HP x360 11-ab051TUのレビューをします。
同モデルはタブレットとしても、ノートパソコンとしても使える2 in 1タイプの製品で、低価格帯(税抜3万円台、2018/03/22時点)ながら128GB SSDが搭載されていることが特徴です。
まずはスペックの確認から始めます。
シリーズ名 | HP x360 11-ab000 |
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型番 | HP x360 11-ab051TU |
OS | Windows 10 Home (64bit) |
ディスプレイ | 11.6インチワイド(タッチ操作対応、光沢パネル) 1366×768 px |
CPU | Intel Celeron N3060 (1.60-2.48GHz/2コア2スレッド) |
メモリ | 4GBオンボード |
ストレージ | 128GB SSD (SATA M.2) |
グラフィックス | Intel HD Graphics 400(CPUに内蔵) |
光学ドライブ | なし |
メディアカードスロット | SDカードスロット |
無線LAN | IEEE802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 対応 |
Microsoft Office | なし |
サイズ | 約300 x 205 x18.5 mm ※最厚部の厚さは20.0 mm |
質量 | 約1.4kg |
バッテリー駆動時間 | 約9時間 |
保証 | 1年間引き取り修理サービス(アップグレード可) |
HP x360 11-ab051TUのレビュー
パッケージの様子。
裏側には保証書が貼り付けられているので、捨てないようにしましょう。
パッケージを開いた様子。
製品はこんな感じで収まっています。
製品内容(付属品)は下記。
- 本体
- ケーブル
- 90°コネクタ
- ACアダプター
- セットアップ手順
- 速攻!HPパソコンナビ
- パソコン生活まるごとガイドブック
ACアダプターにケーブルを接続した様子。
家で使う分にはこちらの方が取り回しが効くので便利です。
ACアダプターに90°コネクタを接続した様子。
外に持ち出す場合は少しでも軽くする為にコネクタを使うのが良いでしょう。
本体天板の様子。
画像では分かりにくいですが、天板全体に横線が入っています。
本体底面の様子。
本体左側面には電源ボタン+インジケーター、セキュリティロックケーブル用スロット、USB3.1 Gen1、イヤホン端子、音量調整ボタンがあります。
本体右側面には電源接続口+インジケーター、HDMI端子(1080p対応)、USB2.0 x2、SDカードスロット、ディスクアクセスランプがあります。
本体後部の様子。
本体を開いた様子。
光沢パネルなので、かなり映り込みしやすいです。
キーボードは日本語配列のファンクションキー有りのタイプです。(84キー)
キーピッチは18.7 x 18.7mm、キーストロークは約1.5mmとなります。
本体を側面からみた様子。
本体を180°開いた様子。
本体を自立させた様子。
本体をタブレット状にした様子。
※タブレットモードに切り替えるとキーボードは無効になります。
ベンチマーク結果
CPUの処理性能を計測するCINEBENCH、ディスク性能を計測するCrystalDiskMarkでベンチマークを行いました。
わたしのメインPCで使っているCore i7 7820X(8コア16スレッド)のスコアは1674cbなので、このスコアはかなり低いです。
動画編集や高解像度の画像編集には向かないことが分かります。
とはいえ、ネットやオフィスの使用など軽めの作業をする分には問題ありません。
最新のSSDに比べると見劣りするスコアですが、HDDに比べればかなり速いです。
CrystalDiskInfoで確認したところ、SanDisk SD9SN8W-128GB-1006というM.2 SSD(SATA)が使われていることが分かりました。
空き容量、CPU・メモリ使用率について
Windows Update後の空き領域は89.2/118GBでした。
これだけの容量があれば大抵の人はこと足りるでしょう。
今後Windows10の大型アップデートが配信されても、問題ないはずです。
パソコン起動後、タスクマネージャーだけを立ち上げた状態でのCPU使用率は6%、メモリ使用率は1.9GBでした。
軽い作業をする分には支障はありません。
ただ、ブラウザで数十タブ開くような使い方をすると、メモリが足りなくなるでしょう。
初期設定直後はバックグラウンドで作業が行われているようで、CPU使用率が高くなります。
作業が終わるまでしばらく放置するか、必要のないプロセスを終わらせましょう。
わたしはOneDriveとwsappx(ストアアプリ関連)を使わない為、設定を変更しました。
長所
- SSDが搭載されている
- 同価格帯のパソコンだと、ストレージが低容量のeMMC or HDDが搭載されていて遅かったりしますが、11-ab051TUにはSSDが載っているので、全体的に動作がキビキビしています。
- 起動が速い
- 電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまでにかかる時間は30秒程度なので、すぐ使い始めることができます。
これもSSDの恩恵です。
短所
- カラーバリエーション・オプションがない
- 現時点では色はスノーホワイトのみで、メモリやSSDの増量オプションはありません。
- ディスクアクセスランプはいらない
- 右側面のディスクアクセスランプが点滅するのが視界に入ると、気が散るので無くして欲しいです。
思ったこととか
わたしはサブPCとして購入しましたが、動作がキビキビしており、非常に満足しています。
同スペックのものを同程度の価格で探すのはかなり難しいので、コストパフォーマンスを優先するなら、HP x360 11-ab051TUは有力な選択肢です。
ただ、上でも書いたように重い作業には向きません(ゲームを含む)。
重い作業をする予定がある方は、もっと高性能なパソコンがオススメです。