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Thermal Grizzly Carbonautのレビュー!CPU・GPU向けの熱伝導シート

Thermal Grizzly Carbonautのパッケージ表側 CPUグリス

CPU・GPU向けの熱伝導シート Thermal Grizzly Carbonautのレビューをします。

同製品は伝導率が62.5W/m・kで、一般的なCPUグリスに比べて高いことが特徴です。

一部の方の間ではクマシートと呼ばれています。

導入する大きなメリットは下記の3つ。

  • グリスを塗ったり、ふいたりする手間がない
  • 何度も再利用できる
  • 密着してCPUがスッポンすることがない

記事内でまとめていますが、サイズによって対応ソケットが違うのでご注意ください。

Thermal Grizzly Carbonautのレビュー

Thermal Grizzly Carbonautのパッケージ表側

Thermal Grizzly Carbonautのパッケージ表側の様子。
こちらには超高性能カーボン製サーマルパッドであることが記載されています。

オーバークロッカーの清水貴裕氏推奨商品(シミオシ)シール付きです。

Thermal Grizzly Carbonautのパッケージ裏側

裏面には主な特徴が多言語で記載されています。

  • 極めて高い熱伝導率
  • 長期安定性に優れる
  • 再利用可能
  • ドライアウト(硬化不良)を起こさない
  • 柔軟性があり密着性に優れる

Thermal Grizzly Carbonautの製品内容(付属品)

製品内容(付属品)は内パッケージとシート本体、取扱説明書、Thermal Grizzly製品であることを表す証明書です。

Thermal Grizzly Carbonautの内パッケージを開封した様子

内パッケージを開封した様子。
シート本体はとても薄い(0.2mm)ので、破らないように注意しましょう。

Thermal Grizzly CarbonautをAMD AM4 CPUに載せた様子

Socket AM4のCPU(AMD Ryzen 7 3800X)の上にシート本体を載せた様子です。

CPU本体のサイズよりは小さいですが、ヒートスプレッダよりは少し大きいサイズ感になっています。

シートに粘着性はありません。

Thermal Grizzly CarbonautをAMD AM4 CPUに載せて横から見た様子

AM4のCPUにシートを載せて、横から見た様子。
ヒートスプレッダより少しはみでていることが分かります。

この状態でCPUクーラーを載せるのですが、CPUグリスとは違うのでグリグリして押し広げる必要はありません。
とにかくズレないようにすることが重要です。

冷却性能について

AMD Ryzen 7 3800XMX-4(CPUグリス)を使用して、冷却性能を比較しました。
クーラーはNoctua NH-U12Aです。

テスト条件は下記。

  • 室温は18℃
  • パソコン起動して5分経過した時の温度をアイドル時、OCCTを走らせて5分経過した時の温度をフルロード時と規定
  • 温度の計測にはOCCT5.5.1を使用
Thermal Grizzly CarbonautMX-4
アイドル時温度42.5℃41℃
フルロード時温度72℃71℃

冷却性能を計測した結果、MX-4より少し落ちる結果となりました。

MX-4自体はCPUグリスの中で優秀な部類なので、十分高性能な熱伝導シートと言えるでしょう。

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長所

グリスを塗ったり、ふいたりする手間がない
CPUグリスとは違い、塗ったりふいたりする手間がなく、塗りムラも発生しません。
またドライアウトも起こさないので、安定的な冷却性能が期待できます。
何度も再利用できる
本体価格はCPUグリスよりも高めですが、何度も使えることを考えるとコスパは良いと言えます。
密着してCPUがスッポンすることがない
AMDのAMソケットはカバーがないため、スッポン(クーラーを取り外す時にCPUも一緒に取れてしまうこと)しやすいですが、同製品には粘着性が全くないのでそういった危険を回避できます。

短所

導電性がある
Thermal Grizzly Carbonautは導電性があるので、端子などに触れないように注意が必要です。

ヒートスプレッダからはみ出た部分は、使用後(CPUクーラー装着後)に切れ目が入ります。

何度も使うと切れ目が広がることが予想されるので、2回目以降は破れが発生していないか確認しましょう。
破れた部分が取れてショートする可能性が気になる人は最初からカットするのもアリです。

対応ソケットとサイズについて

Thermal Grizzly Carbonautは5種類販売されていて、それぞれ対応ソケット(CPU)とサイズが違います。

間違って購入しないように注意しましょう。

Carbonaut 32×32×0.2(TG-CA-32-32-02-R)はIntel 115X CPU用。

Carbonaut 38×38×0.2(TG-CA-38-38-02-R)はIntel 20XXとAMD Socket AM4用。

Carbonaut 51×68×0.2(TG-CA-51-68-02-R)はAMD Socket TR4用。

Carbonaut 25×25×0.2(TG-CA-25-25-02-R)はNvidia RTX 2080(GPU)用。

Carbonaut 31×25×0.2(TG-CA-31-25-02-R)はNvidia RTX 2080 Ti(GPU)用。

まとめ

これまで色々なグリスを試してきましたが、もうThermal Grizzly Carbonautで十分だと感じています。

冷却性能も良いですし、手間がはぶけたり、スッポンの心配がないのも大きいです。

九荻 新
九荻 新

使っているうちに少しずつシートが柔らかくなり、CPU交換時に破れてしまったため、2020年7月現在はSMZ-01Rを使用しています。

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