Logicool SetPointの使い方と設定を紹介します。
SetPointとは、Logicool製マウスのキー割り当て、ポインタ(カーソル)の速度などを設定する為のソフトウェア。
作業効率を上げたい方・マウス操作をより便利にしたい方は、使用することをオススメします。
左右クリック、戻る・進むボタンが使えれば十分だという方は、インストールする必要がありません。
※SetPointでLogicool製キーボードの設定も行えますが、持っていない為、今回の解説対象はマウスのみとなります。
Logicoolサポートで、OSを選びダウンロード、インストールを行って下さい。
SetPointの使い方と設定(マイマウスタブ)
マウス ボタンの設定
このタブでは、ボタンの設定(動作の変更やキーの割当等)を行えます。
ただし、ここで行った設定は、Windows上の全てのプログラムで共通なものとなります。
仮に6番ボタンにEnterを割り当てた場合、IE,Firefox,Excel等、どのプログラムでもEnterキーとして動作します。
プログラム別にボタン設定したい場合は、詳細設定タブから行って下さい。
①でボタンを選択すると、②で該当ボタンがクローズアップされるので確認します。
その後、③で動作(タスク)を選択して、④の適用をクリックで設定完了となります。
①割り当てたいボタンを選択。
②ボタンの場所を確認。
③キーストロークの割当にチェック。
④テキストボックスをクリックして、設定したいキーを押す。
⑤適用をクリック。
ショートカットキーとして有効なものなら、同時押しも設定可能。
Ctrl+c(コピー)、Ctrl+v(貼り付け)、Shift+Ctrl+Esc(タスクマネージャー)など。
ポインタおよびスクロールの設定
- ポインタのスピード
- マウスカーソルの動きの速さを変更できます。
右に目盛を振ると、少ないマウス操作で、カーソル大きく動かすことが可能になります。 - ポインタの加速
- マウスカーソルの移動に加速を付けることができます。
なしの場合は等速でマウスカーソルが動きます。 - スマートムーブを有効にする
- ダイアログのボタン(OK,続行,キャンセルなど)が出た時にマウスカーソルを自動で合わせてくれる機能。
ソフトのインストールの時に便利かもしれません。 - ポインタの軌跡を有効にする
- これは言葉通りで、マウスカーソルに軌跡が付きます。
長いに目盛を動かすと、どういった機能か分かりやすいです。
何かの説明動画を作る時には便利かもしれませんが、通常用途では要らないかと。 - スクロールサイズ
- ブラウザなどで、ホイールスクロールした時に動く量を設定できます。
- スムーズなスクロールの有効化
- ホイールスクロールした時にカクカクしない為の機能。
ただ、この機能が原因で、スクロールやマウスジェスチャーで不具合が出る場合があります。
そういう時はチェックを外して下さい。
マウスのゲーム設定
ゲーム用の設定を行うタブです。
通常時はマウスカーソルの加速ON、ゲーム時は加速OFFといった設定が可能になります。
使い方としては、ゲーム検出を有効、ゲームが検出されたときにゲーム設定を適用にチェックを入れて、各項目を設定していく形です。
速度および加速は、マウスカーソルをSetPointとOSのどちらで制御するかというもの。
チェックを入れ替えるとカーソルの動きが変わるので、好みの方を選べばOK。
詳細設定
プログラム別にキー割り当て・動作を設定できるタブです。
例)サイドボタンの割り当て。
- IEやFirefoxなどのブラウザでは戻る・進む
- テキストエディタではコピー・貼り付け
- 動画再生ソフトでは10秒進める・10秒戻る
通常、ショートカットキーは各ソフト側で設定するものですが、中には設定できないソフトもあります。
そういった時にこの項目を使うと便利です。
<使い方>
今回は例として、VLCメディアプレイヤー(動画再生ソフト)のショートカットキー(ホットキー) Alt+Rightをマウスのサイドボタン(進む)に割り当てます。
Alt+RightはVLC上で、少し先に進むと定義されており、約10秒前に進みます。
③設定したいプログラムの実行ファイル(~.exe)を選択して、開くをクリック。
一般的にプログラムは下記のパスにインストールされます。
C:Program Files
C:Program Files (x86)
※例外はありますし、インストール先を変更した場合は言わずもがなです。
⑥キーストロークの割当にチェック、テキストボックスをクリック、設定したいキーを押す。
ちなみにRightは、→(右矢印キー)です。
Leftは←(左矢印キー)、Upは↑(上矢印キー)、Downは↓(下矢印キー)となります。
⑦終わったらOKをクリック。
更にサイドボタン(戻る)にAlt+Left(少し前に戻る)を設定すれば、テレビ番組のCM飛ばしに役立ちます。
マウスの電池
電池残量を確認できるタブです。
Unifyingの設定
このタブから、Unifyingレシーバー対応機器(マウス・キーボード・テンキーパッドなど)を追加することができます。
SetPointの使い方と設定(ツールタブ)
情報リソース
SetPointのバージョンを確認できるタブ。
システムレポートの保存も行えます。
SetPointのオプション
タスクトレイ(画面右下)のアイコンの表示・非表示、通知内容の設定を行えるタブ。
何も通知したくない場合は、次のことが発生したときに通知するのチェックを外します。
Webアップデートのいますぐチェックをクリックすると、新しいSetPointがないか確認してくれます。
Unifying
少し上で出てきたUnifyingタブと同じです。
補足
今回使用したスクリーンショットは、バージョン6.65.62 + Logicool M950環境下のものです。
バージョンの違いやお使いのマウスによって、設定項目数が変わる場合があります。
ゲーミングシリーズマウスは、Logicool Gaming Softwareでキー割り当てなどを行えます。
※後日、解説記事を書く予定です。
2015/01/10追記
Logicool Gaming Softwareの解説記事を書きました。
Logicool Gaming Softwareの使い方と設定
まとめ
長々と説明してきましたが、大事なのは下記の3タブぐらい。
- ポインタおよびスクロールの設定
- ボタンの設定
- 詳細設定
Logicool製マウスを買ったら、ポインタおよびスクロールの設定で、好みの設定を見つけましょう。
パソコン初心者の方はそれだけで十分です。
割り当てたいキーがある中級者・上級者の方は、ボタン設定・詳細設定でセッティングして下さい。
この3タブの使い方を知っていれば、大抵の場合どうにかなるので、他のタブに関しては忘れてしまって構いません。
もし必要になったら、この記事を読み返せばよいだけですし。