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本当に軽いウィルス対策ソフトどれだ?6製品を比較検証してみた

PCソフトウェアのアイキャッチ PCソフト

あなたは何を基準にして、ウィルス対策ソフト(セキュリティソフト)を選んでいますか?

ブランド?性能?価格?使い勝手?
まぁ、人それぞれの選び方があります。

最初からPCに入っていたものをずっと使っている方もいるでしょうし、性能が全て、安さこそ命という方もいるでしょう。

そんな中で、今回は軽さでウィルス対策ソフト6種類を比較していきます。

何故、軽さという項目を選んだかというと、誰しもが軽いウィルス対策ソフトを使いたいだろうと考えたからです。

重いウィルス対策ソフトは嫌ですよね?

また、個人的な興味も含まれています。

このウィルス対策ソフトは軽い、重いとレビューする方は沢山いますが、多くは体感による感想です。

体感はもちろん大事ですし、馬鹿にもできません。
ただ、私としては軽さ、重さを実際に数値化してみて、比較した結果が見たくなったのです。

このレビューにどれくらいの人が興味を持つか分かりませんが、ウィルス対策ソフト選びの参考になれば嬉しく思います。

今回、比較に使うソフトは下記の6種類。

  • ESET SMART SECURITY
  • G DATA インターネットセキュリティ
  • ウイルスバスター クラウド
  • カスペルスキー インターネット セキュリティ
  • ノートンセキュリティ
  • マカフィー インターネットセキュリティ

ウィルス対策ソフト6種類の軽さ比較

軽さを比較する為に、下記の5項目を計測します。

アイドル時のCPU使用率とメモリ使用量
アイドル時(パソコンが落ち着いた状態)を、パソコン起動から3分後と規定して、2項目を計測します。
ウィルススキャン時のCPU使用率
rarファイル20個(合計1.9GB)をウィルススキャンして計測。
ウィルススキャン時のメモリ使用量
rarファイル34個(合計3GB)をウィルススキャンして計測。
ウィルススキャンのスピード
rarファイル77個(合計5.3GB)をウィルススキャンして、終了するまでのスピード(所要時間)を計測します。

※CPU使用率,メモリ使用量の計測にはタスクマネージャーを使用。
※rarファイル内にはjpg画像を詰め込んであります。

計測に使ったPC
CPU:Core i7 5820K
メモリ:16GB
※一般向けのパソコンとしては、高性能な部類に入ると考えて下さい。

比較1 アイドル時のCPU使用率

少ない方が優秀。

CPU使用率(アイドル時)順位
ESET SMART SECURITY0%1
G DATA インターネットセキュリティ1.8%5
ウイルスバスター クラウド0%1
カスペルスキー インターネット セキュリティ0%1
ノートンセキュリティ2.2%6
マカフィー インターネットセキュリティ1.3%4

比較2 アイドル時のメモリ使用量

少ない方が優秀。

メモリ使用量(アイドル時)順位
ESET SMART SECURITY99.3MB3
G DATA インターネットセキュリティ77.8MB2
ウイルスバスター クラウド149.6MB5
カスペルスキー インターネット セキュリティ113.2MB4
ノートンセキュリティ16MB1
マカフィー インターネットセキュリティ185.9MB6

比較3 スキャン時のCPU使用率

少ない方が優秀。

CPU使用率(スキャン時)順位
ESET SMART SECURITY20.3%4
G DATA インターネットセキュリティ33.7%5
ウイルスバスター クラウド16.4%3
カスペルスキー インターネット セキュリティ13.1%2
ノートンセキュリティ12.5%1
マカフィー インターネットセキュリティ40.5%6

比較4 スキャン時のメモリ使用量

少ない方が優秀。

メモリ使用量(スキャン時)順位
ESET SMART SECURITY105.1MB3
G DATA インターネットセキュリティ115.5MB4
ウイルスバスター クラウド55.5MB1
カスペルスキー インターネット セキュリティ312.5MB6
ノートンセキュリティ182.9MB5
マカフィー インターネットセキュリティ84.2MB2

比較5 スキャンスピード

短い方が優秀。

スキャン所要時間順位
ESET SMART SECURITY87秒3
G DATA インターネットセキュリティ195秒6
ウイルスバスター クラウド59秒1
カスペルスキー インターネット セキュリティ176秒5
ノートンセキュリティ77秒2
マカフィー インターネットセキュリティ89秒4

まとめ

5つの項目で付いた順位を合計して、総合順位を出した結果が下記となります。

順位合計総合順位
ESET SMART SECURITY142
G DATA インターネットセキュリティ225
ウイルスバスター クラウド111
カスペルスキー インターネット セキュリティ184
ノートンセキュリティ153
マカフィー インターネットセキュリティ225

今回のテストでは、ウイルスバスター クラウドが一番軽いという結果が出ましたがいかがでしょう?

あなたの予想は当たっていましたか?
私の予想はESETだったので、外れてしまいました。

まぁ、何はともあれ、この記事を読んだことで、あなたの中には軽さという軸ができました

あとは、どうやってウィルス対策ソフトを選ぶのかということだけです。

amazon等で値段を確認して、価格と組み合わせるのも良いでしょう。

AVTESTやAV comparativesを参照して、性能(ウィルス検出能力)と組み合わせるという手も有ります。
※ウイルスバスターはTREND MICROの欄を参照

ちなみに、私は現在カスペルスキー インターネット セキュリティ 2015を使用していますが、次の更新時期が来たら、他のソフトに乗り換える予定です。

性能は十分ですし、大きな問題は出ていませんが、ウィルススキャンのスピードが遅い点が不満です。
実際に遅いことが、今回のテストを行って明らかになりましたし。

私としては、スキャンスピード優先で、ウイルスバスター クラウドに行きたいところですが、ちょっとお高い。
誤検知が多めなのも気になります。

ですから、たぶん次はESETを選ぶでしょう。
軽さ、性能、価格のバランスが、よくとれているので。

2015/05/12追記
関連記事を書きました。
私がESETファミリーセキュリティを選んだ理由

その後について

この記事を書いた後、カスペルスキー → ESET → ウイルスバスター → ZERO スーパーセキュリティと色々試してきましたが、現在はカスペルスキーに戻っています。

ESETはわたしのWindows 10環境でブルースクリーンが多発したこと、ウイルスバスターとZERO スーパーセキュリティは誤検知が多くて使いにくかったことから、有効期限が終わる前に使用をやめました。

2018/10/06
関連記事を書きました。
カスペルスキー セキュリティを安く買う方法

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