同製品はUWQHD解像度(3440x1440px)に対応した34インチゲーミングモニターで、27インチクラスを遥かに超える迫力と没入感を味わえることが特徴です。
ゲーマーだけではなく、広大な作業領域を必要とするクリエイターにも向いています。
パネル種類(視野角) | VA(178°/178°)、非光沢、 湾曲パネル(R1500) |
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パネルサイズ | 34インチ |
サイズ(スタンドを含む) | 809.0 x 522.0 x 299.0mm |
解像度 | UWQHD(3440 x 1440px) |
リフレッシュレート | 144Hz |
応答速度 | 1ms(MPRT) |
明るさ | 450nits(Max) |
コントラスト比 | 4000:1 |
AMD FreeSync Premium | 対応 |
入力端子 | DisplayPort 1.4[144Hz] x1, HDMI 2.0[100Hz] x2, Type-C(65W)[100Hz] x1, Earphone Jack x1 |
HDR | 対応 |
スタンド | チルト,スイーベル,ピボット,高さ調整対応 |
型番 | PXC348C |
保証 | 3年間(一部パーツは2年間) |
※この記事は製品をご提供いただき、執筆しています
Pixio PXC348Cの外観と付属品
PXC348Cのパッケージサイズは99 x 47 x 22cmで取っ手付きになっています。
パッケージから中身を引き出した様子。
側面には付属品が収まっています。
モニター本体が梱包材に収まっている様子。
包んでいる袋は片面がクッションタイプです。
本体背面の様子。
付属品は下記。
- スタンド
- 台座
- 電源アダプター
- 電源ケーブル
- DisplayPortケーブル(DP1.2,1.5m)
- ねじ
- 取扱説明書(台紙)
スタンド取付口の様子。
周囲の円部分はLED搭載。
VESAは100mmピッチ対応です。
背面左下には電源ボタン兼OSD操作スティックがあります。
背面右下方向には盗難防止用の鍵穴があります。
背面中央下部のカバーを取り外すとケーブルガイドがあります。
使用する場合は少し遊びを持たせてください。
端子類の様子。
左から電源端子、HDMI 2.0 x2、DisplayPort 1.4、Type-C(65W PD対応)、イヤホン端子です。
DP端子以外は100Hzまでの対応となります。
スタンドを取り付ける様子。
背面側の穴にスタンド側のツメを入れて固定する形です。
スタンドを取り外す時はレバーを上に押します。
スタンドのケーブル通しの様子。
使用する場合は端子 → ケーブルガイド → ケーブル通しの順になります。
台座底面側には3つの滑り止めゴムが付いています。
スタンド底面側の様子。
赤枠内は固定用のネジ穴です。
スタンドに台座を取り付ける様子。
固定は3つのネジを締めるだけです。
※プラスドライバーは別途用意してください
本体を正面から見た様子。
背面側のスタンド周りが光っている様子。
OSDメニューでは点灯パターンを変更したり、消灯に設定できます。
側面方向から見ると湾曲していることが分かりやすいです。
最大限上向き(20°)にした様子。
最大限下向き(-5°)にした様子。
モニターを最大限下げた様子。
机からベゼル底面までの距離は約6.5cmです。
左向きにした様子。
右向きにした様子。
左下がりにした様子。
右下がりにした様子。
左右が極端に下がった状態で使うことはまずありません。
水平に調整する時に使用します。
幅140cm x 奥行75cmの机に設置した様子。
台座の奥行が約30cmあるので、使用前に設置場所を確保してください。
壁ピッタリに台座を設置した場合でも15cm強の隙間(壁から背面まで)ができる為、スペースを有効利用したい方はモニターアームの使用をオススメします。
※モニター単体の重さは7.1kgです
実際に使用した時のイメージ。(モニター表面から約80cm)
実際に使用した時のイメージ。(モニター表面から約50cm)
50cmまで近づくと写真には収まらなくなりますが、目の視角には問題なく収まります。
視野角と表示領域、応答速度など
ただ34インチで横幅があるので、正面からズレて使用する場合は27インチ以下の製品よりも角度が付きやすい(色変化しやすい)のでご注意ください。
応答速度は1ms(MPRT)で概ね問題ありませんが、真っ黒なWEBサイトをスクロールする時などは少し残像が見えます。
これはVAパネルによくある傾向です。
斜め上から見た様子。
斜め下から見た様子。
斜め左から見た様子。
斜め右から見た様子。
モニター左上の様子。
上と左右の表示領域はフレームから約6mm内側です。
モニター左下の様子。
下側の表示領域はベゼルから約2.5mm内側になります。
OSDメニューと設定
スティックを押し込まず(メニューを表示せず)に上下左右に倒すと、下記のショートカットが起動します。
上:入力端子の選択
下:明るさの調整
左:プリセットの変更
右:ゲームアシスト(タイマー、クロスヘアー、FPSカウンター)
明るさやFreeSync、表示言語、RGB Light辺りを設定・調整すれば、初期設定としては問題ないでしょう。
OSDメニューのディスプレイでは明るさやコントラストを調整できます。
Colorでは色温度やブルーライトフィルターを変更できます。
ゲーミング設定ではFreeSyncやOverdriveを設定できます。
詳細設定ではHDRとOver Clockを設定できます。
PXC348Cのリフレッシュレートは144Hzですが、Over Clockにすると165Hzに対応することが可能です。
入力では入力ソースの変更やマルチ入力モードを設定できます。
System Setupでは表示言語やRGB Light(背面)の変更を行えます。
※デフォルト表示は英語です
UWQHD対応・非対応時の画面
上記画像のForza Horizon 4のように21:9表示に対応しているゲームの場合、PXC348Cでフルスクリーン表示することができます。
ただし、ゲーム内コンテンツの全てが対応している訳ではありません。
Forza Horizon 4なら場面によって横に黒帯、上横の両方に黒帯が入ることがあります。
Dying Light 2 Stay Humanはタイトル画面とムービーシーンは横に黒帯(16:9表示)、通常のプレイ中は21:9表示という形です。
上の画像はForza Horizon 4を16:9表示(2560x1440px)したもの。
21:9表示に対応していないゲームは画像のように横の黒帯が常に入ります。
一般的な動画は16:9のアスペクト比で作成されているので同様の表示です。
UWQHD解像度の負荷について
高めの設定(Geforce Experience推奨設定)でDyingLight 2は70~80fps前後、Forza Horizon 4(ベンチマークモード)は平均110fps出ます。
設定を調整すれば、もう少しfpsを上げることは十分可能です。
設定は下げたくない、できれば最高設定でという方にはRTX 3070やRTX 3080などをオススメします。
レビューまとめ
画面が大きく横長であることから視線移動は多くなるものの、視野が広い為にゲーム時の索敵などでは有利に働きます。
また多機能スタンドが採用されており、自分の姿勢や座り方に合わせて位置調整をできることもメリットです。
ブラウザやソフトを2~3個横に並べても余裕がある高解像度なので、仕事の際に使えば作業効率向上を期待できます。
広い作業領域が必要なクリエイターの方にも向いているでしょう。
ゲームや仕事に使うモニターを1つにまとめたい方、これまでデュアルモニターを使っていて1枚にしたい方、ソフトを横に並べて頻繁にながら作業を行う方にもオススメできる製品です。