以前の記事でCore W100をレビューしましたが、今回はその拡張ユニット Thermaltake Core P100のレビューをします。
この製品は、Core P100に搭載しているドライブ類、電源、ラジエーターなどを移設できるアイテムです。
ちなみにCore W100とCore P100を合体させると、名称がCore WP100となります。
現在は終売しています。
Thermaltake Core P100のレビュー
パッケージはかなり大きめです。
24インチ液晶モニタのパッケージぐらいはあると思います。
パッケージを開けた様子。
さらに開けると、部品がバラバラの状態で入っています。
これは、Core W100の時と同じです。
量が多いので、付属品の紹介は割愛します。
Core W100の上にCore P100を載せた様子です。
下側にP100、上側にW100を載せることもできます。
※もう少し細かいステップで紹介したかったのですが、時間が無かったのでごめんなさい。
Core P100にファン、ドライブ類、電源を移設した様子。
ファンのところに5インチベイのアイテムを取り付けたり、全体を使ってラジエーターなども設置できます。
Core P100の中を上から撮った様子。
ここにMini-ITXマザーボードを固定するトレイみたいなものがあると面白いかなと思います。
前面側の様子です。
Core P100取り付け前のCore W100。
Core P100取り付け後のCore W100。
角度が少し違いますが、後ろのドアの取っ手との位置関係を見ると、かなり高くなったことが分かります。
長所
- スペースが広くなる
- Core W100はかなり大きめのケースですが、P100を取り付けることでさらにスペースが広がるので、ラジエーターを複数積みたいとか、フィギュアやプラモデルなどを飾りたいなどの願いを実現できます。
- メンテナンスがしやすくなる
- Core W100自体はメンテナンス性の良いケースではありませんので、わたしの場合はこれが目的でした。
SSDやHDDなどを移設できるようになって、満足しています。
短所
- かゆいところに手が届かないマニュアル
- マニュアル通りに進めても、状況によってはやり直しが発生する場合があります。
読みながら組み立てるのではなく、全部読み終えてから組み立てた方が良いでしょう。
これから買う人に注意して欲しいのは、枠組みの支柱には向きがあること、ドライブケージは枠組みができた時点で取り付けることです。
わたしはそこを理解していなかったので、サイドパネルがしまらない(最初からやり直し)、ドライブケージを取り付けられない状況(床板の取り外しが必要)になりました。 - 圧迫感がある
- 以前は机とほぼ同じ高さだったので、気になりませんでしたが、取り付けてからは圧迫感を感じるようになりました。
上と下、どちらに設置するか
Core P100を上下どちらに設置するかですが、下側の方が一般的なようです。
というか、Core P100を上に設置するパターンは説明書に載っていません。
下に設置すると重心が低くなるので、倒れにくくなるでしょう。
ただ、メンテナンス性は低くなります。
上に設置した場合は、サイドパネルと屋根部分から手を入れられるので、メンテナンス性は高いです。
重心は上がるので、バランスは悪くなることが予想されます。
注意点
電源をP100に組み込む場合は、ケーブル長が足りなくなる可能性があります。
PCIE補助電源ケーブルやATX 12Vケーブルなど、電源から一番遠くなる場所を意識しましょう。
SATAケーブルの長さが足りないケースもあるので、注意してください。
思ったこととか
Core W100は約42,000円(購入当時)、P100で約15,000円、買い増ししたSATAケーブル(70cm x4)で3,600円と、ケース周りに60,000円強を使っていることに気付きました。
CPUとかにお金をかけたほうが良いんじゃないかという考えが頭をよぎりましたが、Core WP100は長く使っていけると思うので、納得したことにしたいと思います
実際のところはちょっと失敗したかなと感じていますが。