Pixio PX329のレビューをします。
同製品は31.5インチWQHDのゲーミングモニターで、165Hz動作に対応していること、VAパネルが採用されていることが特徴です。
注目すべきポイントは下記の4つとなります。
これらを頭の片隅において、読み進めてもらえると幸いです。
- 迫力がスゴイ
- 価格が安め
- 視野角や残像の問題も無し
- 独立した電源ボタンがない
パネル種類 | VA |
---|---|
パネルの光沢 | 非光沢(ノングレア) |
パネルサイズ | 31.5インチ |
解像度 | 2560 x 1440px @165Hz(16:9) ※FreeSync ON時は144Hz動作 |
応答速度 | 6ms |
明るさ | 300cd/m² |
コントラスト比 | 3000:1 |
FreeSync | 対応 |
入力端子 | DisplayPort 1.2 x2,HDMI 2.0 x2 |
保証 | 2年間 |
メーカー公式ページ
Pixio PX329の外観と付属品
まずは開封の儀から始めます。
梱包された様子です。
伝票直張りで来るのかなと思っていたのですが、実際にはダンボールが巻かれているので、パッケージをキレイに残しておきたい人も安心かと思います。
Pixio PX329のパッケージは取っ手付きです。
製品画像などの印刷はなく、基本赤と白で構成されています。
サイズは13×83.5x54cm。
パッケージから中身を引き出した様子。
側面に付属品が収まっているので、横倒しにしてから取り出す必要があります。
付属品は下記。
- ユーザーマニュアル
- ロゴシール
- DisplayPortケーブル
- 電源ケーブル+ACアダプター
- 台座のパーツ(接続部+脚2本)
- ケーブル通し
- VESA用プレート+ねじ
- 台座脚の固定用ねじ
電源ケーブルの端子は日本で一般的な2pinではなく、3pinタイプです。
そのため、対応タップや変換アダプターが必要になります。
2020/06/08追記
現在は2pinタイプの電源ケーブルが同梱されているようなので、タップや変換アダプターは不要です。
モニター本体が収まっている様子。
背面側は透明のビニール、表側はクッション素材の袋にいれられています。
モニター本体背面側の様子。
左側に操作スティック、中央に台座接続部と型番シール、右側に入力端子があります。
操作スティックは上下左右と押し込むことができます。
押し込みで電源ON、押し込み長押しで電源OFFです。
OSDメニューは上下左右で操作します。
操作方法が独特なので、少し慣れが必要です。
Pixio PX329の入力端子の様子。
台座は脚を取り付けて、下部を2本のねじで固定する形です。
モニターに取り付ける時は台座をはめこんで、下側からねじ止めします。
赤いケーブル通しは爪をはめるだけです。
本体を横から見た様子。
上部の薄い部分は1cmほどしかないので、運ぶ際は下部の厚い部分を持つことになります。
2019/09/08追記
twitterでお問い合わせいただいたので、接写した画像を追加しました。
緑っぽくなっているのはカメラの問題なのか、モニター側の色設定なのか、理由は分かりません。
※使用する際に緑っぽく感じることもないです
Pixio PX329でモニターアームを使うには
PX329はVESA(100x100mm)対応なので、モニターアームの利用が可能です。
ここでは取り付け方を紹介します。
初めに台座周りに付いているプラスチックを取り外します。
これは4つのツメで固定されているだけなので、手前に引っ張ればすぐに取れます。
次に台座接続部(金属)を固定しているねじ4本を緩めて取り外してください。
台座接続部(金属)を取り外したら、プレートを4本のねじで固定します。
※プレート、固定用ねじは付属しています
あとはモニターアームをねじで固定して、作業は完了です。
モニターアームを使ってPX329を設置した様子。
台座を使うと高さ固定ですが、アームならより低く調整できるので便利です。
※わたしが使っているアームはグリーンハウスのGH-AMCA02になります
Pixio PX329とG-SYNC Compatibleについて
モニター側のOSDメニューでFreeSyncをオンにして、DisplayPortに接続するとG-Syncの設定を行えるようになります。
PX329はG-SYNC Compatibleの対応リストに含まれていませんが、問題なく動いています。
ゲームをプレイしてみましたが、不自然な感じはありませんでした。
Pixio PX329の長所
- 迫力がスゴイ
- 大画面なのでゲームプレイや動画を見る際の迫力・没入感が増します。
これは24インチ・27インチにはない魅力です。
ただ、WEBブラウジングなどがメインの場合は視線移動が多くなるので、そこはサイズ的な欠点とも思います。
汎用的な扱いやすさで言えば、27インチWQHDの方が上でしょう。 - スペックのわりに価格が安め
- 31.5型、VAパネル、WQHD、165Hz、FreeSync対応のモニターとしては安めでありながら、品質にも問題がないのでお得感があります。
- 視野角や残像の問題も無し
- VAパネル(178°)採用なので角度を変えても色の変化は少ないです。
ゲームやWEBブラウジングの際の残像感もきつくありません。
Pixio PX329の短所
- 独立した電源ボタンがない
- PX329には独立した電源ボタンがなく、やや不便に感じます。
31.5型なので自分との距離をある程度離す必要があるのですが、そうすると背面にあるスティックが遠くなり、操作しにくいです。
また、スティック長押しでないと電源を切れないのはちょっと困ります。
一人暮らしなら問題ありませんが、同居人がいる場合、一瞬で電源を切りたい(見せたくない)ケースに対応できません。
なので、独立した電源ボタンが底面側(右下)にあれば良かったなと思います。
Pixio PX329のレビューまとめ
Pixio PX275h(27型,IPS,WQHD,95Hz,FreeSync,HDR10対応)とPX329のどちらを買うか悩みましたが、いち早くモニターを買い替えたかったので、購入時点で予約扱いだったPX275hは仕方なく見送った形です。
結果として、わたしはPX329にとても満足しています。
迫力が欲しいなら買って間違いありません。
ただ記事内でも触れたように視線移動が多くなるので、FPSをガチでやりたい方にはPixio PX5 HAYABUSA2をオススメします。
2019/09/14追記
Pixio PX7(27型,IPS,WQHD,165Hz,FreeSync,HDR10,多機能スタンド)のレビュー記事を公開しました。合わせてご覧ください。