ゲーミングキーボード Corsair K70 RGB MK.2 LOW PROFILE RAPIDFIREのレビューをします。
同製品はコンパクトであること、入力スピードが速い銀軸(CHERRY MX Speed)が採用されていることが特徴です。
FPSゲームなどの対戦ゲームで少しでも速く入力し、有利に進めたいゲーマー向けのキーボードになっています。
注目のポイントは3つです。
- 入力までの速度が速い
- ボリュームコントローラー周りが便利
- 傾斜が浅い
サイズ | 438(L) x 168(W) x 29(H) mm |
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重量 | 約1.08 kg |
接続 | USB 2.0 |
スイッチ | メカニカルスイッチ Cherry MX Low Profile Speed(銀軸) |
アクチュエーションディスタンス | 1.0mm |
ストローク耐久 | 5,000万回 |
押下圧(キー荷重) | 45g |
レポートレート | 1000Hz |
アンチゴースト/キーロールオーバー | 全キー対応/全キー対応 |
配列 | 日本語配列 |
型番 | CH-9109018-JP |
保証期間 | 2年 |
Corsair K70 RGB MK.2 LOW PROFILE RAPIDFIREのレビュー
Corsair K70 RGB MK.2 LOW PROFILE RAPIDFIREのパッケージサイズは46x21x5cm。
パッケージ裏側には特徴が記載されています。
キーの高さの違いについても図解があり、MX Low Profile Speedスイッチは通常のものより6.6mm低いことが分かります。
パッケージを開封した様子。
製品内容(付属品)は下記。
- FPS/MOBA用キー + 引き抜き工具
- 取扱説明書
- キーボード本体
- リストレスト
キーボード本体の様子。
全体的にキーが近めです。
特に数字キーとF1~キーの間は狭く感じます。
キーボード左半分の様子。
印字の寄せがバラバラなので、デザイン系の仕事の人が見ると泣いて怒りそうです。
※Eキーなどが分かりやすいかと思います
キーボード右半分の様子。
左からプロファイル切り替え、点灯切り替え、WinLockボタンです。
プロファイル切り替えでは設定の入れ替え、点灯切り替えでは明るさの変更と無点灯が行えます。
WinLockではWindowsキーの無効、Alt+Tabの無効、Alt+F4の無効、Shift+Tabの無効を切り替え可能。
どのボタンを無効化するかは、管理ソフトのiCUEで行えます。
右上方向にはインジケーター(NumLockなど)、ミュートスイッチ、ボリュームコントローラーがあります。
その下は一時停止、前の曲、次の曲、再生ボタンがあり、キーボード単体で音楽再生のコントロールが可能です。
USB端子は2つあります。
キーボードだけ使う場合は左側(キーボードアイコンの絵がある方)だけ接続すればOKで、本体側のUSBポートも使う場合は両方を接続します。
USBポートはキーボードの奥側、ケーブルが生えているところの横にあります。
キーボード背面の様子。
左上と右上には傾斜をつけるための脚があります。
横から見るとキーキャップが薄いことが分かります。
背面の脚を立てると傾斜が付き、打ちやすくなります。
リストレストはプラ製なので、クッション性は全くありません。
キーボードにリストレストを接続した様子。
横からスライドさせるとカチッとはまります。
リストレストを付けて横から見た様子。
リストレストを付けて横から見た様子。(脚を立てた状態)
FPS用の交換キーはW,A,S,Dキー、MOBA用はQ,W,E,R,D,Fです。
キーを斜め前から見た様子。
キーキャップを外したスイッチの様子。
FPS用キーに交換した様子。
表面はざらざらした加工がされていて傾斜もついているので、指の感覚だけで判別しやすいです。
その一方Q,Eキーなどが打ちにくくなるので、このまま普段使いするのは厳しいかもしれません。
MOBA用キーに交換した様子。
こちらもざらざら加工+傾斜が付いているのは同様です。
キーキャップ裏側の様子。
K70 RGB MK.2 LPとREALFORCE R2を並べて横から見た様子。
K70 RGB MK.2 LPとREALFORCE R2のキーキャップを並べた様子。
Corsairの方がかなり薄いことが分かります。
RGBを点灯させた様子。
管理ソフトiCUEを使えば、光り方のパターンを変更できます。
RGBを点灯させて、斜め前から見た様子。
隙間から光がもれてくることが分かります。
ケーブルはごんぶとの布巻きになっています。
リアフォのケーブルに比べると4倍ぐらいの太さがあり、取り回しはイマイチです。
打鍵音について
メカニカルキーボードの打鍵音としてはうるさくもなく、静かもなくといった感じです。
静音タイプのリアルフォースと比べるとかなりうるさく感じるので、これまでメンブレンや無接点タイプの静音キーボードを使っていた方は注意が必要でしょう。
短所
- 傾斜が浅い
- キーを入力する際に手首を浮かせる人は問題ありませんが、リストレストに手首を付けた状態で打つ癖がある人には傾斜の浅さが問題です。
付属のリストレストは低いので、手首を付けた状態で数字キーなどを打つとスペースキーやAltキーなどに手がふれて誤爆します。
背面の脚を立てた状態でも同様なので、リストレストを自前で用意するのが一番早い対策です。
わたしはエレコムのMOH-012BKを使っていますが、これだと誤爆することはありません。
長所
- 入力までの速度が速い
- 想像以上にキーを押してから入力までが速いので、コンマ何秒でもゲームを有利に進めたい人に向いています。
最初は速すぎてびっくりするかもしれませんが、しばらく使えば慣れるでしょう。 - ボリュームコントローラー周りが便利
- 音楽を再生しっぱなしで作業する時なんかに、わざわざ再生ソフトを開く必要がありません。
ボリュームコントローラーとその下のボタン類で音量変更や曲の操作が完結するので、とても便利です。
思ったこととか
キータッチのフィーリングは良かったのですが、わたしは異音がする個体を引いてしまい返品となりました。
機会があれば、他のCorsairキーボードやヘッドセットも試してみたいです。
個人的にはVIRTUOSO RGB ワイヤレスゲーミングヘッドセットがとても気になっています。