この記事では、WordPress高速化プラグイン 5種類の効果検証を行います。
今回、効果検証に使用したプラグインは、以下の5種類。
- Autoptimize
- DB Cache Reloaded Fix
- Hyper Cache
- MO Cache + WP File Cache (単独で動作しないため)
- WP File Cache
効果検証
各プラグインの導入前後の読込時間を計測して、効果を検証していきます。
読込時間の計測には、GTmetrixを使用。
3回ずつ計測して、その中で一番速いものをデータとして採用しています。
Autoptimize
HTML,JavaScript,CSSを最適化するプラグイン。
不要な空白、スペースを自動で削除して、軽量化する効果があります。
結果
2.86秒 → 2.45秒 (-0.41)
DB Cache Reloaded Fix
データベースクエリをキャッシュすることで、クエリ数を減らすプラグイン。
負荷を軽減する効果があります。
結果
3.05秒 → 2.89秒 (-0.16)
Hyper Cache
ページをキャッシュして、表示を高速化するプラグイン。
結果
2.96秒 → 2.58秒 (-0.38)
MO Cache + WP File Cache
翻訳ファイル(.mo)をキャッシュして、ロード時の負荷を減らすプラグイン。
結果
2.95秒 → 2.84秒 (-0.11)
WP File Cache
PHP変数をキャッシュして、クエリ数を減らすプラグイン。
結果
2.94秒 → 2.95秒 (+0.01)
まとめ
DB Cache Reloaded Fix、MO Cache、WP File Cacheは、微妙な結果に。
前2つは少し速くなっていますが、3回の計測を含めると誤差の範囲でしょうか。
少し速い時もあれば、少し遅い時もあるといった感じでした。
WP File Cacheは、残念ながら遅くなりました。
対して、AutoptimizeとHyper Cacheは、良い結果が出ました。
3回全ての計測で、導入前より速くなったのは、この2種類だけです。
特にAutoptimizeは、明らかに読込容量やリクエスト数が減り、評価も高まっているので、入れる価値があるプラグインだと思います。
おまけ
Autoptimize + Hyper Cacheの導入前後の読込時間を計測しました。
結果
2.90秒 → 1.94秒 (-0.96)
たった2つのプラグインで、1秒近い高速化を実現出来ました。
補足
このテストで結果が出なかったからといって、全く効果が無いという訳ではありません。
メモトラの様な零細ブログではなく、記事数が多かったり、多数のアクセスがあるブログなら効果が出る可能性もあります。
実際に自分で計測して、判断するのが良いかと思います。
注意点
プラグイン同士のバッティングには、注意が必要です。
※特にキャッシュ系プラグイン
試してはいませんが、AutoptimizeとHead Cleanerは干渉すると思います。
ちなみに、今回検証した5つのプラグインは同時に使う事が可能です。
私の環境では、バッティングが起きていません。