同製品はWi-Fi 6E対応の無線LAN中継器。
干渉や混雑が少ない6GHz帯のネットワークを使えることが特徴です。
OneMesh対応のルーターと組み合わせればメッシュネットワークを構築でき、他社製ルーターと組み合わせる場合は中継器として動作します。
ワイヤレス規格 | IEEE 802.11ax 6GHz, IEEE 802.11a/n/ac/ax 5GHz, IEEE 802.11b/g/n/ax 2.4GHz |
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最大速度 | 2402Mbps(6GHz), 2402Mbps(5GHz), 574Mbps(2.4GHz) |
アンテナ | 外部アンテナ x4 |
ワイヤレスセキュリティ | 64/128-bit WEP, WPA/WPA2-PSK encryptions, WPA3 |
有線ポート | 1Gbps x1 |
保証期間 | 3年間 |
※この記事は製品をご提供いただき執筆しています
TP-Link RE815XEの外観と付属品
パッケージ表側の様子。
主な特徴が箇条書きで記載されています。
裏面には設置した時のイメージ図が印刷されています。
パッケージを開封した様子。
上の箱に付属品、下側に本体が収まっています。
製品内容(付属品)は下記。
- 中継器本体
- かんたん設定ガイド
- 保証書
- 6GHz Wi-Fiが見つからない/接続できない場合は?
- GNUライセンスに関するお知らせ
本体のアンテナを伸ばした様子。
右側面にはリセットボタン、WPSボタン、ギガビットポートが配置されています。
逆側の側面には何もありません。
背面には法的認証情報とシリアルナンバー、MACアドレスが記載されています。
コンセントに本体を接続した様子。
2個口コンセントの上に本体を設置した場合、一般的なサイズのプラグであれば、下側も同時利用できます。
結構ギリギリなので、充電器や電源アダプターなどの大きめの物は接触する可能性が高いです。
初期設定方法(手順)
今回は他社製のWi-Fi 6対応ルーターと組み合わせて、中継器として設定を行います。
1.Tetherアプリ(iOS / Android)をスマホにインストールして起動します。
利用規約とプライバシーポリシーに同意して(チェックを入れて)、続けるをタップしてください。
※ユーザーエクスペリエンス向上プログラムの参加は任意です
2.TP-Link IDをお持ちの方はログイン、持っていない方は下の作成をタップ。
3.TP-Link IDに使用しているメールアドレスとパスワードを入力して、ログインをタップ。
4.右上のプラスマーク、もしくは下部のデバイスを追加をタップ。
5.中継器をタップ。
6.Power LEDが点灯しているをタップ。
7.位置情報利用許可をオンにして、次へをタップ。
8.接続をタップ。
9.Wi-Fi設定を開くをタップ>中継器のWi-Fiに接続>接続できましたをタップ。
10.少し待ちます。
11.ローカルアカウント管理用のパスワードを入力して、作成をタップ。
12.自分が使用している5GHz Wi-Fi(ネットワーク名)をタップ。
13.Wi-Fiの接続パスワードを入力して、次へをタップ。
14.6GHz Wi-Fiも同様に進めます。
15.2.4GHz Wi-Fiも同様に進めてください。
16.表示されたネットワーク名とパスワードに間違いがなければ、次へをタップ。
17.拡張用のネットワーク名とパスワードを確認して、適用をタップ。
※右側にあるアイコンをタップするとデフォルトの名称_EXT(6GHz帯は_6GEXT)を変更できます
18.設定が適用されるまで待ちます。
19.表示された文を読み、中継器の位置を変更してください。
20.位置変更後にLEDが点灯したら、適切な設置場所ですをタップ。
21.お疲れ様でした。と表示されたら、初期設定は完了です。
ネットワークに接続するをタップして、スマホ側でWi-Fiの設定をしておきましょう。
速度計測(速度変化)
fast.comを使用して、Wi-Fiの実効速度を計測しました。
テストの条件は下記。
- インターネット回線は1Gbps(1,000Mbps)
- 計測場所はルーターを設置した部屋から一番遠い玄関
- ルーター単体と中継器を使用した場合をそれぞれ10回測定して平均を計算
ダウンロード速度 | アップロード速度 | |
ルーター単体 | 300Mbps | 160Mbps |
中継機有り | 350Mbps | 220Mbps |
劇的な速度向上ではありませんが、Wi-Fiの電波状況が安定するというメリットがあります。
ルーター単体では電波の状況を表す扇マークが半分になってしまうのに対して、中継器有りだと常にフル表示になりました。
それによってレイテンシ(遅延時間)も短くなったりするので、Wi-Fiが安定しない環境に中継器を設置することは非常に有用です。
アクセスポイントとして使うには
私の環境(Wi-Fi 6E対応PC)では400~700Mbps程度出ており、Wi-Fiのカバー範囲も広めです。
低価格帯のWi-Fi 6対応ルーターと比べると、より速く、電波状況も安定しています。
RE815Xとの違い
レビューまとめ
Archer AXE75と組み合わせてメッシュWi-Fiを構築しても良し、Deco XE75に追加するのも良いでしょう。
他社製品と組み合わせても問題ありませんが、基本的に中継器として動作する(SSIDが複数になる)点は認識しておいてください。
今現在の本体価格はWi-Fi 6E対応ルーターとほとんど変わらないぐらいなのでちょっと高く感じますが、Amazonの商品ページで割引クーポンが使える場合、結構安くなることがあるので要チェックです。