHD,IPS,144Hz,1ms,スピーカー付きとゲーミングモニターの機能が一通りがそろっていながら、21,980円(2020/12/17現在)と格安であることが特徴です。
記事内ではPX247との違いや外観チェック、OSDメニューなどについて紹介していきます。
パネル種類(視野角) | IPS(178°/178°) |
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パネルサイズ | 23.8インチ |
サイズ | 539.94 x 400.18 x 142.56 mm |
解像度 | 1920 x 1080px @144Hz(16:9) |
応答速度 | 1ms(MPRT) |
明るさ | 400nits (Max) |
コントラスト比 | 1000:1 |
AMD FreeSync Premium | 対応 |
入力端子 | DisplayPort 1.2(144Hz), HDMI 2.0(144Hz),HDMI 1.4(120Hz) |
スピーカー | 2W x2 |
HDR | 非対応 |
スタンド | チルト対応(Front 5±2°,Back 15±2°) |
型番 | PX248P |
保証 | 3年間(一部パーツは2年間) |
※この記事は製品をご提供いただき執筆しています
PX247とPX248 Primeの違い
PX247 | PX248P | |
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ベゼル | スリムベゼル | ベゼルレス |
端子 | HDMI1.4(120Hz), DP1.2(144Hz) | HDMI1.4(120Hz), HDMI2.0(144Hz), DP1.2(144Hz) |
端子の向き | 後ろ向き | 下向き |
VESA | 75mmピッチ | 100mmピッチ |
色域 | 非公表 | 103% sRGB |
次にHDMI2.0端子が追加され、PS5やXbox Series Xなどの次世代ゲーム機を接続しやすくなっています。
端子の向きが下向きになったので、壁ギリギリに設置することも可能です。
多くのモニターアームや汎用スタンドが対応しているVESA100mmピッチに変更され、扱いやすくなりました。
色域が103% sRGBになったことでゲームだけでなく、クリエイティブな作業を行えることもメリットです。
PX248 Primeの外観と付属品
パッケージサイズは62 x 12 x 47.5cmで、取っ手付きになっています。
パッケージから中身を引き出した様子。
付属品は側面に収まっています。
付属品一覧は下記。
- 台座
- プラスドライバー
- 電源アダプター
- DisplayPortケーブル
※台座固定用のネジは台座の裏側に取り付けられた状態です
本体が緩衝材に収まっている様子。
モニターを包んでいる袋は片側がクッション有り、もう片方がクッション無しタイプです。
台座の固定は裏側にあるネジを締めるだけで行えます。
台座裏には滑り止めゴムが3個付いているので、机の上で滑るようなことはありません。
モニターを包んでいる袋を外すと取扱説明書(台紙)が入っています。
本体を正面から見た様子。
本体背面の様子。
本体背面の上部には排熱用のスリットがあります。
本体背面中央にはVESA 100mmピッチ対応の固定穴があります。
背面の左側にはケンジントンロック用の穴とスピーカー用のスリットがあります。
背面の右側には端子類とスピーカー用スリットがあります。
接続端子は左から電源、USB(ファームウェア更新用?)、HDMI 1.4(120Hz)、HDMI 2.0(144Hz)、DisplayPort 1.2(144Hz)、イヤホン端子です。
背面中央の下には電源ボタン兼OSD操作スティックが配置されています。
表から見て右側に配置されていることが多いものなので、中央にあるのは珍しいです。
メリットは表側のPixioロゴのすぐ裏にあり位置が分かりやすいこと、右利き左利きのどちらでも操作しやすいことなどが挙げられます。
デメリットはほぼありませんが、モニターの前に液タブなどを置いている場合はやや操作しにくいかもしれません。
モニターアームや汎用スタンドを使用する際はスタンドの根本にあるネジを取り外します。
取り外したらモニターアームや汎用スタンドに付属するネジで固定するだけです。
本体を横から見た様子。
最大限上向きにした様子。
最大限下向きにした様子。
PX248 Primeのスタンドはチルトのみ対応で、スイーベルや高さ調整は非対応です。
幅140cm x 奥行75cmの机に設置した様子。
23.8インチなので大きめの机に設置する場合は少し前に出した方が良いでしょう。
ちなみに机の表面からモニターのフレーム下までの長さは約7.4cmです。
視野角と表示領域について
正面から見た様子。
斜め上から見た様子。
斜め下から見た様子。
斜め左から見た様子。
斜め右から見た様子。
モニター左上を撮った様子。
上部と左右の表示領域はフレームから約4mm内側です。
モニター左下を撮った様子。
下部の表示領域はフレームから約2mm内側になります。
OSDメニューと設定
OSDメニューが表示されていない状態で上方向に傾けると入力切替、右でゲームアシスト、下で輝度調整、左でプリセット変更を行えます。
Displayでは輝度やコントラストなどを変更できます。
Colorでは色温度やブルーライト設定を行えます。
Gaming SetupではFreeSyncやOverdriveなどを設定できます。
※FreeSyncはデフォルトではオフなので、使用する場合はオンに変更してください
Inputでは入力端子を選択できます。
System Setupでは言語やオーディオなどを設定できます。
デフォルトは英語ですが、日本語にすることも可能です。
User Dataでは保存した設定を呼び出せます。
ゲームアシスト機能について
クロスヘアは形状が3種類、色が黄緑と赤の2種類で、合計6種類から選択できます。
解像度とG-SYNC Compatibleの設定
NVIDIAのビデオカードを使用している方はデスクトップ上で右クリック>NVIDIAコントロールパネル>解像度の変更>Pixio PX248Pを選択>1920 x 1080(ネイティブ)>144Hz>適用をクリックします。
Windows 10(20H2)では画面右下をクリック>すべての設定>システム>ディスプレイの詳細設定からでもリフレッシュレートを変更可能です。
その場合は最大値の143.992Hzを選んでください。
G-SYNC Compatibleを設定する時はNVIDIAコントロールパネル>G-SYNCの設定>Pixio PX248Pを選択>選択したディスプレイモデルの設定を有効化>適用をクリックしてください。
※DisplayPortケーブルでビデオカードと接続して、モニター側の設定(OSD)でFreeSyncをオンにしておく必要があります
スピーカーの性能について
開口部が裏面にあるので後ろの方で鳴っている感じはあるものの、カジュアルにゲームを楽しむ分には問題ありません。
まずは内蔵スピーカーを試してみて、もっと高音質で音楽を聴いたり・ゲームをプレイしたくなったらスピーカーやゲーミングヘッドセットを導入するのがオススメです。
レビューまとめ
様々なベンチマークを取ったり、Cyberpunk 2077やFallout 76などのゲームを長時間プレイしましたが、応答速度や色表現の面でも不満に感じることはありませんでした。
値段も手頃で性能も十分なPX248Pはゲーミングモニター入門機として間違いなくオススメです。