バランス出力対応のDAC内蔵ヘッドホンアンプ FOSTEX HP-A4BLのレビューをします。
ただし、わたしの耳はあまり性能が良くないので、音質面での細かい評価は期待しないでください。
FOSTEX HP-A4BLのレビュー
FOSTEX HP-A4BLのパッケージはブラックとクリーム色で構成されたシンプルなものです。
パッケージ裏には端子などの配置図が描かれています。
製品内容(付属品)は下記。
- HP-A4BL本体
- USBケーブル
- ACアダプター
- 底面に貼り付ける丸型のゴム足x4
- 取扱説明書兼保証書
- 電源の取り扱いに関する紙
前面の様子。
左からバランス出力、アンバランス出力、INPUT SEL(入力選択)ボタン、FILTERボタン、GAINボタン、OUTPUT SEL(出力選択)ボタン、ボリューム調整ダイアルです。
ちなみに、ボリューム調整ダイアルは電源ボタンの役目も兼ねています。
ダイアルが一番左の状態だと電源OFF、右に回すと電源ON+ボリュームアップという形です。
側面は両方ともに何もなく、ねじで留められているだけです。
背面の様子。
左からアナログ出力、デジタル入出力(オプティカル)、USB、microSD(ファームアップ専用)、AUTO STANDBY MODEのスイッチ、電源入力端子となっています。
底面には型番やシリアルナンバーが書かれたシールが貼られています。
長所
- PCのオンボードサウンドとは結構音質に差がある
- パソコンのオーディオ端子にヘッドホンを直挿しするとボワついた感じがあったのですが、HP-A4BLに変えてからは全くなくなり、締まった感じです。
また、楽器音・ボーカル表現力や解像度の面でも、かなりの差があることが分かりました。 - 手軽にバランス出力を試せる
- 一般的にバランス出力対応の製品はお高めですが、HP-A4BLは4万円台(購入時の価格は42,999円)とかなりお安いです。
- 発熱が少ない
- OPPO HA-1は天板がかなり熱くなり、暖房機みたいな状態でしたが、HP-A4BLは少し暖かいな程度にしかならないので安心感があります。
- コンパクトである
- 本体サイズは150x157x34mmしかないので、机の上に置いても邪魔になりません。
短所
- オプティカル端子がキツめ
- 動作確認の為にHP-A4BLにオプティカルケーブルを挿そうとしたのですが、なかなか入らずに苦労しました。
- 指紋が付きやすい
- 天板などをさわると簡単に指紋が付き、結構目立ちます。
気になる方は、東レのトレシーなどでマメにお掃除するとよいでしょう。
USBドライバーについて
Windows用 FOSTEX USB Audio Driverのダウンロードページに「Windows10(Anniversary Edition)以降でのご使用はお控え頂きますようお願い申し上げます」と書いてあったり、最新のドライバー(Version 2.2.0)が公開停止になってたりしますが、古いドライバー(Version 2.1.0)+ Windows 10 Fall Creators Update環境でも問題なく動いています。
思ったこととか
アンバランスとバランス出力があり、価格も安めなので、オンボードサウンドからアップグレードしたい方やバランス出力を試してみたい方向けの入門機に向いている製品です。
バランスとアンバランスで結構音が変わるので、わたしは楽しめています。