ASUS ROG MAXIMUS IX HEROのレビューをします。
同製品はLGA1151対応、Z270搭載のマザーボード。
メーカーによれば、質実剛健なゲーマー向けミドルモデルとのこと。
2017/01/14時点の価格は、約35,800円~となっています。
対応CPU | 第7・第6世代 Core i7/i5/i3/Pentium/Celeron(LGA1151) |
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チップセット | Intel Z270 |
対応メモリ | DDR4-4133まで(最大64GB) |
グラフィックス機能 | Integrated Graphics Processor Multi-VGA output support : HDMI/DisplayPort ports – Supports HDMI with max. resolution 4096 x 2160 @ 24 Hz – Supports DisplayPort with max. resolution 4096 x 2304 @ 60 Hz Maximum shared memory of 1024 MB |
マルチGPU対応 | NVIDIA 2-Way SLI AMD 3-Way CrossFireX |
拡張スロット | 2 x PCIe 3.0/2.0 x16 1 x PCIe 3.0/2.0 x16(x2 or x4動作) 3 x PCIe 3.0/2.0 x1 |
ストレージ | x2 M.2 x6 SATA |
LAN | Intel I219V |
オーディオ | ROG SupremeFX 8-Channel High Definition Audio CODEC S1220 |
フォームファクター | ATX |
ASUS ROG MAXIMUS IX HEROのレビュー
注)オーバークロックは行っていないので、期待しないでください。
ASUS ROG MAXIMUS IX HEROのパッケージの様子。
フタを開けるとROGロゴが現れます。
マザーボードはこんな感じで収まっています。
マザーボードの俯瞰画像。
バックパネル側の様子。
マザーボード裏側の様子。
付属品は下記。
- CPU installation tool
- バックパネル
- SATAケーブル 4本
- SLI HBブリッジ
- コースター
- シール
- マニュアル
- ドライバーディスク
- M.2用ねじ
- Q-Connector
- 3D printing mount package
CPU installation toolのマニュアル・CPU・ツールを並べた様子。
CPUにCPU installation toolを取り付けた様子。
赤枠部分に2つずつツメが有って、落下しないようになっています。
CPU installation toolを使って、CPUを取り付けた様子。
この状態でソケットカバーを下ろし、レバーを固定すれば、保護カバーが自動で外れます。
長所
- ファン用端子が多い
- PWM対応のファン端子が多く搭載されているので、SilverStone SST-CPF04のようなハブを別途購入する必要がありません。
- バックパネルのUSB数が充実している
- USB3.0 x4 + USB2.0 x4 + USB 3.1 Type-A + USB 3.1 Type-Cと充実の構成です。
これだけあれば、USBハブは必要ないでしょう。 - USB UEFI BIOS flashback機能がある
- いざという時の機能ですが、CPU・メモリが無くてもBIOSを更新できるのは、安心感があります。
- LED類を全て消せる
- 初期設定ではROGロゴやLEDが光るようになっていますが、BIOS(UEFI)で設定すれば全消灯が可能です。
短所
- USB3.0のヘッダー端子が1つしかない
- PCケース前面IOパネル用のUSB3.0ヘッダー端子は1個だけ。
USB 3.1のヘッダー端子を搭載するのなら、USB3.0端子 x2にして欲しかったです。 - HDMI端子がVer1.4
- HDMIは2.0ではなく、1.4b対応なのでで、解像度が3840×2160の場合は30Hzでしか出力できません。
※DisplayPortは4K解像度でも60Hz出力が可能
補足
わたしは諸事情で個人輸入しましたが、ハイエンドビデオカードとは違い、価格的なメリットはほとんど無いですし、保証もamazon.comの初期不良対応が30日あるだけなので、オススメはしません。
思ったこととか
色々なZ270マザーボードを吟味しましたが、本当に光る製品が増えましたね。
個人的には要らない機能なので、MAXIMUS IX HEROのように全消灯できるのはありがたいです。
あと感じたのは、Q-connectorはやっぱり便利だということ。
マニュアルを見ないで、パワー・リセットスイッチ類を挿し直せるのは楽です。
頻繁に行うことではないですが、メンテナンスやケースを入れ替えるの際の手間が減りますし、今後も採用していって欲しいと思います。
おわり