同製品は10Gbps対応PCIe接続のLANカードで、価格が安めであることやCAT6AのLANケーブルが付属することが特徴です。
記事ではベンチマーク結果や動作温度、接続についての補足などを紹介しています。
インターフェイス | PCIe 3.0 x4 ×1, RJ45ギガビット/メガビットポート ×1 |
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ネットワークメディア | 10GBASE-T/5GBASE-T/2.5GBASE-T/ 1000BASE-T/100BASE-TX |
サイズ | 120.8 × 98.2 × 21.5mm |
システム要件 | Windows 10/8.1/8 |
※この記事は製品をご提供いただき執筆しています
TX401の外観と付属品
TX401のパッケージサイズは20 x 15.3 x 4.5cm。
右上にCAT6Aのケーブルが付属していることが記載されています。
パッケージ裏には互換性や主な特徴について英語で書かれています。
パッケージを開封した様子。
製品内容(付属品)は下記。
- LANカード本体
- ロープロファイル用ブラケット
- LANケーブル(CAT6A,1.5m)
- リソースCD
- 保証書
- クイックインストールガイド x2
LANカード本体の様子。
カード裏側にはシリアルナンバーと認証情報が記載されたシールが貼られています。
ブラケット側には接続端子とインジケーターが2個あります。
TX401の初期設定方法
1.PCの電源をオフにして、サイドパネル(側板)を外します。
※電源ケーブルも抜いておきましょう
2.PCIe x4スロットを確認します。
上記画像の赤枠内のPCIeスロットはx16の形状ですが、x4で動作します。
CPUとマザーボードの組み合わせによって動作が変わる場合もあるので、マザーボードのマニュアルやメーカー公式サイトでよく確認してください。
3.TX401を差し込み、ネジ止めします。
4.取り付けが完了したら、PCの電源をオンにします。
5.公式サイトからドライバーをダウンロードして、インストールします。
※末尾_WinがWindows向け、_LinuxはLinux向け
Autorun.exeを実行して進めるだけなので、特に難しいことはありません。
TXG-4000と表示されますが、そのまま進めてOKです。
※ドライバーのインストール時に画面が表示されるので、Aquantia製チップが使われていることが分かります。
6.ドライバーのインストールが終わったら、初期設定は終了です。
気になる方はWindowsキー + Xキー>Mキー>デバイスマネージャーのネットワークアダプター>Marvell AQtion 10Gbit Network Adapterを右クリック>このデバイスは正常に動作しています。と表示されるのを確認してください。
10GbE NAS+SSDを使った時の実行速度
SATA SSDを搭載した10GbE NAS(ASUSTOR AS4004T)をCDMを使ってベンチマークしました。
計測パターンはNASとTX401を直結した場合と10Gbps対応スイッチ(TL-SX1008)を使用した場合の2種類です。
NASとTX401を直結した場合のベンチマーク結果
10Gbpsスイッチを使用した場合のベンチマーク結果
動作温度について
PCIe 3.0 x4接続についての補足
新しめのPCであればPCIe 4.0、もしくはPCIe 3.0に対応しているので特に問題はありません。
ただし、古めのPCを使っている場合はPCIe 2.0にしか対応していないことがあるので、注意が必要です。
PCIe 2.0環境の場合、認識しなかったり、通信速度が遅くなったりすることが考えられます。
レビューまとめ
ベンチマークでも速度が出ていますし、動作も安定しており、さらにCAT6Aのケーブルが付属するのはポイント高いです。
10Gbps動作中は結構熱くなりますが、PCが完全ファンレスだったり、真夏に冷房をつけない部屋で運用するとかでなければ、大きな問題にはならないかと思います。