EaseUS Disk Copyのレビューをします。
同製品はセクタバイセクタ方式対応のクローンソフトで、オリジナルと100%同じコピーを作成できることが特徴です。
主な用途としてはHDDからSSDやSSDからSSDへの引っ越し(データ移行)、故障対策用のクローン作成が挙げられます。
個人ユーザーなら前者、企業ユーザーなら後者の使い方が多くなるでしょう。
この記事ではインストール手順や使い方などを丁寧に解説しているので、ぜひ最後までお付き合いください。
※この記事はレビュー依頼を受け、執筆しています
ダウンロードとインストール手順
1.EaseUS Disk Copyの公式ページを開きます。
2.無料ダウンロードをクリックします。
3.インストールファイル(dc_demo.exe)を任意の場所にダウンロード&保存します。
4.dc_demo.exeをダブルクリックします。
※ユーザーアカウント制御のダイアログが表示された場合は、はいをクリックします。
5.インストールに利用する言語を選択し、OKをクリック。
6.使用許諾契約書を読み、同意をクリック。
7.インストール先を指定し、次へをクリック。
※必要なければデフォルト設定でOKです。
8.追加タスクを選択して次へをクリック。
※必要ない場合はチェックを外します。
9.インストールが始まるので、しばらく待ちます。
10.完了をクリックすれば、インストール作業は終了です。
ブラウザでチュートリアルが開かれます。
下部にセール情報が掲載されているので、そちらもチェックしておきましょう。
ライセンス認証の方法
初回起動時にライセンス認証画面が表示されるので、コードを入力してライセンス認証ボタンをクリックするだけです。
初回起動時にライセンス認証をせずにソフトを終了させた場合は、ソフト起動後に上部のカートボタンをクリックしてください。
そうすると先ほどと同じ画面が表示されます。
ライセンス認証が終わるとWinPEブータブルディスク作成をすすめられるので、作成しておきましょう。
※USBメモリ、CD/DVD、ISO作成の3種類があります
使い方
今回は例として、Windows10がインストールされているSSDを別のSSDに丸ごとクローンしていきます。
お約束ですが、作業前に全てのソフトを終了させておきましょう。
クローン作業中にブラウザやメールソフトなどを起動するのも無しです。
1.EaseUS Disk Copyをショートカットなどから起動します。
2.左上部でディスクモードを選択(デフォルト)して、中央部でクローン元になるディスクを選択してください。
次に左下でセクターバイセクター方式コピーにチェックを入れます。
最後に右下の次へをクリック。
3.中央部でクローン先のディスクを選択します。
画面上部ではソース(クローン元)とターゲット(クローン先)が表示されるので、必ず確認しましょう。
注)ここで間違えるとデータが消えるので、不安ならクローンに使用しないディスクを取り外しておいてください。
今回はディスクCをディスクZにクローンすることで問題がないので、右下の次へをクリックします。
4.確認ダイアログが表示されます。
問題がなければOKをクリック。ある場合はキャンセルで戻りましょう。
5.最後の確認を行い、実行をクリックします。
6.クローン作業が始まるので、終わるまで放置します。
256GB SSDから256GB SSDへのクローンで約20分かかりました。
終了までの時間はディスクの使用容量や速度によって変わってきます。
特にHDDは転送速度が遅いので、その分時間もかかるでしょう。
7.クローン作業が終了するとダイアログが表示されるので、内容を読みシャットダウンをクリックします。
※応答なしになってしまった場合は別途ソフトを終了してください
8.内蔵ディスクをクローンに使用した場合はパソコンをシャットダウンし、電源ケーブルを抜いてから作業します。
外付けでクローン作業を行っていた場合は、右下のタスクトレイアイコンから取り外しを行って下さい。
あとはディスクを交換するなり、保管するなりすれば、作業は終了です。
交換するにせよ、保管するにせよ、きちんとクローンできているかを確認しておきましょう。
クローン作業終了後はディスクがオフラインになり見えなくなるので、ディスクの管理からオンラインに変更する必要があります。
長所
- オリジナルと100%同じクローンを作成できる
- セクタバイセクタ方式を使用することで、全く同じクローンを作成可能です。
今回のクローン作業終了後にオリジナルとクローンを比較しましたが、サイズやファイル数、フォルダ数もきっちり同じになりました。 - 操作が簡単である
- 操作方法が簡単なので、PC初心者の方でも問題なく作業を行えます。
UI(見た目)も分かりやすいので、迷うこともありません。 - クローンソフトとしてはお安い
- Pro版は2,390円~、Technician版は10,800円~となっており、買いやすい価格です。
短所
- プロセス終了までにやや時間がかかる
- 一度ソフトを終了して、再度使用する場合、すぐに起動できないことがあります。
これはプロセスがまだ動作していることによるものです。
再度起動する為には十数秒~数十秒程度待たないといけません。
補足事項
この記事ではWindows 10を起動した状態でクローンを行いましたが、通常はWinPEブータブルディスクを起動して作業するのがオススメです。
Windows 10を起動した状態だと常駐プログラムを手動で終了させる手間が発生します。
WinPEブータブルディスクの場合、インストールされているOSや常駐プログラムは起動していない状態なので終了させる手間が省けますし、邪魔するものが無いのでより高い精度でクローンが可能です。
思ったこととか
完全コピーできることや操作が簡単であることも長所ですが、一番は日本語に対応していることです。
わたしは英語のみのソフトでクローンを行ったこともありますが、頭に意味がすっと入る日本語(母国語)の方が作業しやすいなと感じます。
英語が苦手な人が英語のみのソフトを使うとミスや操作間違いする可能性があるので、そういう方はぜひEaseUS Disk Copyをお試しください。
公式ページでは無料デモ版も用意されています。