クアッドコアCPU搭載によりスムーズな通信が行われること、WPA3対応でセキュリティが強化されていることが特徴です。
記事内では外観チェックや設定方法の他に、上位モデルのArcher AX50や下位のArcher AX10との違いについても紹介します。
ワイヤレス規格 | IEEE 802.11ax/ac/n/a 5GHz, IEEE 802.11ax/b/g/n 2.4GHz |
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最大速度 | 1201Mbps (5GHz), 574Mbps (2.4GHz) |
プロセッサー | 1.5GHz クアッドコアCPU |
Wi-Fi暗号化 | WPA,WPA2,WPA3, WPA/WPA2-Enterprise (802.1x) |
ゲストネットワーク | 5GHz ゲストネットワーク x1, 2.4GHz ゲストネットワーク x1 |
インターフェイス | ギガビットWANポート x1, ギガビットLANポート x4, USB 2.0ポート x1 |
アンテナタイプ | 高性能固定アンテナ x4 |
プロトコル | IPv4,IPv6 |
保証期間 | 3年間 |
型番 | Archer AX20 |
※この記事は製品をご提供いただき執筆しています
Archer AX20の外観と付属品
Archer AX20のパッケージサイズは33 x 24 x 7.3cm。
推奨利用環境は戸建てなら3階建、マンションなら4LDK、最大接続台数は36台となっています。
パッケージ裏側にはWi-Fi6の特徴やWPA3対応であることなどが記載されています。
パッケージから中身を引き出した様子。
付属品は下記。
- Archer AX20本体
- LANケーブル
- 電源アダプタ
- かんたん設定ガイド
- Wi-Fi6ルーターにWi-Fi接続できない場合は
- Wi-Fi 情報カード
- GPLライセンスに関するお知らせ
- 修理に関するお問い合わせ窓口(保証書)
本体単体の様子。
アンテナの向きや角度は変えられるので、環境に合わせて調整してください。
本体の前側にはLEDランプが6つあります。
消灯/点灯の設定は本体背面のLEDスイッチ、もしくはルーターの管理画面(詳細設定>システム>LED コントロール)で変更可能です。
本体左側面には何もありません。
右側面も同様です。
本体背面左側にはWPS/Wi-Fiスイッチ、Resetスイッチ、LEDスイッチ、USB2.0ポートがあります。
本体背面中央から右側にはWAN x1、LAN x4、電源ボタン、電源端子があります。
本体底面の様子。
黒塗り部分にはシリアルナンバーやデフォルトのWi-Fi設定情報が記載されています。
Archer AX20を実際に設置した様子。
壁掛けフックを使用する場合は間隔を約21cmにすると、きれいに設置できます。
初期設定方法(手順)
今回はArcher AX20の初期設定をPCで行ってきます。
スマホ+Tetherアプリで設定する場合は、Archer A10 Proのレビューを参考にしてください。
1.WEBブラウザで管理画面のURLにアクセスします。
2.管理者パスワードを作成(2回入力)して、スタートをクリックします。
3.(UTC+09:00) 大阪、東京を選んで、次をクリック。
4.自動検出をクリックして少し待つ>次をクリック。
5.既定のMACアドレスを使用を選んだ状態で次をクリック。
6.ネットワーク名(SSID)とパスワードを入力して次をクリック。
※デフォルトのものを使っても構いません
2.4GHzと5GHzでネットワーク名を分ける場合は、各バンドを別々に設定にチェックを入れてください。
7.接続テストが行われるので、しばらく待ちます。
8.成功しました!と表示されたら、SSIDとパスワードを確認して次をクリック。
9.TP-Linkクラウドサービスとルーターを紐づけする場合はTP-Link IDとパスワードを入力してログイン、しない場合はスキップをクリックします。
このページ下部には設定したSSIDとパスワード、QRコードが表示されるので、写真を保存したりスマホのカメラで読み込んだりしましょう。
10.この画面が表示されたら初期設定は終了です。
お疲れ様でした。
通信速度の計測結果
Netflixが運営しているサイト fast.comでインターネット(Wi-Fi)速度を計測しました。
テスト条件は下記。
- Archer AX20とWi-Fi6対応のスマホ(iPhone SE 第二世代)を5GHz帯(11ax)でワイヤレス接続
- インターネット回線は1Gbps(1,000Mbps)
- 計測場所は自室、和室、玄関の3か所
※自室はルーターを設置した部屋、和室は隣の部屋、玄関は一番遠い場所です
ダウンロード | アップロード | |
自室 | 580Mbps | 620Mbps |
和室 | 570Mbps | 390Mbps |
玄関 | 300Mbps | 250Mbps |
ゲームや動画ストリーミングなどもバッチリで、4LDKマンションの我が家では隅から隅まで電波が届いている状態です。
Archer AX50、AX10との違いについて
3製品で大きく違うのは最大通信速度です。
AX50は2402+574Mbps、AX20は1201+574Mbps、AX10は1201+300Mbpsとなります。
上位のAX50はHomeCare(セキュリティソフト)対応であったり、信頼性が高いIntelのWi-Fiチップ採用であることがメリットとして挙げられますが、少しお高めです。
それに対して下位のAX10は価格が安いですが、5GHz帯のみWi-Fi6対応というデメリットがあります。(2.4GHz帯はWi-Fi6に非対応)
レビューまとめ
下位のAX10との価格差は少ないですし、5GHzと2.4GHz帯の両方がWi-Fi6対応なので、これから買うならAX20を選ぶのがオススメです。
もし予算に余裕があればAX50、2.5Gbps以上のインターネット回線を引いているならAX6000などの上位モデルも選択肢に入れてみてください。