
九荻 新
ROG Strix GS-BE7200Xのレビューをします。
同製品は最大7.2GbpsのWi-Fi 7対応ゲーミングルーターで、10Gbps WANと2.5Gbps LAN(ゲーム専用ポート)を搭載していることが特徴。
発売日は2025/10/31(金)です。
同製品は最大7.2GbpsのWi-Fi 7対応ゲーミングルーターで、10Gbps WANと2.5Gbps LAN(ゲーム専用ポート)を搭載していることが特徴。
発売日は2025/10/31(金)です。
| 通信方式 | IEEE 802.11a, IEEE 802.11b, IEEE 802.11g, IEEE 802.11n, IEEE 802.11ac, IEEE 802.11ax, IEEE 802.11be IPv4,IPv6 |
|---|---|
| Wi-Fi速度 | 5GHz:5764Mbps, 2.4GHz:1376Mbps |
| サイズ | 225 x 90 x 225mm |
| ポート | 10Gbps WANポート x1, 2.5Gbps LANポート x1, 1Gbps LANポート x4, USB 3.2 Gen1 x1 |
| アンテナタイプ | 内蔵アンテナ x8 |
| AiMesh(メッシュWi-Fi) | 対応 |
| 保証期間 | 3年間 |
※この記事は製品をご提供いただき執筆しています
ROG Strix GS-BE7200Xの外観と付属品
ROG Strix GS-BE7200Xの製品内容(付属品)は下記。
- ルーター本体
- 電源アダプター
- LANケーブル
- 保証書(3年)
- 重要なお知らせ!
- Wi-Fi セットアップカード
- クイックスタートガイド(取扱説明書)
- スマートフォンアプリによるセットアップ
本体右側面の様子。
初見の印象としてはルーターの筐体というよりは、ミニデスクトップPCみたいだなと思いました。
正方形のデザインはルーターでは珍しいですし。
使われている素材は割と手の指の跡が付きやすい物なので、気になる方は手袋などをしてください。
本体左側面の様子。
本体正面の様子。
ROGロゴはAURA RGB対応。
右下にある4つの四角はLEDインジケーターで、上からWi-Fi、LAN、WAN、電源の状態を表します。
後述しますが、どちらも消灯可能です。
本体背面に端子類が集められています。
上からWPSボタン、1Gbps LAN x4、2.5Gbps LAN、10Gbps WAN、USB 3.0、電源ボタン、電源端子です。
上面側の様子。
スリットにもROGの文字が入っています。
底面側の様子。
白塗り(シール)の部分にはデフォルトのWi-Fi情報などが記載されています。
リセットボタンは底面側(画像赤枠部分)に配置されています。
ルーター本体を設置した様子。
初期設定方法について

九荻 新
初期設定方法は付属のクイックスタートガイドでかなり丁寧に画像付きで解説されています。
一般的に考えられる下記の4パターンが網羅されているので、設定が苦手な人も困ることはまずないでしょう。
一般的に考えられる下記の4パターンが網羅されているので、設定が苦手な人も困ることはまずないでしょう。
- スマートフォン/タブレットで設定するパターン
- パソコンで設定するパターン(無線)
- パソコンで設定するパターン(有線LAN)
- モバイルアプリで設定するパターン
設定項目の豊富さについて

九荻 新
ここ1年ぐらいで古いモデルを含め、ASUS、TP-Link、バッファロー、NECのルーターを触りましたが、設定項目の豊富さ(多さ)はASUSが一番だと思います。
自分であれこれ設定したい方はASUS製ルーターが向いているでしょう。
設定が苦手な人や簡単な方が好きな人は初期設定が終わった状態のまま使っても全く問題ありませんが、GS-BE7200Xはゲーミングルーターなので、QoSだけでも設定すると良いかもしれません。
※管理画面>ゲームブースト>追加>クライアント名でゲームで使うPCや端末を選択>右側のプラスマーク>左上の適用をクリック。
この設定を行うことで、追加されたデバイスのゲーミングパケットが優先されます。
スマホアプリ(ASUSルーター)を入れている場合でモバイルゲームモードをオン/オフする方法は下記の画像を参考にしてください。
自分であれこれ設定したい方はASUS製ルーターが向いているでしょう。
設定が苦手な人や簡単な方が好きな人は初期設定が終わった状態のまま使っても全く問題ありませんが、GS-BE7200Xはゲーミングルーターなので、QoSだけでも設定すると良いかもしれません。
※管理画面>ゲームブースト>追加>クライアント名でゲームで使うPCや端末を選択>右側のプラスマーク>左上の適用をクリック。
この設定を行うことで、追加されたデバイスのゲーミングパケットが優先されます。
スマホアプリ(ASUSルーター)を入れている場合でモバイルゲームモードをオン/オフする方法は下記の画像を参考にしてください。
AURA RGBとLEDの消灯について

九荻 新
ROGロゴのAURA RGBと正面右下のLEDインジケーター(WAN,LANなどの状態を表すもの)は消灯可能です。
前者は管理画面にログイン>右下のAura RGBの項目で設定。
後者は管理画面>左側メニューの管理>上部メニューのシステム>基本設定内のWPS ボタンの動作をLEDのオン/オフに変更>下部の適用>ルーター背面のWPSボタンを長押しすると消灯できます。
実はルーター内部にも白色LEDがあって、そちらは消せません。
光が漏れない構造なら良いのですが、残念ながら筐体のメッシュ部分から少し漏れる感じです。
私の場合、住環境と管理の都合上、ルーターを寝室に置いているので、夜中に光が漏れてくるのは結構気になります。
せっかくロゴとインジケーターのLEDを消せるようにしているのに、内部LEDの光が漏れてきてしまうのは、私個人としては正直残念です。
前者は管理画面にログイン>右下のAura RGBの項目で設定。
後者は管理画面>左側メニューの管理>上部メニューのシステム>基本設定内のWPS ボタンの動作をLEDのオン/オフに変更>下部の適用>ルーター背面のWPSボタンを長押しすると消灯できます。
実はルーター内部にも白色LEDがあって、そちらは消せません。
光が漏れない構造なら良いのですが、残念ながら筐体のメッシュ部分から少し漏れる感じです。
私の場合、住環境と管理の都合上、ルーターを寝室に置いているので、夜中に光が漏れてくるのは結構気になります。
せっかくロゴとインジケーターのLEDを消せるようにしているのに、内部LEDの光が漏れてきてしまうのは、私個人としては正直残念です。
古いデバイス(レガシーデバイス)を使う場合は

九荻 新
ルーターに接続する端末が新しめの物ばかりなら特に問題がないのですが、古めのデバイスを使う場合は設定が必要です。
私の環境ですと2.4GHzのみ対応のプリンター(brother MFC-J6770CDW)が該当していたようで、設定を行うまでワイヤレス接続できませんでした。
設定方法は管理画面にログイン>左側のネットワーク>該当のネットワーク名(私の場合は2.4GHz帯)をクリック>Wi-Fi7 モードをオフに>下部の適用をクリックするだけです。
※適用クリック後、ネットワークが変更されて端末が再接続するまでに少し時間がかかることがあります
管理画面ダッシュボードのクライアント(~オンライン)をクリック>接続したいデバイス名を確認できたら設定完了です。
私の環境ですと2.4GHzのみ対応のプリンター(brother MFC-J6770CDW)が該当していたようで、設定を行うまでワイヤレス接続できませんでした。
設定方法は管理画面にログイン>左側のネットワーク>該当のネットワーク名(私の場合は2.4GHz帯)をクリック>Wi-Fi7 モードをオフに>下部の適用をクリックするだけです。
※適用クリック後、ネットワークが変更されて端末が再接続するまでに少し時間がかかることがあります
管理画面ダッシュボードのクライアント(~オンライン)をクリック>接続したいデバイス名を確認できたら設定完了です。
Wi-Fi速度の計測結果
FAST Speed Testとスマホを使用して、ROG Strix GS-BE7200XのWi-Fi速度を計測しました。
契約回線は最大1Gbpsで、家は一般的な4LDKマンションです。
計測を行った場所は下記の3か所。
- 自室(ルーターを設置した部屋)
- 和室(ルーターの隣の部屋)
- 玄関(ルーターから一番遠い場所)
| ダウンロード速度 | アップロード速度 | |
| 自室 | 1.0Gbps | 730Mbps |
| 和室 | 500Mbps | 480Mbps |
| 玄関 | 290Mbps | 480Mbps |

九荻 新
ルーターから距離が近いとはいえ、ワイヤレス接続で1Gbpsのダウンロード速度が出たのは初めてなので驚きました。
和室、玄関と距離が離れるに連れて速度は落ちていきますが、単体ルーターの性質としては自然なものです。
また、速度が落ちているとは言っても300Mbpsに近いダウンロード速度なので、大容量ゲームダウンロードや動画ストリーミングも全く問題ありません。
この結果から見て、ROG Strix GS-BE7200Xは4LDKの我が家を十分にカバー出来ていると言えるでしょう。
ルーター設置場所の最適化を行えば、平均速度はもっと上がるかと思います。
和室、玄関と距離が離れるに連れて速度は落ちていきますが、単体ルーターの性質としては自然なものです。
また、速度が落ちているとは言っても300Mbpsに近いダウンロード速度なので、大容量ゲームダウンロードや動画ストリーミングも全く問題ありません。
この結果から見て、ROG Strix GS-BE7200Xは4LDKの我が家を十分にカバー出来ていると言えるでしょう。
ルーター設置場所の最適化を行えば、平均速度はもっと上がるかと思います。
レビューまとめ

九荻 新
Wi-Fi 7対応で10Gbps WANと2.5Gbps LANを1ポートずつ、1Gbpsを4ポート搭載しているのが良いですね。
複数のゲーミングPCやゲーミングデバイスを持っている方も満足度が高い構成になっていると思います。
ゲーミングパケットを最優先化できるゲームブースト機能は、少しでもラグや遅延を減らしたいゲーマーには有用です。
個人的に一番好きな機能はネットワークを任意に追加できるところ。
ゲスト、ゲーム、キッズ、IoT、VPN、MLOが用意されているので、ご自身の状況・環境や所有デバイスなどに応じたネットワークを構成できます。
お値段は決して安くはありませんが、ROG Strix GS-BE7200Xのスペックなら長く使っていけるはずです。
現時点で次世代規格のWi-Fi 8は標準化すら終わっていないので、Wi-Fi 7環境がすぐに旧規格になったり、陳腐化する心配もありません。
ルーターの買い替えを検討中のゲーマーの方は、ぜひROG Strix GS-BE7200Xを選択肢の一つに加えてみてください。
複数のゲーミングPCやゲーミングデバイスを持っている方も満足度が高い構成になっていると思います。
ゲーミングパケットを最優先化できるゲームブースト機能は、少しでもラグや遅延を減らしたいゲーマーには有用です。
個人的に一番好きな機能はネットワークを任意に追加できるところ。
ゲスト、ゲーム、キッズ、IoT、VPN、MLOが用意されているので、ご自身の状況・環境や所有デバイスなどに応じたネットワークを構成できます。
お値段は決して安くはありませんが、ROG Strix GS-BE7200Xのスペックなら長く使っていけるはずです。
現時点で次世代規格のWi-Fi 8は標準化すら終わっていないので、Wi-Fi 7環境がすぐに旧規格になったり、陳腐化する心配もありません。
ルーターの買い替えを検討中のゲーマーの方は、ぜひROG Strix GS-BE7200Xを選択肢の一つに加えてみてください。




























