突然ですが問題です。
第一問
現在(WordPress 4.4.1)における、PHP・MySQLの推奨バージョンはいくつでしょうか?
第二問
あなたがWordPressを使っているサーバーで、動作しているPHP・MySQLバージョンはいくつですか?
第一問は、PHP、MySQLともにバージョン5.6以上が正解です。
この問いにパッと答えられた方は偉い。
運営者の鏡ですね。
第二問の解答は、使っているサーバーによるので、自分で確認してください。
なぜ、このような質問をしたかと言うと、まだ古いバージョンのPHPとMySQLを使っている人がいるかもしれないからです。
WordPressは、PHP 5.2.4以上 + MySQL 5.0以上であれば動きます。
ただ、公式サポートが終了しており、セキュリティ上問題になる可能性があるので放っておく訳にはいきません。
この記事の目的は、PHPとMySQLのバージョンを確認して、必要であれば変更してもらうことです。
後でと言わず、できるだけ早く、可能であれば今すぐチェックしましょう。
これだけで記事を終えるのはあれなので、XSERVERにおけるPHP・MySQLバージョンの確認及び、変更方法を紹介します。
XSERVERでPHPのバージョンを確認・変更する方法
作業前にpublic_html直下にある.htaccessをバックアップしておきましょう。
1.XSERVERのサーバーパネルにログインします。
2.ホームページ欄にあるPHP Ver.切替をクリック。
3.対象ドメインの右側にある選択するをクリック。
4.変更後のバージョンを選択して、右側のバージョンを切り替えるをクリック。
2016/02/02時点の推奨バージョンは、PHP5.6.15です。
それより新しいPHP7.0.0もありますが、WordPressのプラグインが動かない場合があるので、オススメしません。
5.戻るボタンをクリックして、現在のバージョンを確認しましょう。
XSERVERでMySQLのバージョンを確認・変更する方法
作業前にデータベースとwp-config.phpをバックアップしておきましょう。
1.XSERVERのサーバーパネルにログインします。
2.データベースにあるMySQL設定をクリックします。
3.バージョンを確認しましょう。
MySQL5.0になっている場合は、切替を行います。
4.MySQL5.5 ホスト名の右側をコピーします。
5.FTPでwp-config.phpをダウンロードします。
6.テキストエディタで、wp-config.phpを開き、/** MySQL のホスト名 */の該当部分に先程のコピーを貼り付けます。
MySQL5:mysql○○○.xserver.jp
MySQL5.5:mysql○○○a.xserver.jp
7.wp-config.phpを保存してください。
8.サーバーパネル>データベース>MySQL5.5移行ツールをクリック。
9.注意書きをよく読み、MySQL5.5移行ツールの利用を開始するをクリック。
MySQL5.5にユーザが存在しています。MySQL5.5のユーザーは全て削除した上で、移行を行ってください。と表示された場合は、データベース>MySQL設定>MySQLユーザー一覧から削除を行ってください。
10.設定はUTF-8のまま、移行(確認)をクリックします。
11.MySQL5.5へデータベースの追加(確定)をクリック。
12.MySQL5.5移行ツールに戻るをクリック。
13.MySQL5.5用phpmyadminのリンクがあるので、中身を確認します。
14.編集したwp-config.phpをアップロード&上書きして、運営サイトが正常に表示できるかを確認します。
15.バージョンをMySQL5.5に移行する(確認)をクリックします。
再度確認画面が表示されるので、問題なければ(確定)をクリック。
16.サーバーパネル>データベース>MySQL設定をクリックして、バージョンがMySQL5.5となっていることを確認します。
17.もう一度、サイトの表示を確認して、問題がなければ作業終了です。
思ったこととか
私は古いバージョンを使っていることに、つい先日気付きました。
今後はこまめにチェックしないといけないなと考えています。
私と同じような人がたくさんいるとは思いませんが、この記事が確認を行うきっかけになれば幸いです。