SONY WH-CH700Nのレビューをします。
同製品は手頃な価格ながらノイズキャンセリング機能が搭載されたワイヤレスヘッドホンで、最大35時間駆動することなどが特徴です。
まずはスペックを確認します。
型式 | 密閉ダイナミック型 |
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ドライバーユニット | 40mm ドーム型 |
通信方式 | Bluetooth標準規格 Ver.4.1 (power class2) |
対応コーデック | aptX, aptX HD, AAC, SBC |
質量 | 約240g |
カラー展開 | ブラック(WH-CH500 B) グレー(WH-CH500 H) ブルー(WH-CH500 L) |
保証 | 1年間 |
九荻 新
2020年7月現在は後継モデルのWH-CH710Nが販売されています。
SONY WH-CH700Nのレビュー
SONY WH-CH700Nのパッケージの様子。
わたしが買ったものは右下が若干へこんでいました。
パッケージを開封した様子。
上蓋にはスポンジ(緩衝材)が貼られています。
製品内容(付属品)は下記。
- ヘッドホン本体
- 充電用USBケーブル
- ステレオミニケーブル
- 使用上のご注意/主な仕様
- 取扱説明書
- 保証書
本体の様子。
左耳(画像では右側)の外はNFCのタッチ面になっています。
本体内側の様子。
耳がスッポリとおさまるオーバーイヤータイプです。
本体左耳側の端子類。
左からノイズキャンセリングボタン(NC)、ステレオミニ端子、microUSB端子、電源ボタンとなっています。
右耳側には音量調整ボタンと操作ノブが付いています。
曲送り、曲戻し、停止を行う操作ノブですが、端末やBluetoothアダプターによって、正常に動作しない場合があります。
わたしがPCで使っているBluetoothアダプターでは、うまく動作しませんでした。
バンド調整部分は金属でしっかりとしています。
長所
- 手頃な価格でノイズキャンセリング機能を試せる
- 1万円台半ば(2018/09/10現在)のヘッドホンで、ノイズキャンセリングを試せるのは大きなポイントです。
- バッテリー持ちが良い
- 最大35時間駆動なので毎日充電する必要がありません。
- 装着感も良し
- 側圧はキツくなく、クッションもやわらか、長時間使用しても耳が痛くなりません。
ただ、少し蒸れます。
短所
- ノイズキャンセリングの性能は低め
- 価格帯が違うので当たり前ですが、SONY WH-1000XM2のノイズキャンセリングに比べるとだいぶ性能は低めです。
WH-1000XM2だとクーラーやパソコンのファンの音は聞こえませんが、WH-CH700Nではけっこう聞こえます。(小さくはなる)
いいように言えば、WH-CH700Nは周囲の音が聞こえるので屋外でも使いやすいです。
逆にWH-1000XM2は聞こえなさすぎて、屋外でノイズキャンセリングを使うのは危ないのでオススメできません。(機能をOFFにしましょう) - 音質は悪くないが
- WH-CH700Nの音質は決して悪くないです。
ただ、下位モデルのWH-CH500(5千円台半ば)の3倍近く高音質かと聞かれると違うと答えるしかありません。
正直言えば、WH-CH500の音質の2倍にも届いていないかなと思います。
思ったこととか
WH-CH700Nはノイズキャンセリング搭載ヘッドホンとしては安めなので、初めてノイキャンを使う・使ってみたいという人向けです。
ただ、性能としては中途半端な感じなので、上位のWH-1000XM2や新しく発表されたWH-1000XM3に行った方がノイズキャンセリングの凄さを体感できるかと思います。