カスペルスキー セキュリティ 2019のレビューをします。
同製品は動作が軽いこと、検知率が高いことが特徴のウイルス対策ソフトです。
OSはWindows、Mac、Android、iOSに対応しています。
2020/04/23追記
現在ソフト名はカスペルスキー インターネット セキュリティで統一されています。
便宜上、記事では2019としていますが、2020年の製品でもUI(見た目)や操作感は同じです。
カスペルスキー セキュリティ 2019のレビュー
カスペルスキーセキュリティのホーム画面。
保護されていますの下にある詳細をクリックすると、ライセンスやプロテクションの状態を確認できます。
スキャンボタンからは完全スキャンや簡易スキャンなどが行えます。
アップデートボタンからは手動アップデートが行えます。
初期設定は自動になっているので、上手くアップデートができない時ぐらいしか出番はありません。
ネット決済保護ボタンからは、ネット決済保護を使用するサイトを管理できます。
プライバシー保護ボタンからは、Webカメラ保護、Webトラッキング防止の設定を行えます。
保護者による管理ボタンからはペアレンタルコントロールの設定を行えます。
※1日あたりの使用時間や休憩時間の設定、アプリケーションの使用制限など
マイカスペルスキーボタンからは、利用中のデバイスをリモート管理できます。
便利ツールボタンからはセキュリティ関連の設定、ネットワークモニター、アプリーケーションの実行管理などを行えます。
左下の歯車アイコンからは各種設定を行えます。
全般設定ではプロテクションのオンオフ、設定のインポート・エクスポート、セキュリティレベルの切り替えを行えます。
プロテクション設定では各項目のオンオフや詳細設定を変更できます。
パフォーマンス設定ではゲームモードの設定などを行えます。
わたしは1項目だけチェック無しにしていますが、全てにチェックを入れてもOKです。
スキャン設定ではセキュリティレベルの変更や脅威検知時の処理を変更できます。
スキャンスケジュールを使用すれば、実行間隔(毎日や平日ごとなど)や実行時間(何時から行うか)を決めて自動スキャンすることが可能です。
詳細設定では各項目の細かい設定を行えます。
少しでも動作を軽くしたければ、表示設定からアニメーションをオフにしましょう。
長所
- 動作が軽い
- アイドルの状態でCPU使用率0.1%、メモリ使用量は70MB弱。
ウイルススキャン時でもCPU使用率2~4%、メモリ使用量は90MB強程度です。
CPU使用率はCPUの性能にもよるので一概には言えませんが、メモリ使用量は多くないので、すごい古いパソコンでなければ軽快に動作します。
実際、性能が低めのノートPCでも使ってみましたが、重いなと感じることはありませんでした。 - ウイルス検知率が高い
- AV-Comparativesによる性能比較テストで7年連続1位、他のウイルス検知テストでも最高評価を受けており、検知力には定評があります。
- 誤検知が少ない
- ウイルス検知力が高いと誤検知(ウイルスではないのにウイルス判定されること)が多くなりがちですが、カスペルスキーは他社製のものに比べるとかなり少ないのでストレスフリーです。
- 設定が簡単
- インストールから設定までほぼおまかせ状態にできるので、PC初心者の方でも問題ありません。
短所
- 価格は安くない
- 日本で販売されているウイルス対策ソフトの中では少し高い部類に入ります。
何よりも価格の安さが優先であればZERO スーパーセキュリティがオススメです。
※ただ、誤検知は多めになります - スキャンの予測時間があまり当てにならない
- ウイルススキャンをすると残り何分と表示されるのですが、実際にかかる時間とかなりズレる場合があります。
ライセンスの種類について
カスペルスキーセキュリティは大きく分けると1台版、5台版、プレミアライセンス版の3種類です。
これに1年、2年、3年の期間が組み合わさる形になります。
例)1台版3年や5台版1年など
- 1台版
- パソコン、スマホ、タブレットなどの中から1台だけで使えるライセンス。
- 5台版
- パソコン、スマホ、タブレットなどに最大5台までインストールできるライセンス。
家族、親戚、友人と分けて使うことが可能です。 - プレミアライセンス版
- インストールできる台数を問わないライセンス。
6台以上もOK。
ただし、購入者本人、もしくは同一世帯の家族が所有する機器でのみ利用可能です。
更新方法について
新規で利用する場合はインストールする時にアクティベーションコードを入力するだけです。
すでにカスペルスキーを使っていて更新したい場合は、画面右下のカスペルスキーのタスクトレイアイコン(緑の盾)をクリック>ライセンス:残り~日をクリック>新しいアクティベーションコードを入力します。
新しいアクティベーションコードを入力すると予約状態になり、古いコードの有効期間が終了した後に自動的に切り替わる形です。
古いコードの期間が無駄になることはありません。
思ったこととか
色々と他社のウイルス対策ソフトを使ってきましたが、誤検知が多かったり、安定しなかったりで、結局カスペルスキーに戻ってきました。
カスペルスキーに戻してからは動作が安定しているので、少なくとも現在のライセンスが終わるまではお世話になろうと思っています。