あなたがCPUクーラーを掃除したのは、いつですか?
綿埃で目詰まりしたままになっていませんか?
たまには掃除してあげないと、冷却効率が落ちてしまいますよ。
というわけで、この記事ではCPUクーラーの掃除方法とその効果を紹介します。
CPUクーラーの掃除方法
<掃除に必要なもの>
- エアダスター
- 無水エタノール
- ガーゼ・綿棒など
1.PCの電源を入れて、軽くクーラーを温めます。
これは、グリスの固着対策です。
2.PCの電源を切る。
ショート防止にケーブルを抜いてしまいましょう。
3.冷めない内にCPUクーラーを取り外します。
4.CPUとクーラー側の接触面のグリスを落とします。
無水エタノール+ガーゼを使えば、簡単に落ちます。
細かい所は綿棒でフォロー。
キムワイプでも可。
ティッシュも使えますが、繊維が残ることがあります。
5.CPUクーラー、ファンのホコリを落とします。
エアダスターである程度の埃は、飛ばせます。
しかし、頑固なものは落ちません。
そういう時は、雑巾か何かで拭きましょう。
濡れ雑巾を使う場合は、固く絞って下さい。
それでもヒートシンクの埃が落ちない場合は、水洗いするのも有りです。
※ファンと分離出来る製品に限る。
ヒートシンクを水洗いした場合は、しっかり乾燥させて下さい。
早く乾かしたい人は、ドライヤーや浴室乾燥機を使うと良いでしょう。
6.CPUにグリスを塗ります。
私は米粒大のグリスを中心に落とすだけにしています。
CPUクーラーを装着すると、自然に広がってくれます。
使っているグリスは、AINEX AS05。
7.CPUクーラーを取付けて、ファンケーブルを接続して終了です。
CPUクーラー掃除の効果検証
アイドル時とフルロード時(使用率100%)のCPU温度を、掃除の前後で計測して効果を検証しました。
※OCCTを使って、負荷をかけています。
<環境>
CPU:Intel Core i7 3930K(6コア12スレッド)
CPUクーラー:noctua NH-D14 SE2011
室温:30.0℃
6コアの平均温度 | |
アイドル時(掃除前) | 36.67℃ |
アイドル時(掃除後) | 34.5℃ |
フルロード時(掃除前) | 56℃ |
フルロード時(掃除後) | 55.17℃ |
まとめ
アイドル時で-2.17℃、フルロード時で-0.83℃という結果になりました。
アイドル時で2℃以上落ちたのは、まずまず良い結果だと思います。
欲を言えば、フルロード時ももう少し冷えて欲しかったですが。
目詰まりしているようなクーラーなら、もっと大きな効果があるかもしれません。
これから暑くなる季節(現在7月半ば)ですし、あなたもCPUクーラーの掃除をしてみてはいかがでしょうか?