タイトルどおり、BitZenyのマイニング用にCore i9-7980XEを買ったので、レビューをしたいと思います。
マイニングの結果、電気代なんかも紹介するので、ぜひご覧ください。
まずは7980XEのスペック確認から始めます。
コア数・スレッド数 | 18コア36スレッド |
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クロック(全コア) | 2.6~3.4GHz |
クロック(ターボブースト2.0) | 4.2GHz |
クロック(ターボブースト3.0) | 4.4GHz |
キャッシュ | 24.75MB |
最大メモリーサイズ | 128GB |
対応メモリ | DDR4-2666 |
TDP | 165W |
PCIeレーン数 | 44 |
対応ソケット | LGA2066 |
購入時の価格 | 230,311円 |
現在は新世代のCore i9-10980XEが販売されています。
[レビュー]BitZenyのマイニング用にCore i9-7980XEを買ってみた
Core i7などで使われているペラペラの紙とは違い、しっかりとした厚さがあるパッケージです。
ブラック+金文字は結構カッコイイと思います。
開けると取扱説明書が入っており、これの裏側にはi9のロゴラベルが付いています。
CPU本体はプラパッケージに収まっています。
BitZenyのマイニング結果
batファイルに–threads=20をいれて、使うスレッドを20threadsに抑えています。
その状態でのハッシュレートは、12.6~13.2 khash/s。
1スレッド当たり0.63~0.66 khash/sです。
1時間のマイニングで掘れたのは、1.145653 ZNY。(※プールマイニング)
1日に換算すると、27.495672 ZNY。(約612.7円)
1ヶ月に換算すると、852.365832 ZNY(約18,991円)となります。
ソロマイニングの場合は1回で62.5 ZNY(約1,393円)獲得できるので、
13.6回/月のペースで掘り当てれば、大体プールマイニングと同程度です。
18コア36スレッド(3.4GHz)をフルに使わない理由は、パフォーマンスが落ちるからです。
スレッド数を指定しない(36スレッド走らせた)場合、ボトルネックが発生して、1スレッド当たり0.2 khas/sぐらいしか出なくなります。
常駐しているプログラムによって、最適なスレッド数は異なるので、そこら辺は微調整してください。
電気代について
i9-7980XE+GTX 1080 Ti+メモリ32GBなPCのアイドル時が、ワットチェッカー読みで約120W。
BitZenyのマイニングを始めると約310Wなので、差は190W。
さらにGPUでマイニング(他の仮想通貨)をすると、システム全体の消費電力が約510Wになります。
500Wを1時間使うと電気代が約13円らしいので、一日使うと312円、それを1ヶ月続けると9,672円になります。
思ったこととか
18コア36スレッドを走らせたら、どれだけ掘れるのだろうと思い、7980XEを購入しましたが、ボトルネックが発生することが分かったので、正直がっかりしました。
もちろんマイニングは続けますが。
追記
最近BitZenyのマイニングをする方が増えたようで、プールマイニングで掘れる量が減りつつあります。
マイニングの為に新しいCPUを購入するのはコストパフォーマンスが悪いです。
同じ額をPCパーツに使うならビデオカード(GPU)を買って、別の仮想通貨のマイニングをすることをオススメします。