HPのノートPC dv6-6118TXをSSD化する方法とその効果を紹介します。
だんだんパソコンが遅くなってきた、SSDに交換して高速化したいという方は、ぜひ読んでいってください。
今回は、HDDを別のPCで使っていたSanDisk SDSSDA-240G-J25Cに交換しましたが、同製品はほとんど取り扱いがありません。
新しく購入するのであれば、後継品のSanDisk SDSSDA-240G-J26が良いかと思います。
※SSDは2.5インチサイズであれば、7mm厚・9.5mm厚のどちらでも問題ありません
※HP dv6-6118TXの製品番号は、LZ822PA#ABJです。
2020/04/03追記
上記で挙げたSSDは終息しているので、今交換するのであればSanDisk SDSSDH3-250G-G25やWestern Digital WDS250G2B0Aあたりがオススメです。
予算に余裕があれば500GBを選んでも良いでしょう。
下準備
ノートパソコンのHDDをSSDに交換する場合の手順は、主に下記の2つ。
- リカバリメディアを作成し、HDDをSSDに交換、その後リカバリをかける
- HDDの中身をSSDにクローンして、その後SSDに交換する
環境をそのまま残したかったので、今回は後者を選びました。
クローンをする方法は、Macrium Reflectなどのバックアップソフトを使う方法と、HDDスタンドを使って作成する方法があります。
わたしはソフトを使ってクローンを行いました。
手順については下記記事を参考にしてください。
Macrium Reflect Free Editionでクローンを作成する方法
※バージョンが変わっているので、記事内と現行のソフトのUIが違いますが、基本的な操作は同じです
注)容量が大きいHDDから、容量が小さいSSDに交換する場合は、パーティションサイズの調整が必要になります
クローン元、クローン先のディスクを選んだ上で、Cloned Partition Properties
HP dv6-6118TXをSSD化する手順(HDDを交換する方法)
1.パソコンをシャットダウンします。
2.本体を裏返し、赤枠部分のレバーを左にスライドさせて、バッテリーを取り外します。
3.レバーを右側に動かすと、L字の上部が浮くので、カバーを少しずつ外していきます。
このカバーはネジ止めされておらず、ツメだけで止まっているので、折らないように注意してください。
4.画像の四隅にあるネジを外していきます。
ネジを落とすと厄介なので、先端がマグネットになっているプラスドライバをオススメします。
5.マウンタを持ち上げて、サイドにあるネジを外していきます。
画像では2か所ですが、逆サイドにもあるので、合計4か所です。
注)HDDにケーブルが付いている状態なので、強く引っ張ったりしないでください
6.マウンタを取り外したら、コネクタを外します。
少しずつずらしていくと、外しやすいです。
7.コネクタを取り外した様子です。
ケーブルが細いので、取り扱いには注意してください。
8.コネクタの切り欠きに合わせて、SSDに接続します。
9.コネクタをSSDに取り付けた様子です。
10.マウンタとSSDのネジ穴を合わせて、4か所のネジを締めます。
11.マウンタを取り付けたSSDを収めて、4か所のネジを締めます。
12.ネジを締め終え、元の状態に戻した様子です。
メモリ換装も行なう場合は、ここで行ってください。
13.カバーを元に戻します。
ツメを折らないように注意してください。
14.あとはバッテリーを再接続して、パソコンを起動します。
正常に立ち上がるかを確認してください。
SSD化した効果(結果)
交換前のHDD時は、電源ボタンを押してからデスクトップが表示されるまでに97秒かかっていました。
SSDに交換後の起動時間は90秒になりましたが、7秒しか速くならないのは流石におかしいです。
そこで、Windows 10起動時に暗転が起こり、異常に起動が遅くなる時の対処法に書いたことを試しました。
その結果、起動時間は13秒になり、現在はとても快適です。
思ったこととか
SSD化 + 新しいドライバーのインストールなどをしたことにより、かなりの高速化が実現されました。
HP dv6-6118TXのCPUはCore i7 2630QM(4コア8スレッド)なので、あと数年は戦えるでしょう。
メモリ容量が足らないと感じる方は、4GBを追加し、8GBにするのも良いかと思います。
※使用できるメモリはDDR3のSO-DIMM(1333Mhz PC3-10600 1.5V)です。
※最大容量は4GB x2(合計8GB)まで
わたしは相性問題が起きるのが嫌だっだので、4GB x1の増設ではなく、4GB x2との交換を選びました。
ちなみに、買ったのはTeam製のメモリです。