同製品は360Hz対応のゲーミングモニターで、驚くほど滑らかに表示できることが特徴です。
価格は360Hz対応製品としては最安の49,980円となっています。
パネル種類(視野角) | IPS(178°/178°)、非光沢、フラットパネル |
---|---|
パネルサイズ | 24.5インチ |
サイズ(スタンドを含む) | 557 x 421 x 179mm |
解像度 | フルHD(1920 x 1080px) |
リフレッシュレート | 360Hz |
応答速度 | 1ms(GTG) |
明るさ | 400nits(Max) |
コントラスト比 | 1000:1 |
AMD FreeSync Premium | 対応 |
入力端子 | DisplayPort 1.4[360Hz] x2, HDMI 2.0[240Hz] x1, Earphone Jack x1, USB(ファームウェアアップデート用) |
HDR | 対応 |
スタンド | チルト対応 |
型番 | PX259PS |
保証 | 3年間(一部パーツは2年間) |
※この記事は製品をご提供いただき、執筆しています
Pixio PX259 Prime Sの外観と付属品
PX259 Prime Sのパッケージは66.3 x 41.8 x 17.4cmで取っ手付きになっています。
パッケージを開封すると付属品が収まっています。
モニターが包まれている袋はクッション無しのビニールです。
本体背面の様子。
モニターアームや汎用スタンドに使用するネジ穴はVESA 75mmピッチです。
電源とOSDボタンは背面左下に配置されています。
スタンド取付場所の様子。
一番上のレバーはスタンドを取り外す時に使います。
端子類は背面右下に集められています。
左から電源端子、USB、HDMI、DisplayPort x2、イヤホン端子です。
端子類の右下には盗難防止用の鍵穴があります。
すぐ上にあるのはスピーカー用の開口部です。
付属品は下記。
- 取扱説明書(台紙)
- スタンド
- 台座
- 電源アダプター
- 電源ケーブル
- DisplayPortケーブル(DP1.2,1.5m)
台座裏には5つの滑り止めゴムが取り付けられています。
本体を移動させる際に引きずるとゴムの跡が机に付いたりするので、少し持ち上げて移動するのがオススメです。
本体にスタンドを取り付ける様子。
この状態から上方向にスライドさせてください。
スタンドに台座を取り付ける様子。
このまま上に押し込めば固定できます。
※ネジ留めは必要ありません
本体を正面から撮った様子。
使用時は電源ボタン付近から青い光が真下に照射されます。
背面にある斜めの部分はLEDライトになっています。
画像上は緑ですが、様々な色に変化していく形です。
※OSDから消灯することもできます
最大限上向きにした様子。
最大限下向きにした様子。
幅140cm x 奥行75cmの机に設置した様子。
実際に使用した時のイメージ。(モニター表面から約80cm)
実際に使用した時のイメージ。(モニター表面から約50cm)
視野角と表示領域、応答速度など
応答速度は1msで残像を感じる場面は全くありません。
デザインは3方向ベゼルレス(上左右はフレームのみ)、下側はベゼルありとなっています。
斜め上から見た様子。
斜め下から見た様子。
斜め左から見た様子。
斜め右から見た様子。
上と左右はフレームの約4mm内側からが表示領域です。
下側はベゼルの約2mm内側から表示領域になっています。
OSDメニューと設定
操作方法は一番右のボタンで電源オン・オフ、MでOSDメニュー表示と決定、左右の三角で移動、Eで戻るとなっています。
Mを押さずにEを直接押すと入力端子の選択、左向き三角ではプリセットを変更することが可能です。
OSDのInputでは入力端子を選択できます。
デフォルトはAuto Select(自動選択)です。
Displayでは明るさやコントラストを変更できます。
Color Setupでは色温度やブルーライトの設定を行えます。
Gaming SetupではFreeSyncやOverdriveを設定できます。
Audio Adjustではミュートの設定とボリュームの調整を行えます。
OSD Setupでは表示言語の変更やOSDメニューの表示位置を調整できます。
Misc.ではフリッカーフリーや背面RGBライトを設定できます。
360Hzの滑らかさと効果
240や280Hzからの乗り換えの場合、判別できない方が増えるでしょう。
わたしもブラインドテストで見分ける自信はないです。
ただ、ぱっと見で判別できなかったとしてもゲームの成績は少し上がる傾向にあるので、360Hzを選ぶ価値はあります。
144Hzから360Hzに切り替えて、複数のFPSを一週間ほど試してみたところ、どのゲームでも数%程度の成績向上(改善)が見られました。
60Hzモニターからの乗り換えなら伸びはもっと大きくなるでしょう。
360fpsの負荷について
レビューまとめ
360Hz対応モニターにしたからといって劇的に成績が上がる訳ではありませんが、数%の向上は見られるので、上手くなる為の最初のきっかけ(モチベーション向上など)にすることができます。
表示が滑らかであることや残像が少ないこと、IPS採用で色味がキレイなことはガチゲーマーでなくても受けられるメリットです。
他社製の360Hz対応モニターは安いものでも6万円台~なので、49,980円(2022/03/25時点)という現状最安の価格設定は大きなアドバンテージと言えます。
製品としてのデメリットはスタンドがチルトのみ対応なことですが、こちらはアームや汎用スタンドを使えば解決可能です。
360Hzモニター全般のデメリットを挙げるとすれば、現行のミドルハイ~ハイエンドクラスのPCが必須なこと。
これに関しては次世代GPUのRTX 4000シリーズ?などが登場するのを待つしかないでしょう。
※価格が下がるかは保証できません
最後に360Hz対応モニターの購入を検討している方が知っておくべき注意点を記載しておきます。
それは360fpsに対応していないゲームが存在することです。
ゲーム側が300fpsまでしか対応していなければ、モニター側が360fpsに対応していても、最大300fps表示となります。
プレイする予定のゲーム、お目当てのゲームがあれば、ゲーム名+最大fpsなどのキーワードで必ず調べておきましょう。