TP-Link Archer C3150(AC3150)のレビューをします。
C3150はTP-Link社製無線LANルーターのフラッグシップモデルで、電波の飛びが良い所が特徴です。
家の中に電波の届かない場所があって困っているなんて方は、ぜひチェックしていってください。
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac対応 最大2167Mbps + 1000Mbps |
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インターフェイス | 10/100/1000Mbps x 1ポート(WAN) 10/100/1000Mbps x 4ポート(LAN) USB3.0 x 1ポート USB2.0 x 1ポート |
IPv6 | 対応 |
サイズ | 263.8 x 197.8 × 37.3mm |
保証 | 3年 |
メーカー製品情報ページ
TP-Link Archer C3150(AC3150)のレビュー
パッケージはかなり大きめで、約26.5 x 36 x 9cmです。
ハイエンドビデオカードのパッケージと同じぐらいの大きさになります。
パッケージを開けた様子。
製品内容(付属品)は下記。
- ルーター本体
- ACアダプタ
- 保証書
- かんたん設定ガイド
- アンテナ4本
- LANケーブル
電源ケーブルはかなり太めで、取り回しがよくありません。
ルーター用というよりも、液晶モニターやパソコン用のケーブルに近いです。
本体前面の様子。
右側面には何もありません。
左側面にはWi-Fi OnOffボタン、リセットボタン、WPSボタン、USB2.0ポート、USB3.0ポートがあります。
背面にはアンテナの取付場所が4個、WANポート、LANポート x4、電源端子、電源OnOffボタンがあります。
アンテナを付けた様子です。
取付角度については、かんたん設定ガイドに記載があります。
Wifi速度計測
Cloudcheckというアプリを使って、ルーターとスマホ間の速度を計測しました。
比較対象は以前使っていたTP-Link Archer C20(433Mbps + 300Mbps)とNEC AtermWG1800HP2(1300Mbps + 450Mbps)です。
計測場所は、ルーターから50cm、壁を挟んだ隣の部屋、ルーターから一番遠い玄関の3か所としました。
Archer C3150 | Archer C20 | WG1800HP2 | |
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ルーターから50cm | 323.6Mbps (Ping 1.5ms) | 302.6Mbps (Ping 1.9ms) | 351.9Mbps (Ping 0.7ms) |
隣の部屋 | 331.3Mbps (Ping 3.4ms) | 259.7Mbps (Ping 0.7ms) | 339.9Mbps (Ping 2.9ms) |
玄関 | 308.8Mbps (Ping 0.9ms) | 137.9Mbps (Ping 0.8ms) | 209.2Mbps (Ping 2.3ms) |
※Archer C20、WG1800HP2の結果は2016年12月に計測したものです
ルーターから一番遠い玄関でも、速度があまり落ちない結果となりました。
長所
- 電波の飛びが良い
- 速度があまり落ちないことから、充分に電波が届いていることが分かります。
4LDKのマンションでこの結果なので、もう少し広い家でもおそらく問題ないでしょう。
※もちろん、環境やルーターの配置場所などにもよりますが - 管理画面がサクサク動く
- NEC製無線LANルーターの管理画面に比べると、圧倒的に軽いです。
設定か所をクリックしてから、遷移するまでのタイムラグがほとんどありません。 - LEDを消せる
- ルーター本体上面にあるLEDを消灯できるので、寝室に置いても全く気になりません。
- 3年保証である
- ルーターとしては長めの3年保証が付いているので安心です。
短所
- 本体サイズが大きい
- NEC AtermWG1800HP2と比べると、倍以上の大きさがあります。
まぁ、小さすぎて筐体に熱がこもるよりはいいですけどね。
ちなみにC3150の上面を触ってみたところ、ちょっと暖かい程度でした。
- 電源ケーブルがL字コネクタ
- 電源端子の左隣にはアンテナ、右隣には電源ボタンがあるにもかかわらず、L字コネクタが採用されており、収まりが悪くなっています。
ストレートな端子なら邪魔にならないのにと感じました。
思ったこととか
Archer C5400の発売を待つか、ASUS RT-AC88Uを買うか迷いましたが、わたしはC3150を選びました。
C5400を選ばなかった理由は、2016年12月末発売予定のニュースが11月に出てから続報が無く、単純に待ちきれなかったから。
ASUS RT-AC88Uを選ばなかった理由は、値段が約7,000円高いこと、保証が1年短かった(2年保証)から。
結果的にですが、我が家の環境では性能的にも電波の飛び的にもC3150で充分だったので、満足です。
3年間、もしくはそれ以上の期間使い続けるかは分かりませんが、次世代無線LAN規格(IEEE802.11ax)が普及するぐらいまで、持ってくれればなと思っています。