
同製品は27インチWQHD+100Hzのゲーミングモニター。
USB Type-C端子が搭載されており、対応したノートPCであれば画面出力と充電(65W PD)を1本のケーブルで行うことが可能です。
また、チルト,スイーベル,ピボット,昇降できる高機能スタンドが採用されている為、設置の自由度が高くなっています。
パネル種類(視野角) | IPS(178°/178°)、非光沢 |
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パネルサイズ | 27インチ |
サイズ(スタンドを含む) | 613.9 × 525.3 × 185mm |
解像度 | WQHD(2560 x 1440px) |
周波数 | 100Hz |
応答速度 | 4ms(GTG) |
明るさ | 350cd/㎟ |
コントラスト比 | 1000:1 |
AMD FreeSync Premium | 対応 |
入力端子 | DisplayPort 1.2[100Hz], HDMI 1.4[100Hz], Type-C(USB 3.1 Gen 1)[100Hz], イヤホンジャック |
HDR | 対応 |
スタンド | チルト,スイーベル,ピボット,昇降対応 |
型番 | PX275CP |
保証 | 3年間(一部パーツは2年間) |
※この記事は製品をご提供いただき、執筆しています
Pixio PX275C Primeの外観と付属品
Pixio PX275C Primeのパッケージサイズは69 x 43.5 x 17.2cmで取っ手付きとなっています。
中身を引き出した様子。
側面には付属品が収まっています。
モニター本体が収まっている様子。
つかむ場所が袋ぐらいしかないので、取り出す際は注意しましょう。
付属品は下記。
- 取扱説明書(台紙)
- 台座
- スタンド
- 電源ケーブル
- HDMI2.0ケーブル(1.5m)
- USB Type-Cケーブル(約1m)
本体背面の様子。
背面中央にスタンド取付場所とVESA100mmピッチのネジ穴があります。
その左に端子類(イヤホン、Type-C、DisplayPort、HDMI)、右側は電源端子(ミッキータイプ)です。
背面左下に電源ボタン兼OSD操作スティックがあります。
スタンドを取り付ける様子。
上側のツメを挿してそのまま下ろせば、簡単に固定できます。
スタンドを取り外す時は下側にあるボタンを使います。
台座裏には6つ滑り止めが付いています。
スタンドに台座を取り付ける様子。
ドライバーを使わなくても十分に固定できます。
本体正面の様子。
一番下げると机の上からフレーム下まで約1.7cmです。
撮影している様子が少し映りこんでいますが、電源オン時は気になりません。
最大限上げると机の上まで約16.7cmになります。
最大限左向きにした様子。
当然右向きにもできます。
ピボットで向きを変えた様子。
PX275C Primeは上下左右ベゼルが無い(フレームのみ)ので、マルチモニターをした時に境い目の違和感が少なくなるかと思います。
側面から見た様子。
最大限上向きにした様子。
最大限下向きにした様子。
幅140cm x 奥行75cmの机に設置した様子。
実際に使用した時のイメージ(約80cm)。
実際に使用した時のイメージ(約50cm)。
ピボットを使用した時の裏面の様子。
電源ケーブルは問題ありませんが、HDMIやDP端子はスタンドの内側になる為、注意が必要です。
ラッチ付きで持ち手部分が大きいケーブルだと、スタンドと干渉して挿せないことがあります。
(USB Type-Cやイヤホンは特に問題無し)
※回転できる方向は決まっており、電源端子が下で入力端子が上の向きにはできません
視野角と表示領域、応答速度など

27インチのパネルは24インチクラスに比べて迫力もありますし、WQHD解像度はフルHDに比べるとやはりキレイです。
周波数は100Hzまでなので165や144Hzの製品に比べると負けますが、これまで60Hzのモニターを使っていた方であれば十分滑らかに感じられるかと思います。
応答速度はゲームをしても、その他作業でも気になる場面はありませんでした。
正面から視野角をチェックした様子。
斜め上から見た様子。
斜め下から見た様子。
斜め左から見た様子。
斜め右から見た様子。
フレーム幅は3mm弱で、表示領域はその6mm内側となります。
下側もベゼルが無く、表示領域は同じく6mm内側です。
OSDメニューと設定

他のPixio製品に比べてスティックが短い為、操作性はややピーキーな印象です。
指をスティックの真ん中に置いて操作すると、思い通りに動かせません。
操作時のコツは動かしたい方の逆側に指を置くこと。
もし右に動かしたければ、スティックの左側に指を付けて右に押す感じです。
ディスプレイでは明るさやコントラストを変更できます。
画像調節ではアスペクト比を変更できますが、使う機会は少ないと思います。
Colorでは色温度やブルーライトフィルターを設定できます。
OSD設定では表示言語やOSDメニューの位置を設定できます。
System Setupでは初期化とフリッカーフリーの設定を行えます。
その他では入力端子の選択やミュートの設定などを行えます。
レビューまとめ

また高機能スタンドが採用されており、設置の自由度が高いことからサブモニターとしても扱いやすい製品です。
メインモニターの横にそのままの向きで並べても良いですし、縦向きでWEBブラウザやエディター用などとして使い、効率アップを図ることもできます。
全方向ベゼルレスはマルチモニターをしたい方にはうってつけで、横でも縦でも境目が狭く、目立ちにくくなるのは大きなメリットです。
周波数については100Hzと控えめですが、60Hzモニターからの乗り換えで目の疲れを軽減したいとか、たまにゲームをしたいという用途であれば十分な性能と言えます。
ミドルクラスのゲーミングPCと一緒に使う場合、WQHD解像度で165Hz動作は難しい(特に重いゲーム)ので、100HzのPX275C Primeで全く問題ありません。
ゲームがメイン用途、もしくはハイエンドPCを使っているということであれば、WQHD+165Hz動作に対応したPX277 Primeを選択肢に入れてみてください。