クーラーマスター MasterCase H500Pのレビューをします。
同製品は200mm RGBファンをフロントに2機搭載したPCケースで、配線しやすい構成や水冷システム対応などが主な特徴です。
まずはスペックを確認します。
型番 | MCM-H500P-MGNN-S00 |
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ケースタイプ | ミドルタワー |
サイズ (L x W x H) | 544 x 242 x 542 mm |
ドライブベイ | 0 x 5.25 2 x 3.5 or 2.5 2 x 2.5 |
拡張スロット | 7+2 |
マザーボード | Mini-ITX,Micro-ATX,ATX,E-ATX |
クーラーマスター MasterCase H500Pのレビュー
クーラーマスター MasterCase H500Pのパッケージのサイズは63x34x64cmとかなり大きめです。
パッケージを開封した様子。
真ん中に付属品がまとめられた箱があります。
上下の灰色のは袋の取っ手部分です。
ケース全体が袋に入っているので、ダンボールを横倒しにして取っ手を引っ張れば、かんたんに引き出せます。
本体正面の様子。
フロントパネル中央とトップパネル中央はガラスではなく、プラスチックです。
フロントパネルをはずした様子。
200mmファン x2はRGB対応ですが、RGB用ケーブルをマザーボードに接続しなければ光らないファンとして使用可能です。
フロントパネル単体の様子。
同パーツはネジ止めされていないので、手前に引くだけでかんたんに外れます。
上下左右にメッシュ部分があり、吸気はそこから行われる形です。
アクセスポート類の様子。
左からUSB3.0 x2、USB2.0 x2、ヘッドホン・マイク端子、電源スイッチ、リセットスイッチ、ディスクアクセスランプとなります。
左サイドのガラスパネルの様子。
上部中央のネジを右に90度回すと外れる仕組みです。
このネジを回すには厚めのマイナスドライバーが必要となります。(薄いものだとナメてしまいます)
右下のFragileシールははがすと繊維が残るので、根気よくトライしましょう。
わたしは水分を含ませて、はがしました。
ガラスパネル内側のフックの様子。
これがひっかかり、サイドパネルは固定されます。
ケース内部の様子。
下部にあるカバーは取り外し可能です。
ケース内部前側の様子。
ケース内部後側の様子。
カバー上にある2.5インチベイは右サイドパネル側に取り付けることができます。
背面ファンはRGB非対応です。
ケース背面の様子。
ライザーケーブルを別途用意すれば、ビデオカードの縦置きができます。
右サイドパネルはスチールなので、何も見えません。
こちらは2つのネジを外し、背面側に引くと外れます。
右サイドパネル内側の様子。
吸音素材などはありません。
ケース右サイド内部の様子。
こちらには2つのケーブル隠しが設置されています。
ケース右サイド内部の様子。(ケーブル隠し取り外し済み)
CPU裏のケーブル隠しはプラでネジ止めは無し。
取り付ける際に少しコツがいります。
前面側のケーブル隠しはスチールで、こちらはネジ止めされています。
トップパネルの様子。
取り外しは背面のネジを外して行います。
左右はメッシュ構造です。
トップパネルを外した様子。
ここにはファンやラジエーターを設置できます。
付属品です。
ガラス用の掃除クロスが付いているのは珍しいと思います。
ケース底面(電源下)のダストフィルターは、背面側に引けば取り外せます。
PCパーツ組み込み後の様子。(右サイドパネル側)
ケーブル隠しがあるので、配線が苦手な方でもきれいにまとめられます。
PCパーツを実際に組み込んだ様子。
スペースにはかなり余裕があります。
長所
- 意外と静か
- H500Pは200mmファン x2 + メッシュなので音漏れがひどいかなと予想していましたが、そんなことはありませんでした。
静音PCも十分組めます。 - 組みやすい
- ケース内部が広く、組みやすいケースです。
ケーブル配線もきれいにまとめられるので、自作PC初心者にも向いています。
短所
- ケースの移動が行いにくい
- H500Pのフロント・トップパネルがとても外れやすいので、ケースを移動させる時は底面の硬い部分をしっかりと持つ必要があります。
- 少し安っぽい
- プラスチック素材が多く使われているので、1万円台後半のPCケースとしては安っぽいです。
思ったこととか
久しぶりに自作PCを一から組みましたが、やっぱり楽しいですね。
一番楽しいのは、あーでもないこーでもないと考えながらパーツを選んでいる時だと思いますが。