
同ソフトはデータの復旧ソフトで、99.7%の復旧率を誇ることが特徴です。
具体的にはハードディスク、ごみ箱、SDカードなどから削除したファイルを復元できます。
EaseUS Data Recovery Wizard公式サイト
※この記事は有料版のライセンスをご提供いただき執筆しています
EaseUS Data Recovery Wizardで出来ること
- ハードディスクやごみ箱から削除したファイルの復元
- フォーマットしたデバイスからの復元
- ウィルス攻撃で紛失したファイルの復元
- 消えたパーティションからのファイル復元
- 外付けデバイス(USBメモリやSDカード)からの復元
- システムクラッシュで消えたデータの復元
- 上記以外の理由で紛失したファイルの復元
※物理損壊を除く

写真、音声、動画、ドキュメントなどのあらゆるファイル形式の復元に対応しており、ローカルメールや圧縮ファイル、exeファイルなどの復元も可能です。
インストール方法について

それは復元作業を行うディスク上に同ソフトをインストールしないこと。
これはデータの上書きを避ける為の措置です。
保存する場所も同様に別のディスクを選択するようにしましょう。
(上書きされると復元できる確率が下がります)
詳しい手順は下記。
※インストール場所は今すぐインストールの画面で変更可能
EaseUS Data Recovery Wizardの公式サイトを開く>無料体験をクリック>ファイルを任意の場所へ保存>ダブルクリックして実行>ユーザーアカウント制御が表示されたら、はいをクリック>今すぐインストールするをクリック(インストール場所を変更したい場合はクリック前に右下をチェックしてください)>しばらく待つ>ソフトが起動したらインストール作業は完了です。
インストール後はデスクトップにショートカットが自動的に作成されます。
有料版の登録(アクティベーション)方法
1.ショートカットなどからソフトを起動します。
2.ソフト右上の鍵アイコン(ライセンス認証)をクリック。
3.ライセンスコードをコピペ>ライセンス認証ボタンをクリックして、少し待ちます。
4.認証が完了しましたと表示されたら登録完了なのでOKをクリック。
5.登録完了後は左上のソフト名が変更(Trial → Professional)され、右上のカートアイコンと鍵アイコンが非表示になります。
Data Recovery Wizardの使い方
今回は使用例として、ごみ箱から削除(ごみ箱を空にするを実行)してしまった画像ファイル100個を復元します。
Cドライブに置いてあったファイルなので、上書き防止の為にDドライブなどに復元・保存する形です。
別のドライブがない場合はUSBメモリや外付けHDDを用意してください。
1.保存に使用するドライブをPCに接続した状態で、ソフトを起動します。
2.ごみ箱をクリックして選択>右下の紛失データの検索をクリック。
3.データの検索が終わるまで少し待ちます。
4.復元したいファイル(今回の例では復元テスト用フォルダ)が見つかった場合はそれにチェックを入れる>右下の復元をクリック。
ファイル数や容量も表示されるので確認しておきましょう。
※見つからなかった場合は最初の画面に戻って、別の場所を検索してみてください
5.復元するファイルの保存場所を選択>右下の保存をクリック。
注意書きが出ている通りに別のドライブを選択してください。
今回はCドライブにあったデータなので、Eドライブ(USBメモリ)に保存することにしました。
6.復元作業が終わるまで待ちましょう。
※復元にかかる時間はPC環境やファイル容量、ファイル数によっても変わります
7.復元が完了しました!と表示されます。
8.復元したファイルの保存先が自動的に開くので、きちんとファイルを確認してください。
(ファイル数、ファイル名、実際に開けるか等)
9.開けないファイルが復元された場合は、Data Recovery Wizardでファイル名をダブルクリック(もしくはファイル選択>右側の確認するをクリック)します。
※今回の画像だと左側にサムネイルが表示されていないもの(045.jpgと056.jpg)が開けないファイルです
10.プレビュー画面が表示されたら右側のご希望のようですにチェック>右下の復元をクリックします。
(ご希望のようですが表示されないファイルもあります)
Data Recovery Wizard Proにはファイル修復機能があり、自動的に修復してくれる事があります(ファイル名_Repairedという名前が付いているファイル)が、うまくいかなかった場合はプレビューから再度復元してみてください。
11.再度復元したファイルを開いて問題がなければ、作業完了です。
使い方についての補足

PCの扱いに慣れていない方や操作方法に不安がある方は、下記のリンクから復元方法や操作ガイドをあらかじめ読んでおくと安心です。
エディションの種類と違いについて

Freeは最大2GBまでデータを復元できる無料版。
外付けデバイスやNASにも対応。
サポートは無し。
Proは復元できるデータ量が無制限な有料版。
年中無休のテクニカルサポート、期間内の無料アップグレード、PC1台用のライセンスが付属。
Techは復元できるデータ量が無制限なのはProと同じ。
起動できないPCのデータ復元にも対応(Proは非対応)した上位有料版。
テクニカルサポートと無料アップグレード加えて、複数のPCで認証が可能、商用利用もできるエディション。
エディションの違いに関する詳細を確認したい方は公式サイトのエディション比較タブをご覧ください。
※上で紹介したものはWindows向けですが、Mac向けバージョンも用意されています
レビューまとめ

一番良かった結果では、100個の画像ファイル中95個が正常に復元(正常にファイルを開ける)、4個は復元できたけど開けない状態(修復しても不可)、1個が紛失したままという感じです。
メーカー公称値の99.7%には届かなかったものの、これは高い数値だと言えます。
過去に誤操作でファイルを削除してしまい、他社のソフトを複数試した際は、ここまで多くのファイルを復元できませんでした。
EaseUS Data Recovery Wizardのような復旧ソフトは、データを紛失した後にインストールしがちですが、上書きを防止し、復旧できる可能性を上げる為にも、前もってインストールしておくのがオススメです。
この記事を読まれた方は日々のバックアップの見直しと共に、インストールの検討をぜひ行ってください。