無料のバックアップソフト Macrium Reflect Free Editionの使い方を紹介しています。
前回(4回目)は、Macrium Reflect Free Editionで復元する方法を紹介しました。
5回目の今回は、Macrium Reflect Free Editionでクローンを作成する方法を解説します。
クローン作成を使うと、OSのクリーンインストール無しに、環境をコピーすることが可能。
ソフトを入れなおす手間が発生しないので、非常に便利です。
特に、PCのHDDをSSDに交換(引越し)する際に重宝します。
注)デスクトップPCの場合は新しいHDD・SSDを接続するだけで済みますが、ノートPCの場合は外付けのドライブケースが必要です。
クローン作成手順
今回は例として、WindowsがインストールされているSSDをクローンします。
1.Macrium Reflect Free Editionを起動します。
2.バックアップするHDD・SSDの左側にチェックを入れます。
デフォルトでチェックが入っているはずです。
3.Clone this diskをクリック。
4.Select a disk to clone toをクリック。
クローン先のドライブを選択します。
5.Nextをクリック。
6.Finishをクリック。
7.クローン作業が始まります。
もしダイアログが出た場合は、よく読んで進めて下さい。
8.クローン作業が終了したら、ソフトを閉じます。
クローン作成後の流れ(交換手順)
1.ソフトを閉じた後、パソコンをシャットダウンします。
2.オリジナルのHDD・SSDを外して、クローン先のディスクを装着します。
注)デスクトップなら電源ケーブル、ノートならバッテリーを外した状態で作業してください。
3.装着・交換作業が終了したら、パソコンを起動してください。
補足
オリジナルとクローンを交換した場合、通常ドライブレター(CとかDなど)の変更は必要ありません。
オリジナルがドライブCであれば、クローンもドライブCとして認識されます。
複数ドライブがあった場合でも、問題なかったと思います。
例外は、オリジナルとクローンを両方付けた状態で、パソコン起動しようとした時ぐらいでしょう。
起動時にどちらのOSで起動しますかと聞かれるので、選んでください。
この場合、選んだOSがドライブC、選ばなかった方がドライブD以降として認識されます。
必要であれば、ここでオリジナルのディスクをフォーマットします。
ただし、クローンのOSが起動していることを必ず確認してください。
確認には、ディスクの管理でドライブレターを見る、オリジナルとクローンのディスク容量の違いで判別するといった方法があります。