
同製品はIPv6 IPoE(IPv4 over IPv6)対応のWi-Fi6ルーターで、最大通信速度は4804+574Mbpsです。
WPA3とHomeShieldに対応し、接続台数が80台と余裕がある設計になっています。
ワイヤレス規格 | IEEE 802.11ax/ac/n/a 5GHz, IEEE 802.11ax/n/b/g 2.4GHz |
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Wi-Fi速度 | 5GHz: 4804Mbps (802.11ax,HT160), 2.4GHz: 574Mbps (802.11ax) |
プロセッサー | 1.5GHz トリプルコアCPU |
Wi-Fi暗号化 | WPA,WPA2,WPA3, WPA/WPA2-Enterprise (802.1x) |
ゲストネットワーク | 5GHz ゲストネットワーク x1, 2.4GHz ゲストネットワーク x1 |
インターフェイス | 1Gbps WANポート x1, 1Gbps LANポート x4, USB 3.0ポート x1 |
アンテナタイプ | 高性能固定アンテナ x6 |
プロトコル | IPv4,IPv6 |
サービスキット | HomeShield |
保証期間 | 3年間 |
※この記事は製品をご提供いただき執筆しています
TP-Link Archer AX73の外観と付属品
Archer AX73のパッケージサイズは41.5 x 26.5 x 9.0cm。
表側にはWPA3やHomeShield(Avira)対応などの特徴が記載されています。
推奨利用環境は戸建ては3階建て、マンションは4LDK、最大接続台数は80台です。
パッケージ右上にはIPv6(IPoE)対応(v6プラス・OCNバーチャルコネクト・DS-Lite)を示すシールが貼られています。
対応のプロバイダー名やサービス名は公式サイトの対応確認済みリストでご覧ください。
パッケージ裏側は主な特徴とその解説です。
パッケージ内の内箱を開封した様子。
製品内容(付属品)は下記。
- AX73本体
- かんたん設定ガイド
- Wi-Fi情報カード
- 保証書
- Wi-Fi6ルーターにWi-Fi接続できない場合は?
- LANケーブル
- 電源アダプター
本体上面はメッシュ状で放熱しやすくなっています。
6本のアンテナは自由に動かせるので、環境に合わせて向きを変更してください。
本体左前にはLEDインジケーターがあります。
右側面にはUSB3.0ポートが搭載されています。
左側面には何もありません。
背面は左側からLED、WPS、Wi-Fi、Resetボタンがあり、続いて1GbpsのLANポートが4つ並んでいます。
LANポートの右にはWANポートと電源ボタン、電源端子があります。
本体底面には横置き用のゴム足が4つ、壁掛け用の穴が2つあり、白塗り部分にはデフォルトで設定されているWi-Fi情報が記載されています。
上面と同様にこちらもメッシュ状です。
AX73を壁掛け設置した様子。
壁掛けフックを約14.3cm間隔に設置すると、ちょうど良い感じです。
初期設定方法(手順)
今回はPCとAX73を有線接続して、初期設定を行っていきます。
スマホアプリでの設定方法はArcher AX90のレビューを参考にしてください。
1.ルーターの管理ページをWEBブラウザで開く>管理者パスワードを2回入力(設定)してスタートをクリック。
2.タイムゾーン(UTC+09:00 大阪、東京)を選択して次をクリック。
3.自動検出をクリック>次をクリック。
※特定の方式を使用する場合はチェックを変更してください
4.既定のMACアドレスを使用を選択>次をクリック。
5.ネットワーク名(SSID)とパスワードを設定して次をクリック。
※5GHzと2.4GHz帯を別々にする場合はスマートコネクトのチェックを外します
6.接続テストが行われるので、しばらく待ちます。
7.自動アップデートの設定を行い、次をクリックします。
※ご自分で管理できるなら今はアップデートしないでもOKです
8.成功しました!と表示されたら、ワイヤレス設定を確認して次をクリック。
9.TP-Link IDでログインする、もしくはスキップをクリックします。
10.管理画面が表示されたら、基本的な初期設定作業は終了です。
あとはお好みで設定を変更してください。
Wi-Fi速度の計測結果
Archer AX73のWi-Fi速度を自宅内の下記3か所で計測します。
※計測にはスマホアプリのCloudcheckを使用
- 自室(ルーターから一番近い場所)
- 和室(ルーターの隣の部屋)
- 玄関(ルーターから一番遠い場所)
自室 | 和室 | 玄関 | |
Archer AX73 | 700.4Mbps | 683.2Mbps | 256.8Mbps |

特に玄関は他の単体ルーターだと200Mbpsを下回ることが多い為、AX73に変更して改善されたと言えます。
上記表の数値は各場所で10回ずつ計測して平均したもので、大きなブレはありませんでした。
我が家は100㎡ぐらいの4LDKですが、どこでも快適にネットや動画視聴などを楽しめる状態がキープできています。
レビューまとめ

エントリー向けのAX20などに比べると価格は少し高いですが、最大接続台数や最大通信速度に余裕があります。
契約しているネット回線が1Gbpsまでで長くルーターを使いたいということであれば、スペックが優れているAX73の方がオススメです。
ちなみに、ネット回線が2.5Gbpsなどの場合はAX90が選択肢に入ってきます。
※以前レビューを書いたので合わせてご覧ください。
