高性能なCPUグリス Thermal Grizzly Kryonaut 1.5ml(TG-K-015-R)のレビューをします。
とは言っても、以前レビューしたTG-K-001-RSと容量が違うだけです。
付属品に違い(ゴムへら or プラスチックへら)はあるものの、性能面での差異はありません。
熱伝導率 | 12.5W/mk |
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導電性 | 無 |
容量 | 1.5ml(5.55g) |
Thermal Grizzly Kryonaut 1.5ml(TG-K-015-R)のレビュー
Thermal Grizzly Kryonaut 1.5mlのパッケージの様子。
封を切った後が少し開けにくいです。(固い)
製品内容はステッカー、塗り方ガイド、グリス本体、ゴムへら x2。
ゴムへらは容器先端のキャップを取ってから、取り付ける形です。
性能比較
一つ目のグラフはCPUグリス6製品の性能を比較してみた(2015年9月版)の結果、二つ目のグラフはCPUグリス8種類の性能を比較してみた(2014年10月版)の結果です。
※2015年9月版と2014年10月版では、検証機のスペックが違うので単純比較はできません。
長所
- 1gモデル(TG-K-001-RS)に比べるとコスパは良い
- 2017/01/25時点では、1gモデルが1,500円弱、1.5mlモデルは3,100円強です。
1.5mlは5.55gなので、容量は5倍以上になりますが、価格は約2倍で済むことになります。 - ゴム用へらが使いやすい
- 1gモデルの方に付属しているプラスチックへらを使った時は塗りにくいと感じましたが、1.5mlの方のゴムへらを使ったら思っていたより塗りやすかったです。
薄塗りも問題ありません。
短所
- グリスとしては高い
- あまり性能の変わらないMX-4の場合、3,000円出せば20gモデルが買えてしまいます。
補足
Thermal Grizzly Kryonautシリーズは4モデルがラインナップされており、小さい方から1g、1.5ml(5.55g)、3ml(11.1g)、10ml(37g)となります。
1gモデルでも4~5回塗れるぐらいの量は入っているので、普通の人なら1gか1.5mlで十分です。
3ml、10mlモデルはオーバークロッカーや検証を頻繁に行う方向けになると思います。