ゼンハイザー HD 4.40 BTのレビューをします。
同製品はHD 4.30(有線ヘッドホン)のBluetoothモデルで、NFC、apt-X対応、25時間駆動のバッテリーが主な特徴となります。
まずはスペックを確認しましょう。
型式 | 密閉ダイナミック型 |
---|---|
通信方式 | Buetooth 4.0 |
対応コーデック | apt-X,SBC |
バッテリー | 約25時間 |
質量 | 225g |
保証 | 2年間 |
ゼンハイザー HD 4.40 BTのレビュー
ゼンハイザー HD 4.40 BTのパッケージサイズは18x23x10cm。
保証書はパッケージの裏面に貼られているので、誤って捨てないようにしてください。
パッケージを開封した様子。
セミハードケースはついておらず、プラに折りたたまれた状態で収まっています。
製品内容(付属品)は下記。
- ヘッドホン本体
- 充電用USBケーブル
- 有線用ステレオミニケーブル(1.4m)
- キャリングポーチ
- 取扱説明書
- セーフティガイド
ヘッドホン本体の様子。
ボタン類は右耳側に集中しています。
左耳外側はNFCのタッチ面です。
調べたのですが、右耳外側の穴の役割は分かりませんでした。
ヘッドバンドを伸ばした様子。
細い部分の幅は約1.2cm、太い部分は約2.4cm幅です。
イヤーパッド内の穴は6×3.4cm。
オーバーイヤータイプのヘッドホンとしては小さめです。
ボタン類の様子。
上から電源ボタン、マルチファンクションボタン、音量調整ボタン、ステレオミニ端子、microUSB端子となります。
長所
- 音質はなかなか
- 1万円強のBluetoothヘッドホンとしては、かなりがんばっている印象です。
ただ、密閉型なので音の抜けはよくありません。
ゼンハイザーが得意とする開放型ヘッドホンの音傾向とは違います。 - オーバーイヤータイプである
- この価格帯だとオンイヤータイプが多いですが、同製品はオーバーイヤータイプとなります。
頭がでかいわたしがオンイヤータイプを使うと、すぐに耳が痛くなるのでありがたいです。
短所
- 付け心地は微妙
- 側圧は割とゆるめで耳は痛くなりにくいですが、ヘッドバンドが細く、クッションも薄いので、頭頂部が痛くなる場合があります。
HD598と比べると側圧はキツめ、装着感はボロ負けです。 - イヤーパッドの穴が小さい
- これも付け心地に関連する話ですが、オーバーイヤータイプとしては穴が小さめです。
耳の上側はスッポリと収まりますが、耳たぶはクッションに挟まれる形になります。
そのため長時間装着すると、耳たぶがピンポイントで痛くなることがあります。
HD 4.50BTNCとの違い
HD 4.40 BTにノイズキャンセリング機能を付けたのがHD 4.50BTNCです。
他にHD 4.40 BTは25時間駆動、HD 4.50BTNCは19時間駆動という違いがあります。
思ったこととか
HD 4.40 BTは安く、それなりの音質、オーバーイヤータイプが良いという方向けのワイヤレスヘッドホンです。
装着感を優先するのであれば、SONY WH-CH700N、Razer Thresher 7.1(ワイヤレスヘッドセット)、HD 598 SR(有線ヘッドホン)あたりをオススメします。