ハイエンドヘッドホン beyerdynamic T1 2nd Generationのレビューをします。
同製品はT1の後継機にあたり、ケーブル着脱・交換ができるようになったことが特徴です。
型式 | ダイナミック、セミオープン |
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周波数特性 | 5Hz – 50,000Hz |
感度 | 102dB(最大126dB) |
インピーダンス | 600Ω |
ケーブル | 3m / 両出しストレート |
コネクター | 3.5mm(1/8″)ステレオミニプラグ 6.3mm(1/4″)ステレオ標準プラグアダプター |
質量 | 360g(ケーブル含まず) |
保証 | 5年間 |
beyerdynamic T1 2nd Generationのレビュー
注)わたしは残念耳なので、音質のレビューについては期待しないでください。
beyerdynamic T1 2nd Generationのパッケージの様子。
外観はT5p 2nd Generationのものとあまり変わりがありません。
パッケージ内にはセミハードケース、冊子、保証書が入っています。
セミハードケースを開けると、T1 2ndとケーブルが収まっています。
本体とケーブルを取り出した様子。
6.3mm(1/4″)ステレオ標準プラグはアダプタになっており、取り外しが可能です。
T1 2nd(左)とT5p 2nd(右)を並べた様子。
T5p 2ndの方が全体的に黒いです。
T1 2nd(左)とT5p 2nd(右)を並べた様子2。
T1の方の金具は鈍いシルバーなのに対し、T5pの方はブラックシルバーといった感じです。
beyerdynamicとロゴがある部分にも違いがあります。
T1の方はざらざらとしていて、穴が空いているので、耳を近づけると音漏れしていることが分かります。
T5pの方はツルッとした触り心地、穴は空いていないので、耳を近づけても音はしません。
T1 2nd(左)とT5p 2nd(右)を並べた様子3。
大きく異なるのはクッション部分。
T1の方はベロア、T5pの方はレザーとなっています。
好みの問題ですが、T5pの方が装着感はよく感じます。
ただ、暑い時期になるとムレるでしょう。
T1の方はムレにくい反面、ホコリが溜まりやすいので、定期的な清掃が必要となります。
長所
- 音が自然に抜ける
- T5p 2ndは少し音が詰まっている感じがあったのに対して、T1 2ndは音が自然に抜ける感じです。
楽器音(ピアノや金管楽器)を比べるとT1の方がキレイに聞こえます。 - ケーブル交換が可能
- T1 2ndとT5p 2ndはケーブル交換が可能です。
標準のケーブルとバランスケーブル(B CABLE T1 2G)ではかなり音質に差が出るので、可能であればバランス環境を用意することをオススメします。
短所
- 音量が取りにくい
- 15ΩのT5p 2ndと比べると、600ΩのT1 2ndはかなり音量が取りにくいです。
それなりのヘッドホンアンプが必要になります。
※わたしはOPPO HA-1を使用しています - 音は漏れやすい
- 完全な開放型ほどダダ漏れではありませんが、密閉型のT5p 2ndと比べるとかなり音漏れしやすいです。
T1 2ndを屋外で使おうとする方は少ないですから、おそらく問題にはならないでしょうが。
思ったこととか
2016年9月にT5p 2nd Generationを購入し、オーディオスパイラルに終止符をと書きましたが、つい欲しくなってT1 2ndを買ってしまいました。
ただ、T5p 2ndからT1 2ndに乗り換える意味は薄かったと感じています。
その理由は大きな音質差を体感できなかったから。
音質に違いはあるのですが、どちらかというとヘッドホンの傾向・個性による差だと思います。
まぁ、物欲は満たされたので、今度こそオーディオスパイラルは終わるでしょう。
というか、終わってくれないと財布がピンチになってしまいます。
2017/03/23追記
少し上で乗り換える意味は薄かったと書いていますが、現在は手放したくないと思うほどに気に入っています。
恐らくこれでヘッドホンスパイラルは終わりです。
まぁ、beyerdynamicで上位モデルが出たら別ですが。