人手不足が深刻だと言われる物流業界ですが、わたしは割と楽観的に見ています。
直近で言えば、賃上げや労働条件改善などで人員を確保するほかないでしょう。
ただそこを乗り越えられればその先は自動化や機械化、それらの技術進歩によって解決されると考えています。
という訳で、未来の物流を妄想してみたいと思います。
短期的な未来の物流
10年、20年先を見ると自動運転やドローンが導入され、普及していくのはほぼ間違いありません。
現在、配達を行うのは人ですが、配達員も機械化されると予想しています。
配達員の機械化は人型ではなく、四角い箱型に車輪+ロボットアームみたいな形になるのかもしれません。
機械による配達が主流になった時、逆に人による手渡しは高価になったり、特別な意味を持つようになる可能性があります。
ドローンに関しては都心部での利用は難しいところがあるでしょうから、まずは過疎地域や山間部などで始まり、徐々に広がっていくのかもしれません。
自動化や機械化が進んだ結果、物流に関わる人の数は減っていき、人手不足はおそらく解消されるでしょう。
中期的な未来の物流
30、40年先を見ると自動化や機械化が完了し、より速く、より広い地域に物を送れる時代が来るでしょう。
ただ、わたしにはそれがどういった形になるのか分かりません。
自動運転や配達員の機械化、ドローンの他にまた新しい配送方法が生まれるのでしょうか?
アイデアがある人はぜひ教えてください。
長期的な未来の物流
何十年後なのか、100年以上先なのか分からないですが、物流の最終型としては転送装置(ワープ)になるのかなと思います。
注文すると売り主(セラー)が転送し、一瞬で受け取れるみたいなのが理想ですね。
が、安全面や法律面とかの問題もあるので、まずは国や地方、その後に輸出入を行う会社や配送会社、最後に個人に普及する形になるのではないでしょうか。
転送装置が実現した社会なら、一瞬で危険物や違法な物をスキャンし判別する機械があってもよさそうです。
物だけではなく、人を転送できる装置が開発されれば、飛行機はなくなり、空港は転送と入国審査を行うだけの場所になるかもしれません。
そんな時代に国という概念が残っているかは分からないですけど。
予想される犯罪
治安状況や国民性にもよるでしょうが、配達の機械化やドローン化が始まると、それに対する盗賊行為(機械を壊したり、ドローンを落とすなどして物品を盗む行為)が増えるでしょう。
転送装置完成後は危険物の送り付けや違法な物の輸出入などが増えそうです。
上で書いたようなスキャン装置があれば解決するのでしょうが、スキャンを無効・または偽装する箱とかが発明されて、いたちごっこになる可能性もありますね。
思ったこととか
少し前にテレビで、山間部の過疎地に食品や雑貨を軽トラックで販売しに行くという商売を見ました。
その地域に住んでいる年配の方、車を持っていない方には大変喜ばれているようです。
近くはないけど、そう遠くはない未来、物流の進化によって、そういう状況は解決されるかもと考えています。
例えば、食品を扱う会社+自動運転車やドローンを扱う会社+注文システムを持っている会社が合わさって、実証実験も含めて本気でやれば、割と早い段階で普及すると思うんですよ。
山間部や過疎地の各家庭にネット環境が完備されているとは限らないので、テレビや電話で注文できるようにするとか、タブレット型の注文用端末を貸し出すとかは必要でしょう。
ただ、ニーズの違いが問題になる可能性はありますね。
おそらく軽トラックによる販売を利用している人は、販売員さんや近所の人との触れ合いも大事にされていると思うので、いくら便利であっても自動運転車やドローンによる配送はドライで無機質すぎるかもしれません。
このギャップが解決されると良い感じに使われていく気がします。
妄想おわり